F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 4 BAHRAINI GP

2009年04月28日 20時18分36秒 | Weblog
1位 J.バトン ブラウン・メルセデス
2位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
3位 J.トゥルーリ トヨタ
4位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
5位 R.バリチェロ ブラウン・メルセデス
6位 K.ライコネン フェラーリ
7位 T.グロック トヨタ
8位 F.アロンソ ルノー

 バーレーンGPです。バトン今シーズン3勝目ですヨ。もう今シーズンの主導権を完全に握っているといった感じですね。バトンがウイリアムズからデビューした当時、「王子様」と呼ばれチヤホヤされていたのが懐かしいです。今風に、「ハンカチ王子」とか「ハニカミ王子」とかいう風には呼ばれてなかったんですけどね(爆)。そこそこ活躍はしたものの、タイトルを獲るというまでにはいかず、ここ最近はズンドコの状態が続いていました。もうキャリアも末期かと思われていたこのタイミングで、突如タイトル獲得の可能性がでてくるとは人生わからないものですね。さて、フロント・ロウを獲得したトヨタの2台。遂に悲願の初優勝なるかっ?と思われましたが、残念ながら今回も不本意な結果に終わってしまいました。スタートでは多少の順位の変動があったもののワン・ツー体制をキープ。序盤戦をリードしますが、最初のピットストップでタイヤを交換してからペースがガタ落ち。ピットストップの際にバトンやベッテルの先行を許してしまい、トゥルーリの3位表彰台という結果に終わっています。トゥルーリはルノーから追い出される様な形でトヨタに移籍してきのですが、今ではすっかりトヨタの顔という感じですね。’05年開幕戦のオーストラリアGPで予選2位を獲ったのは衝撃的でした(ある意味ポールだったフィジケラよりも)。この時以来、トヨタ躍進の立役者というイメージがついた様に思います。トヨタに来てかなり経ちますが、トヨタの初優勝を一番熱望しているのはトゥルーリに違いありません。「優勝したら絶対に泣いちゃう」と言っていた山科忠チーム代表を是非とも泣かせてあげてください。ていうか、開幕戦で3・4位フィニッシュした時に既に泣いていた気もしますガ(笑)。

ROUND 3 CHINESE GP

2009年04月23日 19時43分39秒 | Weblog
1位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
2位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
3位 J.バトン ブラウン・メルセデス
4位 R.バリチェロ ブラウン・メルセデス
5位 H.コバライネン マクラーレン・メルセデス
6位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
7位 T.グロック トヨタ
8位 S.ブエミ トロロッソ・フェラーリ

 中国GPです。例年なら秋に行われる中国GPですが、今シーズンは春に行われることに。この時期に移動してきたことが影響したのか、天候は生憎の雨。ちなみに上海が年間を通して降水量が最も多いのは、日本と同じく6月頃だそうです。さて、雨で荒れまくったレースを制したのはベッテル!初優勝した昨シーズンのイタリアGPと同様、ウェットのレースでポール・トゥ・フィニッシュを決めています。他のドライバー達が苦戦する中、終始安定した走りで優勝を決めてしまう当たり、王者の風格すら感じてしまいますね。かつて、ミハエル・シューマッハは「皇帝」と呼ばれていましたが、そのシューマッハを「皇帝」の座から引きずり下ろしたのはアロンソです。そのアロンソを上回るパフォーマンスを見せるベッテルは、シューマッハの後継者との呼び名も高くなっています。同じドイツ人同士で、私生活でも仲が良いみたいですしね。初優勝のイタリアGP直前に、シューマッハがベッテルにカートでウェット走行の特訓をしていたというのは有名な話。もはや、直弟子といえる間柄で、まさに後継者と称するのが最も正しいのではないでしょうか。さて、シューマッハを「皇帝」の座から引きずり下ろしたアロンソですが、今回は実に運がありませんでした。予選で2番手を獲ったものの、雨によるセーフティーカーのローリングが、さらに続くと思ったアロンソは給油の為にピットイン。しかし、無情にもその直後にレースはスタート。せっかくのフロントロウが台無しで最後尾からのスタートに。懸命に追い上げますが結果はポイント圏外の9位フィニッシュ。頭脳派のアロンソらしからぬ失敗で、思う様な結果を出せませんでした。最近のバトンやベッテルの活躍で影が薄くなっていますが、現役ドライバー中で最も実力があるとされるアロンソです。非力なルノーで昨シーズン2勝を挙げたのをみればその実力は明らか。このままくすぶっているとは思えません。若い衆に一発ガツンとキツいのをお見舞いしたいところですね。さて、優勝したベッテルばかりが目立っていますが、2位にはベテランのウェーバーが入ってきました。ベッテルは2勝目ですが、レッドブルはチームとしては今回が初優勝なんですね。そのチームの初優勝を見事にワンツーフィニッシュで決めました。ウェーバーとしては自己ベストの2位フィニッシュですが、若手のベッテルに先を越されているのは何とも悔しいところ。ポディウムの真ん中に立って、勝利の美酒を味わいたいのは山々でしょうが今回はお預けです。今シーズンのトロロッソのマシンは出来が良さそうなので、念願の初優勝は何とか達成できるのではないでしょうか。さて、次はダブルヘッダーでバーレーンGP。しかし、1週間で中国からバーレーンというのはキツいですね。関係者には結構な負担がかかるのではないでしょうか。砂漠特有の砂が、今シーズンから導入されたスリックタイヤにどう影響するかが勝負のポイントになりそうな気がします。

ROUND 2 MALAYSIAN GP

2009年04月08日 00時36分30秒 | Weblog
1位 J.バトン ブラウン・メルセデス
2位 N.ハイドフェルド BMWザウバー
3位 T.グロック トヨタ
4位 J.トゥルーリ トヨタ
5位 R.バリチェロ ブラウン・メルセデス
6位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
7位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
8位 N.ロズベルグ ウイリアムズ・トヨタ

 今シーズンのF1マシンはスゴいですね。復活したスリックタイヤ、一時的にエンジンの出力を上げるKERS、そして、極めつけは「芝刈り機みたいな」フロントウイングでしょうか(爆)。あのフロントウイング、メチャ幅広くね?という外観もさることながら、心配なのは接触が増えるんじゃぁないかということ。スタート時の混乱等で、チョイとイン側隣のマシンを牽制しようと思い軽く寄せたつもりが勢い余ってリアタイヤでウイングをバキッと踏まれる………、というケースが増えそうな予感。それと、KERSは使い方によってはバトルが面白くなりそうですね。使った瞬間、一気に加速していくのが画面でもわかります。ただ、エンジンの回転を上げて出力を増やす訳ではないので、ドライバーとしては何とも不思議な感覚なのだそうですが。さて、マレーシアGPですが荒れましたね~。ポールのバトンはスタートで大きく順位を落とすわ、ロズベルグがラップリーダーになるわ、マクラーレンとフェラーリが表彰台圏外を走るわ(爆)。そして徐々に雨脚が強くなり、各車スリック→インターミディエイト→ウェットと履き替える為に何度もピットインを繰り返すという目まぐるしい状況に。唯一ピットストップの回数を最小限の1回に抑えていたハイドフェルドが2番手に抜け出してきました。先頭を快走していたロズベルグも、最初のピットストップでバトンに逆転され、その後はズルズルと後退。初優勝は残念ながらなりませんでした。その後、雨脚は視界が全くきかない状態にまで強くなり赤旗中断。40分様子をみたところで雨脚の弱まる様子が全くみられない為レース終了の宣言が出されました。気が付けば先頭に返り咲いていたバトンの優勝が確定。但し、規定周回の75%を満たしていなかった為、ポイントは半分になってしまうのですが。さて、開幕2戦で昨シーズンまでの勢力図が大きく塗り替えられたということがハッキリしました。こんな大きな変化が訪れたのは、’98年に溝付きタイヤが導入されたシーズン以来ですね。開幕戦で、マクラーレンのハッキネンとクルサードが全車1ラップ遅れにしてワンツーフィニッシュを飾ったのは衝撃的でした。さて、このままバトンが全勝優勝するのか?マクラーレン、フェラーリが巻き返してくるのか?今シーズンの今後の展開が実に楽しみですね。