F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 6 MONACO GP

2013年05月30日 23時23分10秒 | Weblog
1位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
2位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
3位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
4位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
5位 A.スーティル フォースインディア・メルセデス
6位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
7位 F.アロンソ フェラーリ
8位 J.ベルニュ トロロッソ・フェラーリ
9位 P.ディ・レスタ フォースインディア・メルセデス
10位 K.ライコネン ロータス・ルノー

 モナコGPです。伝統のこの1戦、何とメルセデスのロズベルグが勝ちました!昨シーズンの中国GP以降、パッとした成績を出せていませんでしたが(ポールは獲れてましたが)、まさかここモナコでやってくれるとは思いませんでしたね。しかも、ポール・トゥ・フィニッシュというオマケ付き。「マグレだなんて言わせないぜ!」と得意がっているロズベルグのドヤ顔が脳裏に浮かんできますな(笑)。さらにオマケがついて、親子二代でモナコウィナーは初とのことです。ということは、ヒル親子もビルヌーブ親子ピケ親子も成し遂げていなかった、ということですね。ちなみに、グレアムとデーモンのヒル親子は初、というか唯一の親子二代チャンピオンです。さて、喜びに沸くメルセデスのピットですが、そんなおめでたい雰囲気をぶち壊したのが「ロス疑惑」………、じゃなくてメルセデスによる「タイヤテスト疑惑」です(爆)。ちなみに「ロス疑惑」とは三浦和義という人が夫妻ともどもロスで銃撃事件に遭い妻が死亡、夫が悲劇の主人公になるが、実は保険金目当てのやらせだったのではないか、というものです。当時はスゴイ騒ぎだったんですよ、本当に。え~話が大きくそれてしまいましたが(汗)、「タイヤテスト疑惑」はスペインGP後にピレリとメルセデスが秘密裏に行ったということです。ここで問題なのは秘密裏に行った、ということ。抗議しているチーム関係者の沸点はおそらくここに違いありません。「トップチームの我々を出し抜くとはけしからん」、ということなんでしょうね。でもここで本当に重要なのは使用したマシンが何年落ちか、というもの。2年落ち以上であればレギュレーション上問題ありませんが、そうでないとするとさあ大変、メルセデスには何らかのペナルティが下されることは間違いありません。今シーズンはチームオーダー問題などモメごとが多いです。「マルチ21だろ、セブ!」とはマレーシアGPでのウェーバーの名セリフ。おそらく「マルチ21」は今年の流行語に………、ならないでしょうね、きっと(ショボーン)。さて、今回のモナコGPは接触や事故が多かったですが、マッサが1コーナーのサン・デボーテで激しいクラッシュ。ここは、ピット前、上り坂のストレートを駆け抜けて右に直角に曲がるタイトなコーナーです。マッサは自力でマシンから脱出したものの、衝撃の影響でしばらく座り込んで動けずにいました。頑丈なカーボンファイバーのノーズが砕ける程ですから、その衝撃の激しさは伺い知れようというもの。マッサは2009年のハンガリーGPで、前方を走っていたバリチェロのマシンから外れたダンパーが280km/hで走行中にヘルメットに直撃、意識を失いアクセルを踏んだままタイヤバリアに激突するというアクシデントに見舞われています。その後体調は順調に回復、しばらくは成績不振に陥っていましたが、昨シーズン後半から本来の速さを取戻しつつありました。成績が上向いてきたこのタイミングでのクラッシュですから、精神面で影響が出ないか不安なところではあります。かつて、タイトル争いをした程の男が、冴えないナンバー2ドライバーに成り下がってしまうというのも悲しいですからね。

ROUND 5 SPANISH GP

2013年05月17日 08時18分24秒 | Weblog
1位 F.アロンソ フェラーリ
2位 K.ライコネン ロータス・ルノー
3位 F.マッサ フェラーリ
4位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
5位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
6位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
7位 P.ディ・レスタ フォースインディア・メルセデス
8位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
9位 S.ペレス マクラーレン・メルセデス
10位 D.リチャルド トロロッソ・フェラーリ

 スペインGPです。予選はロズベルグがポール、ハミルトンが2番手と何とメルセデスがフロントロウ独占です。しかし、メルセデス勢、決勝ではペースが上がらずにズルズルと後退。予選はいいが、決勝ではイマイチというバーレーンGPと同じパターンに陥っています。一方大きくジャンプアップしてきたのが5番グリッドスタートのアロンソ。スタートでライコネンとハミルトンをパス、一気に3番手に浮上しました。最初のピットストップでベッテルの前の2番手で復帰。その後程なくして先頭に躍り出ます。アロンソとマッサ、フェラーリの2台がレースをリードしていきますが、ライコネンがプッシュ。ピットストップしたアロンソを逆転、先頭に立ちました。しかし、せっかく先頭に立ったライコネン、コースに復帰してきたアロンソのタイヤが新品だったということもあり、あっさり首位の座を明け渡してしまいます。まさに「三日天下」といった状況ですが(汗)、しぶとくフェラーリ2台の間に割って入り2位でフィニッシュ。ポイントランキングで1位のベッテルに4ポイント差で食らいつきます。一方のアロンソ、ライコネンをパスした後は着実にリードを広げ、最後のピットストップも余裕のマージンをもって行い、ライコネンの遥か前方でコースに復帰。母国ファンの声援を受けて先頭でチェッカーを受けました。昨シーズンも母国優勝を果たしているアロンソ。不利な状況からの逆転優勝、感極まって表彰台で涙をみせていましたね。今回は余裕の勝利だったせいか、堂々とガッツポーズを決め誇らしげにしています。スペインといえばサッカー(リーガ・エスパニョーラ)が大人気ですが、アロンソの活躍で負けず劣らずF1もかなり人気が上がってきている様です。さて、予選ワンツーだったメルセデスはどうなったかといいますと、ロズベルグが6位、ハミルトンに至っては入賞圏外の12位というショボーンな結果に。期待を持たせておいてこれは無いだろ?と思ったのは、どう考えてもドライバー本人たち。メルセデスの課題はいかに決勝のペースを上げるか、ということですね。さて、次回はモナコGP。何気にウェーバーが得意とするコース。昨シーズンも勝利し、2010年シーズンも勝利しています。最近はベッテルにやられっ放しですが、そろそろいわせてやらないと気が済まない、と思っている筈。マレーシアの借りはモナコで返してやるぜ!江戸の仇を長崎で討つですな(いやそれ違う意味だから)。