F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 2 MALAYSIAN GP

2012年03月30日 21時55分54秒 | Weblog
1位 F.アロンソ フェラーリ
2位 S.ペレス ザウバー・フェラーリ
3位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
4位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
5位 K.ライコネン ロータス
6位 B.セナ ウイリアムズ・ルノー
7位 P.ディ・レスタ フォースインディア・メルセデス
8位 J.エリック・ベルニュ トロロッソ・フェラーリ
9位 N.ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス
10位 M.シューマッハ メルセデスAMG

 さて、南国のマレーシアGP。優勝を飾ったのはアロンソ。不振に喘ぐフェラーリに貴重な勝利をもたらしました。さて、そのアロンソ、スタートは8番グリッド。ウェットコンディションでのスタート直後の混乱でセーフティーカーがコースイン、この時点で5番手だったアロンソ。リスタート後のタイヤ交換の混乱に乗じて先頭に浮上します。レース巧者のアロンソ、このまま余裕で逃げ切りか?と思っていたところに思わぬ刺客が!何とザウバーのペレスが猛烈な勢いで追い上げてきます!危うしアロンソ、このまま若きメキシカンに先頭の座を譲ってしまうのか?しかし、悲しいかなペレス。若さゆえの焦りからか痛恨のコースアウト。その後は何とか走行を続け自身初となる2位表彰台をゲットです。しっかし、スゴイですねペレス。ペースは完全にアロンソを上回っていました。もし、ここで優勝していたら大金星だったのですが、勝負の世界は甘くはないということですね。大金星といえば、最近では白鵬の連勝を63でストップさせた稀勢の里(茨城出身!)とか、昭和の時代には千代の富士の連勝を53でストップさせた大乃国(スイーツ親方)、はたまた戦前まで遡ると双葉山の連勝を69でストップさせた安藝ノ海とかが思い出されます(と、さりげなく相撲ネタを)。この双葉山の69連勝はおそらく永久に破られることはないであろう大記録といわれています。白鵬の連勝は63で止まってしまいましたが、双葉山の記録が破られなかったのでホッとした相撲関係者も多かったのではないでしょうか。白鵬は連続優勝記録も朝青龍とタイの7場所でストップしてしまうなど、最強レベルの強さを誇る割には、記録に関してツキに見放されている感があります(ところで、ここはいつから相撲ブログに変わったのですか?)。さて、このままだと自分が力士マニアだということがバレてしまいますのでF1に話を戻します(爆)。今シーズン復帰のライコネン、5位入賞と開幕戦から2戦連続での入賞です。2年のブランクがあったにもかかわらず、この難しいコンディションで結果を残したのだから大したものだといえるでしょう。但し、同じ元王者で復帰組のシューマッハも復帰後は2戦連続で入賞しているので、まだ正確な比較はできないといったところです。さて、今回のマレーシアGP、ウェットからドライへと変わるコンディションの中、色々なことが起こりましたが主役は間違い無くペレスでした。微妙な路面コンディションという特殊な状況下とはいえ、レース巧者のアロンソをあそこまで追い詰めたのですから。既にフェラーリがペレスに接触しているという話も伝わっております。そして、現在不調に喘いでいるマッサに代わってペレスが入り、その空いたザウバーのシートにスーティルが入るという玉突き移籍の噂まで出る始末。それにしても悔しいですね。2年前は可夢偉にこそフェラーリ移籍の噂が立っていたものですが、噂が実現する前に、契約を遵守して義理を尽くした不調のザウバーと共に評価を落としてしまった感があります。とはいえ、今シーズンのザウバーのマシンは出来が良さそうなので、可夢偉がペレスを凌ぐ様な活躍をすれば注目が集まる筈です。せめて、久々の日本人表彰台を見たいものですが………。

ROUND 1 AUSTRALIAN GP

2012年03月24日 01時55分33秒 | Weblog
1位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
2位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
3位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
4位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
5位 F.アロンソ フェラーリ
6位 小林可夢偉 ザウバー・フェラーリ
7位 K.ライコネン ロータス・ルノー
8位 S.ペレス ザウバー・フェラーリ
9位 D.リチャルド トロロッソ・フェラーリ
10位 P.ディ・レスタ フォース・インディア・メルセデス

 さて、迎えました開幕戦。今シーズンのトレンドは段付きノーズ。レギュレーションによりノーズの高さが低くなったのですが、それでもノーズ下の空間を維持したいということで、マクラーレン以外のチームが申し合わせたかの様に、この段付きノーズを採用してきました。他のチームの真似をした訳ではないのに多くのチームが採用してきたというのが面白いですね。やはり、多くのデザイナーが同じ様なことを考えていたというのは、ある意味スゴイことだと思います。さて、オーストラリアGP、レースの方ですが、予選2番手のバトンが、ポールポジションのハミルトンをスタートで抜いた後は、そのまま逃げ切り先頭でチェッカー。開幕戦を制し幸先の良いスタートを切りました。とはいえ、セーフティーカーが出た後のリスタートでは絶妙なタイミングでスタートダッシュを決めるなど、バトンの勝負強さが発揮された展開となっております。バトンはマクラーレンに移籍してから、本当に強くなりましたね。ブラウンでタイトル争いをしていた時の精神的脆さは影を潜め、ドライバーとして大きく成長していると思います。さて、6位入賞は可夢偉です。13番グリッドからスタートながらも順当にジャンプアップし、終盤には9位まで順位を上げます。そして迎えたファイナル・ラップ。5位のアロンソを追っていたマルドナドがリアを滑らせてクラッシュ。散乱したパーツを避けようとしたペレスとロズベルグが接触。スローダウンしたこの2台を可夢偉が抜き去り一気にポジション3つのジャンプアップ!6位入賞を達成したという訳です。開幕戦で入賞という幸先の良いスタートを切った可夢偉ですが、マルドナドのクラッシュが無ければペレスが可夢偉よりも上の順位でフィニッシュしていたということになります。昨シーズン開幕戦でもデビュー戦となるレースでペレスは可夢偉よりも上位でフィニッシュしました(車検の失格でザウバーの2台はリザルトから除外されてしまいましたが)。何気にペレス、侮れない存在といえますね。さて、マクラーレンのバトンの勝利で迎えた開幕戦。レース内容は上位4台のマクラーレンとレッドブルが接戦だったこともあり、次のマレーシアGPも展開の予想がつかない状況です。ダークホースとして、メルセデスのシューマッハが浮上してくる可能性もあり、今後の展開が楽しみになってきました。