F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 14 SINGAPOREAN GP

2012年09月29日 01時10分43秒 | Weblog
1位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
2位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
3位 F.アロンソ フェラーリ
4位 P.ディ・レスタ フォースインディア・メルセデス
5位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
6位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
7位 R.グロジャン ロータス・ルノー
8位 F.マッサ フェラーリ
9位 D.リチャルド トロロッソ・フェラーリ
10位 S.ペレス ザウバー・フェラーリ

 シンガポールGPです。F1カレンダーで唯一のナイトレースです。強力な照明をガンガン使っていますが、どんなに頑張っても、さすがに太陽の明るさには及びませんので、やはりドライバー的にはコースが見づらいそうです。さて、スタートはポールのハミルトンがポジションキープ。今回のキーマン、ベッテルが3番グリッドスタートから2番手に浮上します。2番グリッド、驚異のフロントロウ獲得のマルドナドはスタートで出遅れ、ベッテルとバトンに先行されてしまいました。オーダーはハミルトン、ベッテル、バトンの順。先頭を快走するハミルトンですが、ギアトラブルでリタイア。アロンソとのチャンピオンシップを戦う上で、このリタイアは痛いですね。レースの方はカーティケヤンのクラッシュによりセーフティーカーが導入されます。事故処理が終わり再スタート、と思いきや、その直後にシューマッハがベルニュに激しく追突!またも、セーフティーカーの導入となってしまったのでした(汗)。スロー走行が続いた為、2時間ルールの適用が気になってきました。さて、今度の再々スタートは無事に決めることができました。代わって先頭に立ったベッテル。快調に飛ばし、独裁体制を敷いて……じゃなくて、独走態勢を築いていきます。そして、2時間ルールが適用され、2周短縮でレースが成立。ベッテル、第4戦のバーレーン以来となる勝利を久々に得ることができました。2位は確実に周回を重ねていたバトンが入りました。一時期の不調からは完全に立ち直れた様ですね。3番手を走っていたマルドナドはマシントラブルで残念ながらリタイア。一度優勝の経験があるマルドナド、結果はリタイアとなりましたが、今一度の優勝への確かな手応えをつかめた様です。3位はしぶとく走ったアロンソ。チャンピオンシップ上で、この3位15ポイントは大きいですね。最大のライバルであるハミルトンがリタイアでノーポイントで終わっていますが、代わってやんちゃ坊主のベッテルが優勝したことで2位に浮上です。ベッテルは珍しくチームメイトのウェーバーに後れを取っていましたが、タイトル争いの急先鋒に名乗りを挙げました。さて、次は遂に日本GP。最近の可夢偉は残念ながら、やることなすこと裏目裏目に出ている感がありますが大丈夫。きっと、地元パワーが炸裂していい結果が出るに違いありません(と激しく期待)。

ROUND 13 ITALIAN GP

2012年09月15日 03時41分08秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
2位 S.ペレス ザウバー・フェラーリ
3位 F.アロンソ フェラーリ
4位 F.マッサ フェラーリ
5位 K.ライコネン ロータス・ルノー
6位 M.シューマッハ メルセデスAMG
7位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
8位 P.ディ・レスタ フォース・インディア・メルセデス
9位 小林可夢偉 ザウバー・フェラーリ
10位 B.セナ ウイリアムズ・ルノー

 さて、伝統のイタリアGP、今回はハミルトンが勝ちました。ポール・ポジションスタートのハミルトン。スタートも上手く決め序盤から早くも独走の構えに入ります。更に、チームメイトのバトンもマッサをオーバーテイクし2番手に浮上。マクラーレンがワンツー態勢を築きます。中盤以降もこのペースを維持していたマクラーレン。不調から復活したバトンを引き連れてハミルトン、このままワンツー・フィニッシュか?と思われましたが33周目に異変が起きました。バトンがマシントラブルで突然マシンを止め、リタイアです。そして、バトンなき後ハミルトンは悠々自適のクルージング態勢に入りましたが、そこに思わぬ伏兵が!何とペレスがマッサとアロンソを難なくオーバーテイクし(!)2番手に浮上。先頭を行くハミルトンを猛追し出したのです。無線でこれを聞いたハミルトン、ペースを上げますが、ペレスは尚も猛追を続けます。からくもハミルトンが逃げ切り優勝しましたが、当初10秒程あったマージンが最終的に4秒まで縮まっていたことはハミルトンにとって脅威以外の何物でもなかったでしょう。デビュー2年目にしてこの活躍、ペレス恐るべしです。さて、4位入賞はマッサです。ここのところ不調が続きいておりましたが、フェラーリのホームGP、モンツァで久々の好成績を挙げることができました。まあ、欲を言えば表彰台でアロンソとシャンパンファイトをやって欲しかったのですが(期待を込めて)。この結果をもって、フェラーリのシート喪失の危機を回避できれば良いのですが状況は厳しい様です。長期間不調をかこっているマッサに対して、フェラーリの地元イタリアからは要交代論が長らく出ています。更に、好調のペレスがフェラーリに移籍?何ていう噂まで飛び出す始末。可夢偉ファンの日本人としてはムキーッといったところですね、ムキーッ!まあ、この噂は会長のモンテツェモロがアッサリ否定していますが。ペレスよりも4っつ前からスタートした可夢偉ですが、9位フィニッシュ。2位表彰台のペレスに大きく水を開けられてしまいました。戦略の違いでこの差が生まれてしまった訳ですが、可夢偉のペースが遅かった、ということではないので尚更惜しい気がします。ドイツGPの4位入賞ということもあったので、戦略さえハマれば結果が出る筈です。なので、可夢偉には辛抱強くベストの走りを続けて欲しいと思います。

ROUND 12 BELGIAN GP

2012年09月08日 00時57分50秒 | Weblog
1位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
2位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
3位 K.ライコネン ロータス・ルノーGP
4位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
5位 F.マッサ フェラーリ
6位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
7位 M.シューマッハ メルセデスAMG
8位 J.ベルニュ トロロッソ・フェラーリ
9位 D.リチャルド トロロッソ・フェラーリ
10位 P.ディ・レスタ フォースインディア・メルセデス

 ベルギーGPです。ポールポジションスタートのバトンがポール・トゥ・フィニッシュ。ここのところ、不審に喘いでいたバトンでしたが、久々、復活となる今シーズン2勝目を挙げることができました。ちなみに、バトンが1勝目を挙げたのは開幕戦。開幕戦を制したバトンをみて、すわ2009年の再来か?と思われましたがさらにあらず。各チームがピレリタイヤの使い方に四苦八苦し、優勝者が毎戦変わるという史上稀にみる混戦模様が繰り広げられました。その間、バトンはピレリタイヤの性格を掴むのに手こずり、チームメイトのハミルトンにも遅れをとっていました。しかし、今回予選で使った新型ウイングのおかげでポール・ポジションを獲得。スタート直後の混乱に巻き込まれることもなく、久々の優勝を完璧な形で決めることができました。さて、何故予選でバトンが新型ウイングを使ったのかを知っているかというと、ハミルトンがツイッターでチームの内部情報を暴露していたからです(汗)。暴露した情報は新型ウイングの件とどまらず、テレメトリーの画像まで公開していたというから驚きです。この手の画像は見る人が見れば、マシンに関する重要な情報が詰まっている宝の山の様なものです。通常であれば背任行為を問われてもおかしくありませんが、ハミルトンは画像の削除を命令されただけ。ハミルトンはバトンに予選で負けた腹いせに、この様な行為を行いましたが、あまりに軽率で幼稚な行為と言わざるを得ないでしょう。スタッフが血の滲む様な思いで造ったマシンのデータを、安易に公開してしまった訳ですから。一時期、精神的に不安定な時期もあったハミルトン、優勝を機にその不安定さは影を潜めていた感がありましたが、再び悪い癖が出てしまった様です。さて、可夢偉ですが日本人最高位タイの予選2位、フロントロウスタートです!ちなみに、佐藤琢磨も2004年ヨーロッパGP、BARホンダで同じく予選2位を獲得しています。「やったるで~」と張り切っていたスタート前の可夢偉ですが(多分)、出だしが遅れて5位まで一気にポジションダウン。更に、後方で起こったクラッシュで、他のマシンが可夢偉のマシン目がけて飛んできて大ダメージ。応急処置でピットインしたのを始め、タイヤ交換等のルーティンでもピットインせねばならず、何やかんやでポイント争いに絡むこともなく13位でフィニッシュ。まあ、あのクラッシュに巻き込まれてここまで挽回できたのは、ある意味スゴイと言えるのかも知れませんね。さて、今回のクラッシュの原因となったグロジャン。二代目「サーキットの通り魔」の不名誉な通り名を襲名することになりました(ちなみに初代はチェザリス大先生ですから!)。幸い、深刻な怪我を負ったドライバーはいませんでしたが、一歩間違えればあわや大惨事という状況。アロンソのヘルメットのすぐ脇をグロジャンのマシンが掠めていったのを見て、背筋が凍る思いをした人もたくさんいたことと思います(特にフェラーリ代表のドメニカリ)。アロンソは、背中の痛みで暫くコックピットから出ることができなかったのですが、これも不安を煽る一要素となりました(アロンソが悪い訳ではないんですけどね)。アロンソとハミルトンという、ランキング上位を争うドライバーを巻き添えにした上に、多大な迷惑を多くのドライバーにかけたのですから1戦出場停止、及び5万ユーロ(約500万円)という罰金はおおよそ妥当なペナルティだと思います。さて、ここ高速サーキットのスパでフロントロウを獲得した可夢偉。中速サーキットのホッケンハイムで4位入賞を果たしたことを考えると、オールラウンドな活躍が期待できるのかも知れませんね(オンガロリンクでは沈んでしまましたが)。ていうより、F1カレンダーの中でもモナコの次にくるであろうこの難コースのスパで、フロントロウを獲得したという事実は他のチームにもさぞかし脅威と映ることでしょう。次は「超」ハイスピードのモンツァです。やはりスパ同様、可夢偉の活躍を期待しない訳にはいかないっしょ?