F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2017 ROUND 3 BAHRAINI GP

2017年04月22日 23時09分44秒 | Weblog
1位 S.ベッテル フェラーリ
2位 L.ハミルトン メルセデスAMG
3位 V.ボッタス メルセデスAMG
4位 K.ライコネン フェラーリ
5位 D.リチャルド レッドブル・タグホイヤー
6位 F.マッサ ウイリアムズ・メルセデス
7位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
8位 R.グロジャン ハース・フェラーリ
9位 N.ヒュルケンベルグ ルノー
10位 E.オコン フォースインディア・メルセデス

 バーレーンGPです。いや~、遂にボッタスやりましたね。先輩のハミルトンを従えての、堂々のキャリア初ポールポジション獲得です。スタートも上手く決めホールショット。レースを引っ張っていきます。出遅れたハミルトンはベッテルに前に出られてポジションダウン。ボッタスを先頭に、ベッテル、ハミルトン、フェルスタッペン、リチャルドの先頭集団を形成。ペースの上がらないボッタスが後続車を従える形となりました。ここで2番手のベッテルがピットイン。スーパーソフトに交換してアンダーカットを狙います。その後、ターン1でストロールとサインツが接触。通常のラインを走行していたストロールのマシンの土手っ腹に、ピットアウトしてきたサインツの左フロントタイヤがめり込んだ格好となりました。サインツはスペースが空いていたので飛び込んで行ったのでしょうが、ストロールの方はそれに全く気付いていない感じでしたね。さて、このアクシデントでバーチャルじゃないセーフティーカー導入です。ここで一斉に各車ピットインするのですがメルセデス勢のタイミングが2台重なった上に作業時間が6秒台と異様に遅くポジションダウン。タイミングが重なったリチャルドが、ピット横を通過する迄の待ち時間が発生したのも痛かったですね。尚、ハミルトンはピットインが被ったのを察知してピットレーンで大幅にペースダウン。後続のリチャルドがタイムロスを被っています。つまり、ボッタスの空き待ちのハミルトンの後ろにリチャルドがいて、そのリチャルドの通過をボッタスが待っているという三すくみの様なえらい複雑な構図になっていました。尚、ハミルトンはこの時のピットレーンでの過剰なペースダウンにより5秒加算のペナルティを食らっています。さて、一通りピットストップが済んだ後は、先頭がベッテル、以下ボッタス、リチャルド、ハミルトンのオーダーになります。リスタート後、ベッテルとボッタスが主導権争いを展開。ターン4でアウト側に並びかけるボッタスですがベッテルをポジションをキープ。ここで勝負あったか、ベッテルはその後ペースを上げてボッタスとの差を広げていきます。2回目のピットストップ後は先頭がベッテル、以下ボッタス、ハミルトン、ライコネンのオーダー。ハミルトンは先頭のベッテルよりも1秒速いという驚異のハイペースでファステストラップを連発しながら猛追を開始。ボッタスにターン12で追い付き、ターン13迄の短いストレートであっさり抜いて行きました(汗)。こうなるとベッテルも風前の灯、と思いきやまだ余力を残していたのか、最後の抵抗を見せハミルトンとのギャップを巧みにコントロール。そのまま逃げ切って今シーズン2勝目をゲット。ポイント争いでも1歩リードです。さて、ポディウムではベッテルは終始上機嫌。少しおどけた格好で歩く素振りを見せます。2位のハミルトンは若干落ち込んでいますが、勝ったベッテルに祝福の言葉を掛けるぐらいの心の余裕はあった様です。そして、3位はボッタス。終始憮然とした表情でしたね。考えてみりゃあ、そらそうでしょう。初のポールポジション。初優勝を意識しない筈がありません。序盤はレースをリードしたものの次第にペースダウン。終盤はベッテルとハミルトンを追撃するだけのスピードが全く足りてませんでした。ポディウムのインタビューによるとオーバーステアが酷かった様なことを話していました。ボッタスの心の内を代弁すると「一体何でこうなった?」という感じでしょうかね。ちなみに、ポールポジション獲得経験があって、未勝利のドライバーがもう1人いるんですよ。それは、ヒュルケンベルグです。2010年のブラジルGP、ウイリアムズのマシンでポールポジションを獲得しました。雨が降り出す前に好タイムをマーク出来たというラッキーな面があったというのも事実ではありますが。尚、ヒュルケンベルグは昨シーズンのオーストリアGP、やはり雨絡みの予選で3番時計を出しています。状況を的確に把握する能力に長けているのでしょう。是非ともトップクラスのマシンをドライブさせてあげたいドライバーの一人です。さて、今回思う様な結果が出せなかったボッタスですが初ポールながら卒無くホールショットを決め、セーフティーカー撤収後の再スタートではベッテルと丁々発止の主導権争いを繰り広げるなど随所で光る走りを見せていました。この分なら間違いなく今シーズン中に初勝利を達成することが出来るんじゃないでしょうか。

2017 ROUND 2 CHINESE GP

2017年04月15日 05時16分02秒 | Weblog
1位 L.ハミルトン メルセデスAMG
2位 S.ベッテル フェラーリ
3位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
4位 D.リチャルド レッドブル・タグホイヤー
5位 K.ライコネン フェラーリ
6位 V.ボッタス メルセデスAMG
7位 C.サインツ トロロッソ・ルノー
8位 K.マグヌッセン ハース・フェラーリ
9位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
10位 E.オコン フォースインディア・メルセデス

 中国GPです。スターティンググリッドはポールがハミルトン、そしてベッテル、ボッタス、ライコネンとメルセデスとフェラーリが交互に続いてレッドブルのリチャルド、ウイリアムズのマッサと続きます。スタートはハミルトンが上手く決め先頭をキープ。2番グリッドのベッテルはやや遅れボッタスに並びかけられますが順位は変わらず。ライコネンはリチャルドにアウト側から抜かれてポジションダウン。ターン10でウイリアムズのストロールがフォースインディアのペレスと接触してコースアウト。これでマシン撤去の為にバーチャルセーフティーカー導入です。路面が乾いてきたこともあり、このタイミングで各車一斉にピットイン。ドライタイヤに交換します。バーチャルセーフティーカー解除後にザウバーのジョビナッツィが最終コーナーでコースアウト。その後、コースに復帰しますがメインストレートで突如コントロールを失いウォールにヒット!コース上のマシンと散らばったパーツ回収の為にバーチャル「じゃない」セーフティーカー導入です(笑)。この「じゃない」っていう表現は、お笑いコンビのメンバーを指す表現なんかでよく使われる、「ジャックバウアーじゃない方」とか「クマムシの歌わない方」とか、そいういう使い方とはチョット違うんですよ(爆)。まあ、どっちかっていうと「回る寿司屋」と「回らない寿司屋」の違いの方が近いですね(多分)。ちなみに、「ジャックバウアーじゃない方」の佐藤満春はトイレ博士と呼ばれていて「トイレ学」という本を出しています。トイレ博士はインタビューで、便が便器にこびり付いて流れにくい時は脂肪分の多い食事を取っているのが原因。食生活を見直しましょう等ということを言っていましたね。中々勉強になります。尚、この「ジャックバウアーじゃない方」という自虐的な表現は佐藤満春本人が使用していました(笑)。さて、話が激しく逸れてしまいましたが(汗)、それにしてもジョビナッツィ、ホームストレート上で突然マシンが横を向いてそのまま壁に一直線でしたね。ドライタイヤを履いていたので、深い水たまりに入ってしまったのが原因でしょう。大事に至らなくて何よりです。さて、そのバーチャル「じゃない」セーフティーカー(しつこい)先導中に珍事が起こります。ボッタスがタイヤを温めるべく蛇行を切っていたところコントロールを失ってコースアウト!芝の上に乗って更にスピンしてしまうとう大失態を犯してしまいました。3位から11位まで大幅にポジションダウン。ボッタスは最終6位でフィニッシュするのですが、この凡ミスは痛かったですね。メルセデスのトト・ヴォルフはボッタスを擁護している発言をしているのでお咎めは無かったと思われます。さて、今回最大の見せ場はフェラーリとレッドブルのバトルだったんじゃあないでしょうか。リチャルド、フェルスタッペン、ライコネン、ベッテルと4台が接近戦を展開する中、最初にフェルスタッペンがヘアピンでリチャルドのインを突いて前に出ます。その後、ペースの上がらないライコネンに業を煮やしてベッテルがヘアピンでライコネンのインを突いて前に出ます。レッドブルとフェラーリ、同じコーナー、同じ抜き方でチームメイトの前に出てますね(笑)。そして、恐らく今回の中国GP最大の見せ場、ベッテルとリチャルドのバトルです。ターン4を立ち上がってリチャルドを射程距離内に捕らえたベッテル。したたかなリチャルドはヘアピンでイン側に付け、ブロックラインを取ります。しかし、ベッテルはターン4からの立ち上がりの勢いそのままで、何の躊躇いも無くアウト側からヘアピンに侵入。大外回りで立ち上がり、リチャルドとタイヤを接触させながら抜き去っていきました。この勢いのままフェルスタッペンに猛追するベッテル。ストレートエンドでブレーキをロックさせ自滅したフェルスタッペンを難無く攻略しました。ハミルトンに次ぐ2位でフィニッシュです。さて、今回気になったのはライコネンですね。走りに全くキレが感じられませんでした。レッドブルとのバトルですが、まずフェルスタッペンにターン3でアウト側から抜かれます。その後、フェルスタッペンに抜かれてポジションダウンしたリチャルドを攻めきれず、後方のベッテルに先を越されてしまいました。ベッテルのその後の躍進は前述した通りです。ライコネンの今回の走りはベッテルのキレキレのそれに比べると、かなり見劣りするものでした。現役最年長とはいえ、そんな元気の無い走りをされると悲しいですね。今回はたまたまマシンの調子が悪かったということを信じていたいです。

2017 ROUND 1 AUSTRALIAN GP

2017年04月02日 01時28分09秒 | Weblog
1位 S.ベッテル フェラーリ
2位 L.ハミルトン メルセデスAMG
3位 V.ボッタス メルセデスAMG
4位 K.ライコネン フェラーリ
5位 M.フェルスタッペン レッドブル・タグホイヤー
6位 F.マッサ ウイリアムズ・メルセデス
7位 S.ペレス フォースインディア・メルセデス
8位 C.サインツ トロロッソ・ルノー
9位 D.クビアト トロロッソ・ルノー
10位 E.オコン フォースインディア・メルセデス

 さて、遂に開幕しました2017年シーズン、オーストラリアGPです。ポールはハミルトン、以下ベッテル、ボッタス、ライコネン、フェルスタッペン、グロジャンと続きます。メルセデスとフェラーリが交互に並んで、その後にレッドブル、そして参戦2年目にして好調なハースという布陣となっています。スタートはハミルトンが好スタートを切ってホールショット。少し遅れてベッテル、ボッタスと続きます。序盤の上位陣の順位変動は無し。レースが動き出すのはピットインのタイミングでした。先頭のハミルトンが最初にピットイン。しかし、代わって先頭に立ったベッテルはそのまま走行を続けます。一方のハミルトンはフェルスタッペンに引っかかってしまいタイムロス。ウルトラソフトのまま引っ張ったベッテルがソフトタイヤに交換してピットアウト。フェルスタッペンとハミルトンの僅か前方でコースに復帰。見事先頭のままポジションをキープしました。その後、ベッテルはファステストラップを出しつつ周回を重ねフィニッシュ。ピットアウト後は全くハミルトンを寄せ付けない横綱相撲を披露しました。それにしても、モータースポーツなのにこんな「横綱相撲」なんて表現が使えてしまう、本当に日本語って素晴らしいですね(違)。何かと相撲ネタが多い当F1ブログ。相撲ついでなので、ええ、茨城県民としてはあの力士の話をしなくてはならないでしょう(汗)。そう、稀勢の里です!遂にやりましたね!茨城県出身の横綱誕生です!茨城県出身としては81年前の男女ノ川(みなのがわ)以来ということらしいです。多賀竜や水戸泉など優勝した力士はいましたが、横綱まで登り詰めるには至りませんでした。これまで、稀勢の里も惜しいところまで行くのですが優勝までは至らず。期待される中、結果が出せない日々が続きました。白鵬に対しては滅法強いんですけどね。稀勢の里自身もこのままではまずいということで対策を練ります。それは自分が負けた取り組みのビデオを徹底して研究するということでした。自分の弱点を研究するという、その陰の努力が実って優勝、ひいては横綱という結果に繋がったのでしょう。優勝を決めた後の千秋楽の取り組みも、対白鵬戦で見事に白星を挙げるという優勝に花を添える最高の結果だったのではないでしょうか。正に「白鵬キラー」の面目躍如ですね。反面、白鵬にとってはスゴく嫌な相手であることは間違いないでしょう。さて、激しく話が逸れてしまいました(汗)。今回、優勝したベッテル。実に、2015年のシンガポールGP以来28戦振りの優勝を果たしました。久々の優勝とあって、ポディウムでは終始ご機嫌です。舌の回りも軽い軽い。正に今回の主役といった感じですね。しかし、インタビュアーのウェーバーはそれを上回る勢いでまくし立ててきます。スゴですね。ウェーバーにこんなトークの才能があったとは気が付きませんでした。これなら、お笑い芸人の戦いの場ともいえるバラエティ番組に出ても十分やっていけるでしょう(違)。それはともかく、ベッテルはウェーバーの勢いに若干押されている様にも見えましたが気のせいでしょうか。それとも過去、トロロッソ時代、ウェーバーに接触リタイアした時にキツいことを言われて泣かされた記憶が甦ってきたのでしょうか(汗)。2位のハミルトンは、「まあ今回は開幕戦だし~。フェラーリに花を持たせてやろっか。でも次は見てろよ!」てな感じですかね。そして、3位にはボッタス。ロズベルグが勝ち逃げ(引退)した後、見事にメルセデスのシートを射止めた訳ですが、初戦で表彰台なら上々ではないでしょうか。本当なら優勝するぐらいのパフォーマンスを見せて欲しいところですが、相手はあのハミルトンですからね。あまりに脅威になる様だと潰されかねません(汗)。ライコネンの後を担うことになるフライング・フィンですから、周りの期待が大きいのは本人も十分承知。新天地、メルセデスでの成績がボッタスの今後のドライバー人生を左右することになるのは間違いありません。ハミルトンに勝つのは容易では無いでしょうが、最低でもサポート役を担う働きは求められるのは確実。ともあれ、ボッタスの今後の活躍に期待大です。