F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 2 MALAYSIAN GP

2013年03月29日 02時19分52秒 | Weblog
1位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
2位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
3位 L.ハミルトン メルセデスAMG
4位 N.ロズベルグ メルセデスAMG
5位 F.マッサ フェラーリス
6位 R.グロジャン ロータス
7位 K.ライコネン ロータス
8位 N.ヒュルケンベルグ ウイリアムズ・ルノー
9位 S.ペレス マクラーレン・メルセデス
10位 J.ベルニュ トロロッソ・フェラーリ

 さて、ダブルヘッダーの2戦目として迎えたマレーシアGP。スターティング・グリッドはポールがベッテル、以下マッサ、アロンソ、ハミルトン、ウェーバー、ロズベルグと続きます。マッサは昨シーズン後半から、予選順位がアロンソを上回る機会が増えています。以前はアロンソに大きく遅れを取っていて、本当に「ダメダメ感」を醸し出していたのですが、今シーズンは明らかに違っています。何か吹っ切れるものがあったのでしょうか?ともあれ、今シーズンのマッサは期待できそうですね。まあ、後はアロンソとのチームオーダーがどうなるかが気になるところではありますが(汗)。レースの方ですが、スタート直前のスコールでウェットとトライが混在する難しい路面状況ととなりました。アロンソはスタートで上手くジャンプアップを決めますが、ベッテルとの接触でフロント・ウイングを損傷。しかし、見た目で損傷が激しくないと判断したアロンソは走行を続けますが、走行中にウイングが脱落。コントロール不能に陥コースアウト、そのままリタイアです。そして、路面状況の方ですが急速に回復していき5周目から順次、全車インターミディエイトからドライタイヤに交換する展開となりました。1回目のピットストップ後のオーダーはウェーバー、ベッテル、ハミルトン、ロズベルグとなります。ウェーバーは終盤までポジションをキープしますが、4回目のピットストップの後、2番手に浮上してきたベッテルとサイドバイサイドのバトルを展開。今シーズン初優勝を狙う二人、両者一歩も引かず、最後はウォールすれすれのバトルにも動じなかったベッテルがウェーバーを下すことに。レース後、明らかに不満な表情を見せるウェーバー。ベッテルに対して「マルチ21だろ?セブ!」とまくし立てるシーンが見受けられました。どうやら「マルチ21」とはレッドブルで使われているチームオーダーの暗号だと思われます。さて、3位には移籍後初表彰台となるハミルトン。こちらはチームオーダーの言いつけをキチンと守ったロズベルグにポジションを譲られてのフィニッシュです。明らかにロズベルグの方がスピードがあったので、ハミルトンも表彰台で浮かぬ表情。一方はチームオーダーを無視したが故、もう一方は守ったが故という、何とも不思議な状況ですが、3人ともに笑顔が無いという後味の悪い表彰台となってしまいました。しかしレッドブル、今回の一件はかなり痛いですね。2010年にも2人の間で確執が起こっていますが、ウェーバーの大人の対応で事なきを得ています。しかし、今回のはそう簡単に関係の修復が図られるものではないかも知れません。ほんのちょっとイタズラ心が芽生えてちょっかいを出してみたくなった、というレベルをはるかに超えていますからね。まあ、ベッテルが明確に謝罪しているのが唯一の救いでしょうか。人間同士が争っている以上、時にはこの様なことがあるのもいたし方が無いのかも知れません。しかし、時にはチームを二分してしまう可能性もあるチームメイト同士の確執。セナとプロストのそれが最も顕著な例といえるでしょう。今回の一件に対してレッドブルは慎重な対応を迫られています。でないと、これからの長いチャンピオンシップを戦う上で、大きな足かせとなるのは間違いないですからね。

ROUND 1 AUSTRALIAN GP

2013年03月23日 07時15分03秒 | Weblog
1位 K.ライコネン ロータス・ルノー
2位 F.アロンソ フェラーリ
3位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
4位 F.マッサ フェラーリ
5位 L.ハミルトン メルセデスAMG
6位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
7位 A.スーティル フォース・インディア・メルセデス
8位 P.ディ・レスタ フォース・インディア・メルセデス
9位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
10位 R.グロジャン ロータス・ルノー

 さて、遂に開幕しました2013年シーズン。まあ、ぶっちゃけ小林可夢偉のいないF1を観ていてもしょうがないんですけどね、というのはもちろん冗談ですが(汗)。でも、いないのは本当に残念だと思いますよ?可夢偉はドライバーの実力からしても、「日本の宝」といってもいいぐらいですから。よく、ヘビメタのバンドが日本でライブをやる時のキャッチコピーに「イタリアの至宝」とか「ドイツの至宝」なんていう表現をしていますが、まあそんなところです(謎)。残念ながら2011年に亡くなってしまいましたが、ゲイリー・ムーアのキャッチコピーはズバリ「人間国宝」でしたね。冷静に考えるとこの「人間国宝」というキャッチもスゴイですが、勿論、歌舞伎役者や陶芸家等のそれと違うということは明らかではあります(笑)。日本人ドライバーにポスト可夢偉がいない現在の状況では、むしろ「絶滅危惧種」という表現がピッタリだと思われます。いまだ、業界内では可夢偉のシート喪失を嘆く関係者が多いという事実からも、いかに可夢偉の存在感が大きいかが判ろうというもの。ドライバーの大規模な変動が予想される2014年シーズン、可夢偉はこのタイミングで復帰のタイミングを虎視眈々と狙っている訳ですが、この時にシートを得られないと本当に「絶滅」ということになりかねません。おそらくその時が最後のチャンス。可夢偉には本当に頑張って欲しいです。さて、レースの方ですがポールのベッテルがスタートを上手く決め先頭を快走する展開。1回目のピットストップを終えると、ピットストップを遅らせていたスーティルが先頭を走っており、ベッテルは足止めを食らってしまいます。しかし、復帰緒戦のスーティル、レースリーダーになったことはスゴイのですが、この様に邪魔者扱いされてしまうのは何とも悲しいですね(汗)。ベッテルの後ろを窺っていたアロンソは、早めのピットストップを敢行し、ベッテルの前にまんまと躍り出ます。この時点で先頭に立っていたのは何とライコネン。上位陣の陰でひたすらタイヤを温存し、上位陣の3ストップに対して2ストップを執るという奇襲戦法にでました。そして、2番手に着けているアロンソがライコネンに迫ります。しかし、ライコネンもさる者。時々雨が降るという難しい路面状況に加え、タイヤも摩耗してボロボロという状況ですが、アロンソとのギャップを見事にコントロールして先頭でチェッカーを受け、嬉しい開幕戦ウィナーとなりました。さて、開幕戦が終了した時点で、おぼろげながら今シーズンの勢力図が見えた様に思います。レッドブルとフェラーリが2強、そしてマクラーレンとメルセデスの立場が逆転したということですかね。マクラーレンは新コンセプトでニューマシンを開発したのですが、それが裏目にでたのかも知れません。マクラーレンからメルセデスに移籍したハミルトンはほくそ笑んでいることでしょう。まあ、まだ1戦しか終わっていないのでこの状況が変わる可能性は十分あるのはいうまでもありません。さて、次は開幕ダブルヘッダーのマレーシアGP。全員集合の長さん風に「次いってみよ~」と流したいところですが(爆)、現地で対応に追われるスタッフのことを考えるととてもそんなことは言えません(汗)。が、全チーム本拠地のヨーロッパに戻る暇がありませんので、開幕戦と大きく状況は変わらないでしょうが、予想を裏切る展開があるとそれはそれで面白いと思います。