F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 10 GERMAN GP

2012年07月27日 21時30分53秒 | Weblog
1位 F.アロンソ フェラーリ
2位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
3位 K.ライコネン ロータス・ルノー
4位 小林可夢偉 ザウバー・フェラーリ
5位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
6位 S.ペレス ザウバー・フェラーリ
7位 M.シューマッハ メルセデスAMG
8位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
9位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
10位 N.ロズベルグ メルセデスAMG

 ドイツGPです。ポールポジションスタートのアロンソが、バトン、ベッテルの猛追を振り切りポール・トゥ・フィニッシュ。今シーズン3勝目でランキング2位のウェーバーに30ポイント以上の差をつけました。さて、今回はこの3つ巴のバトルに思わぬ闖入者、じゃなくて思わぬ刺客が。何と周回遅れのハミルトンが2位を走行していたベッテルをオーバーテイク!これで、頭を押さえられる形となったベッテルは、次のピットストップでバトンに先行されてしまいます。結果として、ベッテルの順位に影響を与えたと思われるハミルトンの不可解なオーバーテイクですが、審議対象にはならなかった模様。ハミルトン的には、ピットアウトした直後に手ごろな相手がいたのでちょっかいを出してみたくなった、というとこなんでしょうか。話は変わりますが1993年の日本GPで、当時ジョーダンをドライブしていたエディ・アーバインが先頭を走っていたセナにラインを譲らなかったこと、そしてレース終盤、勝利を確信してクルージングしているセナを、やはりアーバインがオーバーテイクしたという出来事がありました。この不遜な態度に激昂したセナは、レース後アーバインに詰め寄りクレームを言ったのですが、やはり不遜な態度のアーバインに業を煮やしたセナが、あやうく殴りそうになるという事態にまで発展しています(周囲の懸命な制止で何とか未遂に)。尚、アーバインはこのレースがデビュー戦であり、6位入賞とともに当時最速のドライバーを向こうに回して一歩も引かないという、色々な意味で衝撃的なデビューを飾ったのでした(爆)。ハミルトンとアーバインのケースは、周回遅れが先頭グループのマシンをオーバーテイクするという珍しいハプニングですね。さて、可夢偉ですが久々の入賞、4位です。12番グリッドスタートながら、ライバルとは違うミディアムタイヤでのスタート。第1スティントを引っ張り9位に浮上。レース中盤には先頭グループと遜色の無いタイムで走行。暫定ながらもファステストラップを連発する好走をみせます。残念ながら4位を走行していたライコネンを捕らえることは出来ず、5位でフィニッシュ。しかし、2位フィニッシュのベッテルが、バトンをアウト側からオーバーテイクした過度により、レースタイムにプラス20秒のペナルティ。バトン、ライコネン、可夢偉の順位が繰り上がりました。結果、可夢偉のリザルトは4位に。仮にライコネンを捕らえていたならば表彰台だったのに、と思うと非常に悔しいですね。とはいえ、これで悪い流れを断ち切れたという事実は大きいです。前回のイギリスGPではピットクルーを撥ねてしまうというミステイクの上に、入賞まで逃すという散々な週末でした。それに比べれば正に天国と地獄。今の可夢偉は波に乗っているに違いありません。次週はダブルヘッダーのハンガリーGP。上昇気流に乗った可夢偉の更なる活躍を期待しない訳にはいかないっしょ?(と、調子に乗っていつもと違う語調に)

ROUND 9 BRITISH GP

2012年07月14日 00時16分33秒 | Weblog
1位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
2位 F.アロンソ フェラーリ
3位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
4位 F.マッサ フェラーリ
5位 K.ライコネン ロータス・ルノー
6位 R.グロジャン ロータス・ルノー
7位 M.シューマッハ メルセデスAMG
8位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
9位 B.セナ ウイリアムズ・ルノー
10位 J.バトン マクラーレン・メルセデス

 イギリスGPです。皆さんご存知の様にイギリスでは今月末、ロンドン五輪が開催されます。イギリスGPの開催日を7月の初旬に設定したということは、五輪とのコンフリクトを避ける為であるのは明らかですね。さすがバーニー、その辺は抜かりなく手を打っています。観客を取り合う様なことになっては収益が落ちてしまいますからね。というより、単純に混乱を避ける為だとは思いますが。ちなみに、オリンピックは新聞等で五輪と表記されますが、オリンピックを五輪と最初に訳したのは読売新聞の記者で川本信正という人らしいです。確かに、オリンピックの旗には五つの輪が描かれていいますね。まったく上手い訳をしたものです。もしも、自分だったら間違いなく「五輪ピック」と訳していることでしょう(爆)。さて、ロンドン五輪ピック(違)ですが、やはり日本勢、マラソンは厳しそうですね。ハイスピード化が止まらないアフリカ勢に苦戦を強いられそうです。かつては、日本のお家芸といわれたマラソンですが、金メダルはアテネの野口みずきが最後という残念な状況。北京五輪では入賞すらできませんでしたからね(ちなみに五輪の入賞は8位以内です)。やはり期待できるのはもう一つのお家芸、柔道でしょうか。しかし、柔道も外国人選手の躍進が目覚ましく、今回も日本勢は苦戦を強いられそうな予感。外国人選手は柔道以外にも格闘技をたしなんでいたりするので、組み合いの展開の仕方にも引き出しの数が多い外国人選手が有利に試合を進めることが多いそうです。ちなみに、柔道日本代表は北京五輪で男女合わせて4人の選手が金メダルを獲得しています(谷亮子は銅メダル)。さて、ここは何のブログデスカー?という感じになってきたので本題に戻ります(汗)。予選ポールポジションはアロンソ。このポジションからのスタートは2年振りとのことです。何度も優勝争いをしている活躍からすると以外な感じもしますね。まあ、それだけアロンソがレース巧者であることの証明でもあるといえるでしょう。ポールスタートのアロンソ、2番グリッドスタートのウェーバーを序盤から引き離しにかかります。このままアロンソの3勝目決定か?と思われた矢先、意外な展開が。2回目のピットストップでソフトタイヤを履いたアロンソ。このタイヤのパフォーマンスが予想以上に悪く、2番手のウェーバーに一気に詰め寄られてしまいます。そして、ウェーバーはアロンソをあっさりかわしてトップの座に。そのまま逃げ切り今季2勝目を挙げました。そして、表彰台では例のハイジャンプが。しかし、本当にヤバいくらい高く跳んでいますね(汗)。喜びを表現するにはピッタリのパフォーマンスかも知れません。本日はいつもより高く跳んでおりま~す(染之介・染太郎風に。爆)。さて、可夢偉ですが今回は残念な結果に終わってしまいました。2回目のピットストップでタイヤをロックさせてしまい、ピットクルーを数人撥ねて3人に怪我を負わせてしまいました。自身の成績も11位と振るわず散々な週末に。後輩である同僚のペレスに先を越されているという焦りもあるのでしょうが、ここはグッとこらえて欲しいですね。可夢偉の本当の実力は皆が認めるところ。焦らずに自分のパフォーマンスを最大限に発揮することに集中すれば結果は自ずと出てくる筈です。