F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 4 BAHRAINI GP

2015年04月23日 23時10分38秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 K.ライコネン フェラーリ
3位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
4位 V.ボッタス ウイリアムズ・メルセデス
5位 S.ベッテル フェラーリ
6位 D.リチャルド レッドブル・ルノー
7位 R.グロジャン ロータス・メルセデス
8位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
9位 D.クビアト レッドブル・ルノー
10位 F.マッサ ウイリアムズ・メルセデス

 バーレーンGPです。ライコネン、久々に表彰台に登りました。昨シーズンはアロンソにやられっぱなしでしたからねぇ。ここでいう、「やられっぱなし」というのは成績だけでなく「待遇」の面でもです。アロンソは政治力があるので、チームに対して自分に優先的な待遇を要求してきます。そして、チームの中で担当するドライバーごとのスタッフ間に壁ができてギクシャクしてまうのです。結果、チームメイトは、アロンソの強烈なプレッシャーに晒されるという訳ですね。昨シーズンのライコネンの不振は、これが原因と思われます。すでに完成していた絶対君主のアロンソ王国に飛び込んできたのだから、これはひとたまりもありません。過去に遡ればマッサも犠牲者といえるでしょう。かつて、タイトル争いをした程のマッサが、アロンソが移籍してきた途端に急激に落ちぶれていきましたからね。ホント、アロンソは恐ろしい男です、ガクガク、ブルブル。さて、レースの方ですが、ライコネンは中盤、先頭集団から10秒以上遅れつつも何とか食らいついていきます。ちなみに、この時のタイヤは先頭集団3台がソフトに対してライコネンがミディアム←ここがポイントです。そして、最後のタイヤ交換でソフトに履き替えると、待ってましたといわんばかりに強烈にプッシュ。ミディアムのメルセデスよりも2秒(!)速いペースで追いかけます。途中でややライコネンのペースは落ちますが、程なくロズベルグを射程内に捉えます。すると、狙ったかの様なタイミングでロズベルグのブレーキにトラブルが発生。コースアウトしたロズベルグをパスし次なるターゲットは先頭を走るハミルトン。そして、何とファイナルラップでハミルトンにもロズベルグと同じブレーキトラブルが発生。このままでは、ロズベルグと同様にパスされるのは時間の問題?と思いきや、冷静なハミルトン。慎重に走り切りポジションを死守。前回の中国GPに続き2連勝達成です。ライコネン、残念ながらフェラーリ復帰後初勝利とはなりませんでした。さて、もう一人のフェラーリドライバー、ベッテルです。2番グリッドからスタートするものの、程なくロズベルグにオーバーテイクを許し3番手に下がります。その後コースアウトするなどして優勝争いから脱落。5番手にまで転落します。終盤4番手のボッタスにプレッシャーをかけ続けますが、崩すことはかなわず5番手でフィニッシュ。ライコネンとは対照的に、序盤優勝を期待されたものの、度重なるミスにより不本意な順位でレースを終えることになりました。今シーズンも基本的にメルセデスが優位です。ですが、戦略次第ではフェラーリにも勝つチャンスが十分にあるということがハッキリしました。まさに、シルバーアロー対跳ね馬の対決が繰り広げられそうな展開です。そこに、第三の勢力であるウイリアムズも絡んでくると更に面白くなりそうですね。

ROUND 3 CHINESE GP

2015年04月17日 22時20分40秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
3位 S.ベッテル フェラーリ
4位 K.ライコネン フェラーリ
5位 F.マッサ ウイリアムズ・メルセデス
6位 V.ボッタス ウイリアムズ・メルセデス
7位 R.グロジャン ロータス・メルセデス
8位 F.ナスル ザウバー・フェラーリ
9位 D.リチャルド レッドブル・ルノー
10位 M.エリクソン ザウバー・フェラーリ

 中国GPです。今回のリザルト、1・2位がメルセデス、3・4位がフェラーリ、5・6位がウイリアムズと、現在のF1の序列を表している様な結果となりました。まあ、序列とかいうと嫌な感じがしますね。スクールカーストとか(汗)。レース序盤、ハミルトン、ロズベルグ、ベッテル、ライコネンのオーダーでレースは進行。2回目のピットストップで一時ロズベルグが先頭に立ちましたが、次のピットストップで再びハミルトンが先頭に。上位4台はそのままの順位でフィニッシュ。続くウイリアムズ勢はバトルをすることもなく、淡々と走行してフィニッシュ。上位陣のバトルらしいバトルは、序盤でライコネンがウイリアムズの2台を抜いたところぐらいでしょうか。まあ、あえて見せ場といえるのは、第2スティントでハミルトンがペースを落としたことにより、2番手のロズベルグと後方のフェラーリ勢のギャップが縮んだという場面でしょうか。後ろからライバルが迫っているのに、前方が塞がれてしまったロズベルグ。まさに、前門の虎、後門の狼といった状態(?)挟まれたロズベルグはたまらず、無線でペースアップの指示をチームに出しますが、ハミルトンのペースは変わらず。このドライビングにブチ切れたのかロズベルグ、レース終了後激しくハミルトンを批判する発言を行いました。自分は最初、この発言ももっともだな、と思ったのですが、冷静に考えるとこれはレース。前を走るのがたとえチームメイトだとしても、チャンスがあれば金属バットで殴ってでも(え)………、じゃなくて、多少強引に割り込んででもポジションを奪うのがスジ。幼稚園のお遊戯じゃないのですから、わざわざ仲良くキレイに並んで走る必要はありません。厳しいことをいう様ですが、もっとハングリーにならないとチャンピオンへの道は開けないんじゃあないでしょうか。ハミルトンに対する「敗け癖」を無くさない限り、頂点に立つことは無理だと思います。とはいえ、ロズベルグは初優勝までに111戦かかった苦労人。期待するだけに、もうひと一歩抜け出して欲しいところです。

ROUND 2 MALAYSIAN GP

2015年04月04日 06時13分37秒 | Weblog
1位 S.ベッテル フェラーリ
2位 L.ハミルトン メルセデスAMG
3位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
4位 K.ライコネン フェラーリ
5位 V.ボッタス ウイリアムズ・メルセデス
6位 F.マッサ ウイリアムズ・メルセデス
7位 M.フェルスタッペン トロロッソ・ルノー
8位 C.サインツJr. トロロッソ・ルノー
9位 D.クビアト レッドブル・ルノー
10位 D.リチャルド レッドブル・ルノー

 マレーシアGPです。今シーズン、近年としては珍しくトップチームのドライバーの移籍が行われましたね。マクラーレンに移籍したアロンソ、フェラーリに移籍したベッテル。そして、レッドブルに移籍したクビアトというオーダーになっていま。アロンソ←ベッテル←クビアトと空いたシートにスライド、いわゆる典型的な玉突き移籍の様相を呈しています。尚、昨シーズンマクラーレンからデビューしたマグヌッセンはアロンソにシートを譲ってサードドライバーに格下げの憂き目に。実績、実力からすればまあ、これはしょうがないでしょう。実力はナンバーワン、トップアスリートの雰囲気をプンプン醸し出しているアロンソですが、シーズンオフのテストで大クラッシュ。大事を取って開幕戦は欠場となっております。クラッシュの状況が不自然で、アロンソが感電により一瞬気を失ったのではないかとささやかれていますがチーム側は否定。ホンダもそれを受けてかウェブ上でパワーユニットのレイアウトを公開。暗に感電はあり得ない、と主張しているかの様です。さて、玉突き移籍のもう一人の当事者、ベッテルですが移籍2戦目にしてポディウムの頂点に立ちました。予選2番手のベッテル、スタートではポジションをキープ。3ストップのメルセデス勢に対し、フェラーリは2ストップを選択。先頭のハミルトンが、序盤のセーフティーカー導入時にピットインした後もベッテルはコース上に留まります。5周目にピットインしたハミルトンに対し、ベッテルは17周目にようやくピットイン。一時的にハミルトンとメルセデスに先行を許すも、ニュータイヤに履き替えたベッテル。周回を重ねたタイヤが少々辛くなってきているメルセデスの2台をオーバーテイク。再び首位に返り咲きます。これでほぼレースの主導権を握ったベッテル。ピットインによる順位の変動はあったものの、最後は2番手ハミルトンとのギャップをコントロールして見事、先頭でチェッカー。夢にまで見たというフェラーリでの初勝利を挙げたのでした。一方チームメートのライコネンですが、序盤の接触によるパンクで最後尾にまで転落。そこから、怒涛の追い上げで4位に入賞しています。序盤のアクシデントが無ければ、間違い無く表彰台に上がっていたでしょう。非常にもったいないですね。とはいえ、今シーズンのフェラーリは出来がよさそう。アリバベーネ体制の効果が出てきたというところでしょうか。自分は旧体制のドメニカリやマルモリーニ、浜島裕英さんにもう少し頑張ってもらいたかったという思いがあったので、新体制で結果が出始めたことに少々複雑な想いをいだいています。どうでもいいですけと、ドメニカリにしろアリバベーネにしろ、フェラーリのチーム代表は読みづらい名前が多いですね(古いところではピッチニーニやフィオリオ等)。名前の読みづらさでは、サッカー元クロアチア代表のズボニミール・ボバンといい勝負です(笑)。話を戻しますが、フェラーリのチーム代表ですが誰になったにしろ結果が出てるのは事実。ベッテルは仇敵(?)のリチャルドよりも先に結果を出せたことに、大層満足しているに違いありません。チームメイトのライコネンとも旧知の仲なので不要な緊張が走ることは、まず無いでしょう。クルマ、ドライバーのファクターともに好材料が揃っているフェラーリ。メルセデスの独走に唯一「待った」をかけることのできる存在として要注目といえるでしょう。