F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 13 ITALIAN GP

2009年09月18日 00時03分14秒 | Weblog
1位 R.バリチェロ ブラウン・メルセデス
2位 J.バトン ブラウン・メルセデス
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 A.スーティル フォース・インディア・メルセデス
5位 F.アロンソ ルノー
6位 H.コバライネン マクラーレン・メルセデス
7位 N.ハイドフェルド BMWサウバー
8位 S.ベッテル レッドブル・ルノー

 忘れた頃にやってきた天才くん、栄えある会員番号1番はバリチェロです(会員番号ておニャン子クラブかヨ!)。ご乱心、じゃなくて奇跡の復活、ヨーロッパGPでの劇的な勝利は記憶に新しいところです。会員番号2番はフィジケラ。前回ベルギーGPでは主役の座を奪いました。そして会員番号3番はフォース・インディアのエイドリアン・スーティル!前回、「チームメイトだった」フィジケラのポールポジションに引き続き、ここイタリアGPで何と2番グリッド、フロントローをゲットしたのです。決勝は残念ながら4位と表彰台に登れませんでしたが、十分に実力をアピールすることができたのではないでしょうか。BMWの撤退と、来シーズンの新規チーム参入により活況を呈しているドライバー市場に、新たな有望株が参入しました。どーでもいいことなんですが、この「エイドリアン」という名前を聞くと、シルベスタ・スタローンが「えいどりあ~ん」と叫びながらヒロインに向かって走っていくあの映画を思い出してしまうんですね(爆)。松金よね子の吹き替えが妙にハマっていたのを記憶しています。ところで、ロッキーって第6作まであるんでしたっけ?スタローンも還暦(!)なのにスゴいですね。自分も負けていられないな。よし、今からランニングだ!って、すぐに影響されるアンタの精神年齢は小学生並かい?まあ、体はオッサンなんだから、せめて精神的にだけでも若い(幼い?)方が良いではないですか。という訳で(どういう訳?)でイタリアGPです。優勝は忘れた頃にやってきた天才くん、会員番号1番のバリチェロです(もう、いいっつーの!)。ここのところご乱心、じゃなくて好調のバリチェロ。成績でもバトンを上回ることが多くなっています。インタビューにもニコニコ顔で答え、いつか見たチームオーダーに対する怒りの表情はどこへやら。ギクシャクしていたチームとの関係も、修復されたのではないでしょうか。続いて2位はバトン。ここ数戦はふがいないレースが続いていましたが、久々の復活です。今回、レッドブルの2人が落ち込んだことにより、ドライバーズポイントを大きく引き離すことに成功。タイトル獲得へ向けて貴重なアドバンテージを築きました。さて、一時期不調に喘いでいたブラウンGP。バリチェロとの不協和音もあり、空中分解してしまうのではないかというくらい士気が下がっていました。優勝ではしゃぐレッドブルのパドックを見て見ぬふりをしながら、ピットの後片付け作業を黙々と進めるスタッフの心境は、いかばかりだったでしょうか。今回、2人とも好成績を出したことにより、タイトル獲得が現実的になり俄然チームの士気は上がっていることでしょう。終盤戦、ブラウンGPが逃げ切るのか、レッドブルが差すのか、いよいよ目が離せなくなってきました。

ROUND 12 BELGIAN GP

2009年09月04日 00時12分21秒 | Weblog
1位 K.ライコネン フェラーリ
2位 G.フィジケラ フォース・インディア・メルセデス
3位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
4位 R.クビサ BMWザウバー
5位 N.ハイドフェルド BMWザウバー
6位 H.コバライネン マクラーレン・メルセデス
7位 R.バリチェロ ブラウン・メルセデス
8位 N.ロスベルグ ウイリアムズ・トヨタ

 少し古い話になってしまうのですが、ハンガリーGPからヨーロッパGPまでの間、4週間のインターバルがありましたが、この間、実に衝撃的なニュースが飛び交いました。まず、のりピーが覚せい剤でタイーホされたということ。昔は「マンモスうれピー」とか言って、のりピー音頭を踊っていた女の子が、まさか後に覚せい剤でタイーホされることになるなんていうことは、当時は夢にも思っていませんでしたからね。ええ、ホントにビックリというか何と言うか………。えっ、他に何か言うことあるだろって?あーっ、アレですね?M主党が衆院選で大勝したことですか(爆)!?ウソです、マジメにやります(汗)。まず、負傷したマッサに代わってシューマッハが復帰するという話が持ち上がりましたが、急遽この話はご破算になりました。シューマッハは当初やる気満々で、フェラーリのテストコース、ムジェロサーキットを2年落ちのフェラーリのマシンにGP2のスリックタイヤを履かせて練習走行を始めました。その後、トニーカート(カート界では一流どころです。ヨーロッパ選手権などが主戦場)のワークスチームに合流して練習走行を重ねます。しかし、シューマッハのやる気とは裏腹に首の痛みはどんどん酷くなっていくばかり。この痛みというのが、今年の2月にスーパーバイクで激しく転倒したときの事故が原因だったのです。シューマッハはブレーキングでコントロールを失い激しく転倒、一時意識を失う程の事故だったといいます。そして、実はこの時に頚頭部を骨折していたのです。この時の古傷が練習走行を重ねる度に悪化していき、遂には復帰を断念せざるをえないところまできてしまったということ。カートの走行で耐えられない程の痛みなのですから、F1ではなおさらでしょう。再びシューマッハの勇姿を見られると思って期待していただけに実に残念です。そして、もうひとつ衝撃的なニュースはBMWの撤退。百年に一度という大不況の中、ホンダに続いてBMWという自動車メーカーの撤退に、危機感を募らせない関係者はいないでしょう。BMWは不況のあおりを受け、今年の1~3月期に約200億円の損失を出しました。これは40年以上赤字を出していないBMWにとって、極めて異例なこと。事態の改善には売れる環境対策車両(ハイブリット車)の拡充を急ぐ必要があるとの判断が下されました。資金や人材、技術などを環境対策車両の拡充に充てる為、F1から撤退することでそれらのリソースを確保すべきと考えたのです。バジェットキャップ(予算制限)が声高に叫ばれていますが、いよいよ待ったなしの段階が間近に迫った様に思います。さてレースの方ですが、久々にライコネン優勝です。マッサの弔い合戦(死んでいないってば)で見事仇(仇って何?)を討ちました。昨シーズンのベルギーGPでは、終盤降り始めた雨の為クラッシュするという残念な結果でしたが、見事に汚名挽回です。さて、2位は何と!フォース・インディアのフィジケラです!!予選は何とポール・ポジション!ガソリン目いっぱい減らしたんじゃね?という周囲の懐疑の目をよそに順調にレースをリードしていきます。程なくライコネンにトップの座を奪われますが、その後は2位のポジションを手堅くキープ。終盤、ライコネンに猛追するなど、予選でのタイムがフロックでないことを見事に証明して見せました。さて、マッサの代わり、というか電撃復帰をドタキャンしたシューマッハに代わって出走したルカ・バドエルですが、前戦に続いて非常に残念な結果に終わっています。予選最下位、決勝も完走車両中最下位。実戦のブランクが10年間あったとはいえ、これはあんまりな結果です。イタリアGPでこんなパフォーマンスだったら、阪神ファンよりも怖いティフォジ達に殺されますよ?カーネル・サンダースよろしく道頓堀に投げ込まれるのは目に見えています。フェラーリ首脳はドライバーの交代を真剣に考えるべきでしょう。いくらバドエルがシューマッハの友人とはいえ、世間が納得する結果を残せなければ、天下のフェラーリのドライバーを務める資格はあろう筈もないのですから。