F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2018 ROUND 11 GERMAN GP

2018年07月27日 01時58分47秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 V.ボッタス メルセデスAMG
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
5位 N.ヒュルケンベルグ ルノー
6位 R.グロジャン ハース・フェラーリ
7位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
8位 E.オコン フォースインディア・メルセデス
9位 M.エリクソン ザウバー・フェラーリ
10位 B.ハートレー トロロッソ・ホンダ

 ドイツGPです。スターティンググリッドはポールがベッテル、以下ボッタス、ライコネン、フェルスタッペン、マグヌッセン、グロジャン、ヒュルケンベルグ、サインツと続きます。ってアレッ?ハミルトンどこー?何とハミルトン、予選Q1のマシントラブルで14番グリッドです。この位置からのスタートではさすがに苦戦を強いられそうですが大丈夫、この後復活しますから。って前回からそればっかりですね(汗)。まあ、原因はマシントラブルなので、ハミルトン自体のスピードには問題無いでしょうから這い上がっていくのは目に見えてるんじゃないでしょうか?最後尾とかではなくて、こんな中途半端なポジションにいられると周りの中段グループは、やりずらくてしょうがないでしょうが(笑)。何しろ、いつもは前列に陣取っているマシンが、こんな後方に並んでいるのですからね。ハミルトンの周りだけ、空気がピリピリしてるんじゃないですか?さて、スタートは、ポールのベッテルがホールショット。上位陣は大きな混乱も無く、ほぼグリッドの順にマシンが通過していきます。25周目、先頭のベッテルがピットイン。ソフトタイヤでプッシュしていたライコネンの後方1.5秒の位置に復帰します。ライコネン、ベッテルのオーダーでフェラーリがワンツーで走行を続けます。このままライコネン、久々に優勝か?といきたいところですが、残念ながらライコネンの優勝は今回もおあずけ。この後、順位が二転三転することになります。ワンツーで走行を続けるフェラーリ勢ですが、次第にライコネンのペースが落ちていきます。ベッテルはライコネンに抑え込まれる形となり、無線でチームに訴えます。チームはなかなか動きませんでしたが遂にチームオーダー発令。「直接言いなよ。俺に何をして欲しいんだい?要するにベッテルを先に行かせればいいんだろ?」39周目、ライコネンは渋々ながら指示に応じベッテルを先に行かせました。これでベッテルが先頭に復帰です。そして、44周目このレースの行く末を決定的にする出来事が起こります。雨です!雨が降ってきました!けっこう前から怪しい雲が空を覆っていましたが、遂に雲が泣き出しました。最初に足を掬われたのはルクレール。おそらくターン1だとは思いますが、立ち上がったところでスピン。360°回転して何事もなかった様にそのまま走り去りました。往年のマンセルを思い出しますね(汗)。続いてウェットに履き替えたガスリーが何故かコースアウト。サンドトラップの上を延々と走り続けます。51周目、ライコネンは周回遅れのハースをアウト側からオーバーテイクしようとしましたがコースアウト。「あの周回遅れがカンペキにブロックしやがった」と、悔しがるライコネン。このミスが響いてボッタスにオーバーテイクを許すことになります。そして、このレース最大のアクシデント。先頭を走っていたベッテル、ターン13を曲がり切れずにコースアウトです。「カンベンしてくれ」と叫び、ステアリングを両手でバシバシ叩きつます。地元凱旋が目前だっただけに、悔しがるのも無理はあません。まあ、悔しがった最大の理由は、ハミルトンにランキングで逆転されてしまうことだったとは思いますが。これでセーフティーカーの導入です。各車ピットイン。ここでちょっとしたハプニングが起こります。「ボックス、ボックス」(ピットのことをボックスと呼びます)チームからの指示に従い、ピットロードに侵入するハミルトン。「キミはステイアウトしてるのかい?」「ノー!ステイアウトしてくれ!」ここで、芝生を横切って、ピットロードからコースに戻ります。「IN IN IN IN IN IN IN !」「おまえなあ………、俺はピットに入るところだったんだぞ?」「ああ、ゴメンよ!そまま行ってくれ!」この時、芝生をショートカットした行為が問題となり、レース後スチュワードに呼び出されることになります。結果、懲戒処分のみで、ペナルティを受けることはありませんでした。さて、各チーム共ピット作業がひと段落しレース再開となりますが、ここで、ある意味このレース最大の事件が起こります。セーフティーカー先導でタイヤが冷えてしまい、ペースが上がらないハミルトンに、なんとボッタスが襲い掛かったのです。ターン6のヘアピンでアウトから揺さぶりをかけるボッタス。続くターン7、ターン8でも揺さぶりをかけ続けます。しかしここで緊急連絡(業務連絡?)、チームから無線が入ります。「ヴァルテッリ、ジェイムズだ。ポジションは、そのままでいてもらえるかな?申し訳無いが」「了解、ジェイムズ」テクニカルディレクターのジェイムズ・アリソンに諭されボッタスは矛を収めました。ボッタスとしても、ここで謀反を起こしても得るものは大してありませんからね、さて、その後ハミルトンはペースアップし、ボッタスに4秒以上の差をつけてトップチェッカー。ランキングトップに返り咲きです。しかし、ハミルトン凄いですね~。14番グリッドから優勝ですよ!雨という幸運が味方したとはいえ、キッチリ結果を出してしまう。どんな不利な状況になっても諦めない。このしぶとさがハミルトンの一番怖いとこじゃないでしょうか。まるで、運まで味方につけてしまったかの様な勝ちっぷりでしたね。逆に運に見放されてしまったのがベッテル。序盤から中盤にかけてレースを支配。チームオーダーを発動させ、ライコネンにポジションを譲らせてまで先頭の座に返り咲きますが、雨に足を掬われてコースアウト。ステアリングを叩いて、全力で悔しがるベッテルの気持ちが痛い程わかりますね。さて、予選終了後にベッテルがハミルトンに語ったコメントを覚えていますか?「彼には気の毒に思う」といったことを言っていましたが、まさか!同情を向けた相手に優勝をかっさらわれることになるとは、思いもよらなかったでしょう。これがレースの怖いところですね。ベッテルは、やることなすこと全てが空回りしてしまっている様で、見ていて本当に気の毒になってしまいます(汗)。そして、やはり注目すべきは、このレース最大の事件ですね。セーフティーカーの導入のスロー走行でタイヤが冷えてしまったハミルトン。そのペースの上がらないハミルトンを攻め立てるボッタス。一瞬、何が起こっているのか理解できませんでしたね、マジで。さながら、織田信長に反旗を翻した明智光秀といった感じでしょうか(爆)。ジェイムズ・アリソンの介入が無かったら、そのままバトルは続いていたんじゃないですかね。「ヒヤヒヤさせんなよ」といった感じのトト・ヴォルフの表情が印象的でした(汗)。今回のボッタスの一連の行動が、ちょっとしたイタズラ心なのか、それとも隠し持っていた野心の現れなのかはわかりません。まあ、ボッタスとしても千載一遇のチャンスで、せっかく手に入れたメルセデスのシートですから、そうそう安易にチームの反感を買う様なことはしないでしょう。とはいえ、メルセデスとしては新たな火種ができない様、やきもきしているところだとは思いますが(汗)。

2018 ROUND 10 BRITISH GP

2018年07月14日 23時01分28秒 | Weblog
1位 S.ベッテル フェラーリ
2位 L.ハミルトン メルセデスAMG
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 V.ボッタス メルセデスAMG
5位 D.リチャルド レッドブル・タグホイヤー
6位 N.ヒュルケンベルグ ルノー
7位 E.オコン フォースインディア・メルセデス
8位 F.アロンソ マクラーレン・ルノー
9位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ
10位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス

 イギリスGPです。スターティンググリッドはポールがハミルトン、以下ベッテル、ライコネン、ボッタス、フェルスタッペン、リチャルド、マグヌッセン、グロジャンと続くオーダー。おなじみトップ3に続いて、前回のオーストリアGPでダブル入賞と好調のハース勢が続きます。スタートは2番グリッドのベッテルが抜け出しホールショット。出遅れたハミルトンは更にボッタスにも先行されます。ターン1を抜けた時のオーダーはベッテル、ボッタス、ハミルトン、ライコネンの順。ターン3でライコネンはハミルトンのやや後方に並びつつ侵入を試みますが、突如接触する様な気がして「ヤバい!」と思ったのでしょう。アクシデントを回避すべくブレーキを踏みますがロックさせてしまいハミルトンに接触です。ハミルトンはスピン、コースアウト。この瞬間、皆が「ハミルトン終わった」と思ったでしょう。でも大丈夫、この後ハミルトンは復活しますから。後方ではペレスがスピン。上空からの映像なので小さくしか映っていませんが、グリッドの位置とマシンのカラーリングから判断するとアロンソと接触した模様。コントロールを失ったペレス、その勢いのままピットロードの方へ滑っていきます。って、丁度そこにはピットスタートを選択したウイリアムズのマシンがピットロードから出てくるところでした。割と際どいタイミングで鼻先を掠めたペレス。ピットアウトする方も、まさか横からマシンが滑ってくるなんてことは予想でしないでしょうから、これは焦ったでしょうね。自分はこの一連の成り行きを観て、「大事故っていうのはこういう偶然が重なって起きるもの」なんだろうな、と達観してしまいましたよ。何はともあれ大したアクシデントにならなくて良かったです(汗)。さて、これで先頭はベッテル、以下フェルスタッペン、リチャルド、ライコネンのオーダーとなります。その後、ライコネンはリチャルドをパスしますが、ハミルトンに接触した過度により10秒ペナルティ、後方に下がることになります。さて、ライコネンに撃墜されて最後尾まで転落したハミルトン。転落した筈ですが11周目には7番手まで浮上!マジすか?ハミルトンがコースアウトしてストップした後、全車が通り過ぎるのを確認しているので間違いありません。鬼人の様な恐ろしい勢いで追い上げています(汗)。鬼人と化したハミルトン(汗)、ヒュルケンベルグをズバッとパスして更に順位を上げました。19周目、ピットアウトしたルクレールが突然”ARGHHH!”と声を張り上げています。何事?と思いきや、タイヤがキチンと装着されていなかった模様。ニュータイヤに履き替えて「さあ行くぞ!(キリッ)」という時にホイールがガタついていては、変な声を上げたくなる気持ちもわかりますね。”young star”ルクレール、エスケープゾーンにマシンを止めリタイアです。31周目、ターン1の侵入でエリクソンがコントロールを失い、内側の縁石を掠めながらコースアウト。大して減速もせずにサンドトラップを乗り越えてタイヤバリアに激突。激しいクラッシュにより安否が気遣われましたが、自力でマシンから脱出したので深刻な事態ではないことがわかり一安心。これでルクレール、エリクソンとザウバー勢は全滅です。このクラッシュによりセーフティーカーが導入されます。続々とピットインしてくる上位陣。その中でもクラッシュの直前である30周目にピットインしたリチャルドはセーフティーカーのうま味を生かすことができず順位を落とすことになりました。ピットインせずにステイアウトを選んだメルセデス勢など思惑は様々ですが、ピットインが落ち着いた後は先頭がボッタス、以下ベッテル、ハミルトン、フェルスタッペン、ライコネン、リチャルドのオーダーとなります。ハミルトン、もう既にポディウム圏内にまで追い上げています(汗)。38周目、ターン6でライコネンがフェルスタッペンのインに飛び込みオーバーテイク、と思いきやターン7の立ち上がりでライコネンを大外まくりで抜き返しました。ターン8を立ち上がったストレートでライコネンがインに並びますがフェルスタッペン譲らず。若手世代筆頭の意地で最年長のライコネンを抑え込みました。同じく38周目、ターン9のコプスでサインツがグロジャンのアウト側からオーバーテイクを試みます。この瞬間、グロジャンはテールスライドを誘発してカウンターを当てました。結果、2台は接触。グロジャンの左フロントに右リアを引っ掛けられたサインツのマシンは、右リアを軸に右回転して少し浮きながら再びグロジャンのマシン前部に接触。グラベルベッドに滑り込み2台共にリタイアです。43周目、ライコネンは高速コーナーでフェルスタッペンのアウトに並びかけ、そのまま前にでてオーバーテイク。これでフェルスタッペンとの決着がつきました。46周目、フェルスタッペンはギアがスタックしてスピン、最後尾まで転落しリタイアです。さて、2番手を走行するベッテル、先頭を走るボッタスを攻め立てます。そして、47周目にはターン6でズバッとインに飛び込みオーバーテイク、先頭に返り咲きました。48周目、2番手に転落したボッタスをハミルトンがターン6でインに潜り込んでオーバーテイク、チームメイト同士なので、ここはすんなり行かせましたね。続いて49周目、ライコネンが同じくターン6でボッタスをアウト側からズバッとオーバーテイク。ターン6はどうやら絶好のオーバーテイクポイントになっている様ですね。これで上位陣はリザルトと同じオーダーになりました。そして、接戦を制したベッテルがトップチェッカー、ランキングでもハミルトンに対して有利に立ちました。そして、2位にはハミルトン。スタート直後の接触で最後尾まで転落しました。この瞬間誰もが「ハミルトン終わった」と思ったでしょうが、何ということでしょう。匠の手に掛かれば………、ってそれ違うから!職人が棚作ったり、手すり付けたりする訳じゃないですから!でも、この文章の流れでも当たらずとも遠からじ、という感じがするのでこれもありかな、と思ったりもします(汗)。話を戻しますが、匠のハミルトンが最後尾から2位まで挽回してきました。これがハミルトンの怖いところですね。アクシデントがあっても、キッチリとリカバリーしてくる。現在、ドライバーズランキングではベッテルが8ポイント程リードしていますが、いつひっくり返されてもおかしくない程度の差です。相変わらずランキング争いの相手に楽をさせてくれないハミルトン、今シーズンもランキング争いは最後までもつれ込みそうですね。2016年のロズベルグは本当に最後の最後まで苦しめられました。最終戦、ハミルトンの執念のスロー走行。あの走りは、後々のF1の歴史に残るんじゃないですかね、黒歴史としてだと思いますが(爆)。

2018 ROUND 9 AUSTRIAN GP

2018年07月07日 22時39分41秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
2位 K.ライコネン フェラーリ
3位 S.ベッテル フェラーリ
4位 R.グロジャン ハース・フェラーリ
5位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ
6位 E.オコン フォースインディア・メルセデス
7位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
8位 F.アロンソ マクラーレン・ルノー
9位 C.ルクレール ザウバー・フェラーリ
10位 M.エリクソン ザウバー・フェラーリ

 オーストリアGPです。スターティング・グリッドはポールがボッタス、2番手がハミルトン。メルセデス勢、フロント・ロウ独占です。以下、ライコネン、フェルスタッペン、グロジャン、ベッテル、リチャルド、マグヌッセンと続きます。ってマジすか?ハースのグロジャンがベッテルよりも前のグリッドですよ!とはいっても、ベッテルはペナルティで3グリッド降格した訳で、純粋な速さでグリッドが決まったのでは無いんですけどね。とはいえこのオーダー、ついつい何かを期待してしまいますね。スタートはポールのボッタスが出遅れてハミルトンがホールショット。その後にライコネン、フェルスタッペンと続きます。ボッタスは4番手に転落。ライコネンはスタート直後に、ボッタスとハミルトンの間をこじ開ける様にして割って入って来ました。続いてターン3、ライコネンはハミルトンに対してアウト側から被せてきますが、縁石を超えて大きくアウト側に孕んでしまいます。明らかにオーバースピードでカウンターを当てながら縁石の外側を立ち上がるライコネン。それでも、ハミルトンの後ろでコースに復帰。後方のフェルスタッペンをブロックして牽制しながら続きます。さて、4番手に転落したボッタスですが、クリアな状態でターン3を立ち上がります。ライコネンとフェルスタッペンは絡みながら走行していた為加速が鈍ったのでしょうか。ボッタスはターン4でアウト側から、その2台の前に出てメルセデス1-2体制を取り戻します。この様子をモニターで観ていたトト・ヴォルフ、メッチャ嬉しそうでした(笑)。それにしてもボッタス、いつの間にか迫ってきていましたね。ライコネンとフェルスタッペンも直前まで気が付かなかったんじゃないでしょうか。正に気配を感じさせない、忍びの様な距離の詰め方でしたね(汗)。さて、その後方ではターン6でフェルスタッペンがライコネンのインに潜り込み、ターン7の立ち上がりで前に出ます。この時のマシンの挙動を観る限り、軽くですが間違いなく接触していますね。リザルトを見ればわかると思いますが、このオーバーテイクが勝負を決した瞬間と言えるのではないでしょうか。それにしても完璧な布陣に見えるメルセデス勢、どこに負ける要素が転がっているのでしょうか?と言ってるそばから14周目、ボッタスがギアボックストラブルでリタイアです。「シュッポンシュッポン」と異音を響かせながらギアがスタックしてしまいました。この音はもう、明らかにダメそうな音ですね(汗)。早くも暗雲立ち込めてきたメルセデス勢。これで孤立無援となったハミルトンは不利な戦いを強いられることになります。ボッタスのストップによりVSC発動となりますが、上位陣の中でハミルトンだけがピットインせず。VSC解除後、後方からはリチャルドがファステストを連発し、20周目にはライコネンをアウト側からズバッとオーバーテイク。3番手に浮上します。フェルスタッペンはハミルトンと同タイムで走行を続けます。ファステストを連発してギャップを築こうという目論見があったのでしょうがハミルトン、実際にファステストを出しているのはリチャルドでした。計算が狂い、止む無くここでピットイン。これで順位は先頭がフェルスタッペン、以下リチャルド、ライコネン、ハミルトンのオーダーとなります。38周目、ペースの上がらないリチャルドをライコネンがターン4でアウト側からズバッとオーバーテイクし返します。続く39周目には同じくペースの上がらないハミルトンをベッテルがターン3でインに飛び込みオーバーテイク。その際に、ハミルトンに幅寄せをした様にみえるのは気のせいでしょうか?これで、先頭がフェルスタッペン、以下ライコネン、ベッテル、ハミルトン、リチャルドのオーダー。フェラーリ、いつの間にか2-3態勢となっております。ペースの上がらないハミルトンは、ライバルに成す術も無くズルズルと後退していきます。54周目、絶好調男(勝手に命名、中畑清のパクリではありませんよ?)のリチャルドがエンジントラブルでリタイア。一時はファステストを連発し、周りに警戒感を抱かせましたが次第にペースが落ち、最後はこの様な結末となりました。63周目、ハミルトンはエンジントラブルでパワーダウン、ピットからの指示でマシンを止めてリタイアとなります。今シーズンは特にパワーユニットの使用制限が厳しく、「パフォーマンスではなく、エンジンのマネージメントで勝負が決まるのはおかしい」という様なことをハミルトンが言っていましたが、本当にそう思いますね。ハミルトンは今シーズン初のリタイア、そしてメルセデス勢が全滅するのも初となっております。さて、先頭をひた走るフェルスタッペン、終盤に猛追してきたライコネンから逃げ切りトップチェッカーです。前々回のカナダGPで3位、前回のフランスGPで2位と徐々に調子を上げてきたフェルスタッペン、今シーズン初勝利となりました。ここはチームの地元、そして大勢のファンの見守る中で結果を出したのですから、まさにこの上ないシチュエーションですね。スタンドがオレンジ色のシャツを着たファンで埋まっていました。まさにオレンジ軍団!(これはサッカーオランダ代表の愛称)ちなみに自分はカナダGPの回で、マクラーレンのマシンのカラーリングがオレンジになったのは、創設者のブルース・マクラーレンの祖国、ニュージーランドのナショナルカラーにちなむ、といったことを書きましたが、これは間違いです。正しくはマクラーレンのコーポレートカラーによるものでした。謹んでここにお詫びします。やっぱり、うろ覚えで書いてはいけませんね(汗)。それにしても、レッドブルの2人は観てて飽きないですね。人間なので結果に多少むらがあるのは仕方がないとしても、モナコGPで勝ったリチャルド、今回オーストリアGPで勝ったフェルスタッペン。いい感じでポイントランキングを引っ掻き回してくれています(もちろん褒め言葉ですよ?)。ファンタジスタが、たった一回のプレーで観衆を魅了してしまう様に、この2人には何か人を惹きつける華を持っている気がします。さて、先ほどからジワジワと伏線を張っていますが、そう!現在サッカーW杯真っ盛りです。残念ながらベルギー戦、日本代表は負けてしまいました。史上初のベスト8を賭けての戦いでしたが、勝利を目前にしながらまさかの逆転負け。2-0から逆転負けって精神的ダメージ大きいですよね?2点リードで守りに入った(そうじゃないと思いたいですが)日本と、追い詰められて「キュウソネコカミ」の状態に陥って本気を出したベルギーとの差が出たのでしょうか。詳しい話は専門の人にお任せしますが、「惜しい」(前回に引き続き)試合ランキングの上位に入るのは確実ですね。ちなみに、日本代表が負けたショックでヤケになって道頓堀に飛び込む人も現れたとか。そうか、その手があったか!別に阪神が優勝した時じゃなくても飛び込むのはありだったんですね?まあ、飛び込みたい人は何だかんだ理由を付けて飛び込む様な気がしますが(笑)。ちなみに、道頓堀はドブ川並みに水が汚いので、飛び込むのは自己責任ということらしいです。鯉が泳いでいるからって、水が綺麗だなんて勘違いしちゃいけませんよ!鯉という魚は恐ろしく生命力が強く、ドブ川でも平気で生きていける程の強さの持ち主なのです。しかも、他の水棲生物をガンガン食べて生態系を破壊してしまうので、海外では「侵略的外来種」として警戒されているのです。なので「鯉が棲んでいる=ドブ川」という認識の方が正解かも知れません。実際、自分が住んでいる近隣の、匂いがツンとする様なドブ川でも鯉は平気で生活していますからね(本当)。さて、話は逸れてしまいましたが(まだ逸れていますが)サッカーW杯、日本は負けたものの、しばらくW杯は続くので、何だかんだで連日サッカーの話題はTVで事欠くことは無いでしょう。世界最大のスポーツイベント、サッカーW杯開催期間中ということで、ある種狂気をはらんだ盛り上がりをみせております。が、あえてここで言っておきたいことが。サッカーもいいけとF1もね!、ということで(どいういうことで?)次週トリプルヘッダー3戦目のイギリスGPです(やっと戻ってきました)。クルーの皆さん、お体大丈夫ですか?関係者にとっては「死のロード」ともいえるこの3連戦。本家の「死のロード」よりも1ヶ月早い展開となりますが、本家の期間中に開催される6試合よりは少ないレース数なのできっと耐えられる筈です、ガンバレ!(比較する対象が何もかも違っているのはきっと気のせい。最後また話が逸れてしまいました。今回は何のブログなのかサッパリわからない展開ですね。汗)。