F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 3 CHINESE GP

2011年04月23日 02時24分38秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
2位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
3位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
4位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
5位 N.ロズベルグ メルセデスGP
6位 F.マッサ フェラーリ
7位 F.アロンソ フェラーリ
8位 M.シューマッハ メルセデスGP
9位 V.ペトロフ ルノー
10位 小林可夢偉 ザウバー・フェラーリ

 中国GP、優勝したのはハミルトン。勢いに乗るベッテルの連勝を止めました。しかも、コース上のバトルでポジションを奪ったのですから、ハミルトンとしてはしてやったりでしょう。表彰台のハミルトン、本当に嬉しそうでしたね。マクラーレンは開幕前のテストではトラブル続きで、テストメニューをスムーズこなせていなかったのですが、バーレーンGPが中止になったことにより2週間の猶予が出来ました。この貴重な時間を使って開発を進めたのでしょう。さすが、開発力のあるチームは違います。まさか、テストの時に「三味線」を弾いていたなんてことは無いでしょうけどね。トラブル続きの精彩の無さとはあまりにも違う走りなので、ついそんなことを考えてしまいました(笑)。2位はベッテル。序盤、入ろうとしたピットには珍しいお客さんが。マクラーレンのバトンが間違えて、レッドブルのピットに入ってしまったのです。ベッテルはバトンに対して「どちらさん?」と声を掛けたくなったに違いありません(爆)。思わぬハプニングでしたが、バトンは間違いに気が付いてすぐにどいてくれたので、ベッテルとしてはホッとしたところでしょう。その後、先頭をひた走るも前述の様に後方から猛烈にペースを上げてきたハミルトンに抜かれてしまい、悔しい2位でフィニッシュ。3連勝はなりませんでした。さて、3位はウェーバーです。18番グリッドから「ど根性」でここまで這い上がってきました。結果だけ聞くとスタートで大幅ジャンプアップして、その後は猛烈にプッシュしまくった、なんていうシナリオが頭をよぎりますが、今回のウェーバーはその典型的な追い上げパターンに当てはまりません。何と15周走っても17番手を走行していたのです。もう、この時点でウェーバー終わってます、と誰もが思ったことでしょう(泣)。しかし、突然マシンのフィーリングが向上し、猛烈な追い上げを開始したのです。しかも、Q1で敗退していたので、Q2、Q3で使う筈だったタイヤセットが残っていたことも、この追い上げに拍車をかけました。終盤にはバトンをも攻略し怒涛の3位表彰台。この走りを、昨シーズンのアブダビGPで見せていればチャンピオンになれたでしょうに(泣)。とにかく凄いことになっていたウェーバーの追い上げ。下手に上位グリッドでスタートするよりも、いい結果が出せてるんじゃね?と思ってしまいます(実際タイヤセットを温存できますので)。18番グリッドからスタートしたウェーバーが、ポールでスタートしたベッテルと一つしか順位が違わないというのも面白いですね。さて、マクラーレンが完全復活したことで、今後の展開が俄然面白くなってきました。あとは、前評判の高かったフェラーリの調子がイマイチ上がらないのが気になりますが………。早くも失敗作の烙印を押されてしまった150°Italia(フェラーリのマシンの名前です)。ベストラップがライバルに1秒以上も差をつけられてしまっている以上弁解の余地は無さそうです。しかし、フェラーリはマクラーレン同様、開発力のあるチーム。ライバルの独走を黙って見ている訳がありません。今後の巻き返しに期待しましょう。

ROUND 2 MALAYSIAN GP

2011年04月16日 03時59分41秒 | Weblog
1位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
2位 J.バトン マクラーレン・メルセデス
3位 N.ハイドフェルド ロータス・ルノーGP
4位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
5位 F.マッサ フェラーリ
6位 F.アロンソ フェラーリ
7位 小林可夢偉 ザウバー・フェラーリ
8位 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス
9位 M.シューマッハ メルセデスGP
10位 P.ディ・レスタ フォース・インディア

 いよいよ本格始動してきた感のあるF1グランプリ、第2戦はここ常夏のマレーシアGPです。優勝はベッテル、ポール・トゥ・フィニッシュで開幕戦のオーストラリアGPに続き2連勝です。昨シーズンからの勢いを維持している感のあるベッテルですが、開幕戦よりは他チームとの差が縮まってきた様に思います。この勢いをいつまで維持できるかが、今シーズンのタイトル争いの鍵となるのは間違いないでしょう。関係無いんですけど、昔ミスター(長嶋茂雄)がプロ野球の中継で「この試合、点をより多く取った方が勝つでしょう」と解説していたのを突然思い出してしまいました。まあ、実際ミスターの言う通りなんですけどね。数あるミスターの名言よりも、自分はこの解説がお気に入りです(笑)。この天然なところがミスターの持ち味ですよ。あえて、ミスター風に解説するならば「今シーズン、より多く勝ったドライバーがチャンピオンになるでしょう」ということになるでしょうか(爆)。さて、ベッテルの勢いに押されて影が薄くなってしまったウェーバーです。スタートで失敗して出遅れ、最終的に挽回するも4位に終わっています。開幕前は「チャンピオンを逃し、モチベーションに疑問」などと心配されていましたが、その予想が的中してしまったのでしょうか?しかし、今回のレースの戦い方をみると、懸命に順位を挽回させているのがみて取れたのでモチベーションに関しては心配無い様な気がします。おそらく、流れに上手く乗れていないだけなのでしょう。今後に期待です。さて、3位表彰台はハイドフェルドです。ラリーの事故で療養中のクビサに代わって、ルノーからの参戦となりました。キャリアや実力的に考えても、そして、2008年シーズンはクビサとチームメイト同士だったということもあり、代役としては最も適任でした。ハイドフェルドはクビサの回復への祈りも込めて、ヘルメットにポーランドの国旗(クビサはポーランド人です)とクビサのイニシャルを入れての出走です。ルノーでドライブするチャンスを結果的に与えてくれたクビサに対する感謝と労わりの気持ちが感じられるエピソードですね。ちなみにオーストラリアGPでは可夢偉が腕に喪章を着けていました。これは、いうまでもなく東日本大震災で亡くなった方々に対するものです。未曾有の大惨事で、被災地が悲惨な状況に陥っていることによるショックもあると思いますが、可夢偉は子供の頃に阪神淡路大震災を経験しているので、なお更他人事とは思えなかったのでしょう。さて、その可夢偉ですが7位入賞です。8位で完走しながらも車検の失格で幻の入賞となった開幕戦での雪辱を見事晴らしました。ウェーバーやシューマッハとガチンコのバトルを繰り広げる等、内容的にも充実したものとなっています。昨シーズンからの好調を維持している可夢偉です。流れによっては、そろそろ表彰台に登ってもいいんじゃあないでしょうか?