F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

ROUND 6 MONACO GP

2009年05月28日 20時29分15秒 | Weblog
1位 J.バトン ブラウン・メルセデス
2位 R.バリチェロ ブラウン・メルセデス
3位 K.ライコネン フェラーリ
4位 F.マッサ フェラーリ
5位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
6位 N.ロズベルグ ウイリアムズ・トヨタ
7位 F.アロンソ ルノー
8位 S.ブルデー トロロッソ・フェラーリ

 伝統のモナコGPです。バトンがまた勝ちました。これでモナコ・マイスターの仲間入りです。って1回勝ったぐらいでモナコ・マイスターを名乗れる筈もありませんが、それでも貴重な1勝であることは間違いありません。モナコGPはモンテカルロ市街地を使用するのですが、そのコースの特殊性故にモナコの1勝は他のレースの3勝分の価値はあるといわれる程です。幅が狭い上に坂ありトンネルありシケインあり、というコースを時速300km/h近くでカッ飛ぶのだから、とても正気の沙汰とは思えません。ここで勝つことの困難さは言うには及ばないでしょう。6勝中5勝とバトンの横綱相撲が続いていますが、ルビーニョも3回目のワンツーフィニッシュに地道に貢献しています。シューマッハと組んでいたフェラーリ時代からそうでしたが、いよいよナンバーツー・ドライバーのイメージが確立されてきた感があります。ってあまりフォローになってませんね(汗)。ところでこの「横綱相撲」っていう表現は、相撲とは全くイメージの似つかわしくないスポーツ等でも使われるので、冷静に考えると非常に面白いですね。野球とかでもよく使われますが………。じゃあ何かい?ピッチャーがマゲ結ってマワシ締めてマウンドに立っているのかい?という意味不明なツッコミをしてしまったりして(爆)。まあ、何にせよ現在のバトンの強さは横綱という表現がピッタリくることは間違いないでしょう。じゃあ、何かい?バトンがマゲ結ってマワシ締めて(以下略)。さて今回、3位に入賞したのはライコネン。フェラーリ今シーズン初の表彰台です。昨シーズン優勝争いをしていたチームが、まさかここまで落ち込むとは、特に関係者は夢にも思ってなかったでしょうね。不調に喘ぐフェラーリですが、追い討ちを掛ける様にチーム内から不協和音が。その不協和音というのはライコネンのモチベーション。どうにもやる気が感じられないということで、メカニックから不評を買っています。酒豪のライコネンのことですから、きっと二日酔いで気分が悪いだけなのかも?とか思ってみたりして(ライコネンの酒豪伝説はマクラーレンにいた頃から有名なんです。ゴシップ誌の格好の餌食に。汗)。下手すると、シーズン途中にも解雇か?なんて言う話まで出てくる始末。そんなライコネンがフェラーリにもたらした3位表彰台という結果は、果たして苦境脱出の起爆剤となるのでしょうか?

ROUND 5 SPANISH GP

2009年05月12日 21時17分11秒 | Weblog
1位 J.バトン ブラウン・メルセデス
2位 R.バリチェロ ブラウン・メルセデス
3位 M.ウェーバー レッドブル・ルノー
4位 S.ベッテル レッドブル・ルノー
5位 F.アロンソ ルノー
6位 F.マッサ フェラーリ
7位 N.ハイドフェルド BMWザウバー
8位 N.ロズベルグ ウイリアムズ・トヨタ

 さて、ヨーロッパに戻ってきましたF1サーカス。スペインGPを制したのはまたしてもバトンです。5戦中4勝ってスゴいですね。まるでボクサーとかの戦績みたいです。バトン躍進の理由ですが、本人の技量が大きくものをいってるのは間違いありません。昨シーズンは散々な成績でしたが、見ている人は見ているものなんですね。今シーズン開幕直前に発売された雑誌に載っている全ドライバー紹介の記事で川井ちゃん(ピットレポーターのあの人です)がバトンに対して「類まれなセンスを感じる」と評していたんですヨ。あの成績にも関わらず、こういう高い評価をする人がいるということはバトンの実力が本物だということに違いありません。それに加えて、ブラウンのマシンの特性がバトンのドライビングに合っているというのも躍進の理由の一つになっています。BGP001というマシンはタイヤに中々熱が入りにくいという癖があります。バリチェロのタイヤに優しいドライビング(ハンドルの操舵やアクセルの開閉等が滑らか)だと本来の性能を発揮しずらい。一方、バトンのドライビングはアグレッシブでタイヤに非常に厳しいドライビングなのですが、そのことが幸いしてタイヤに熱が入り易くなりBGP001の性能を十分に発揮しているというのです。バトンがあれだけ速いというのも頷けますね。さて、久々に上位で順位争いを繰り広げたマッサですが、終盤に燃料不足が明らかになり大幅にペースを落とさざるを得ない状況になってしまいました。この隙にベッテルとアロンソにかわされ順位を落とすことに。フェラーリらしからぬストラテジーのミスでまたしてもトホホな結果になってしまいました。とはいえ、マッサは今シーズン初入賞、6位入賞で貴重な3ポイントをゲットしました。ちなみにチームメイトのライコネンは前回のバーレーンGPで同じく6位初入賞をしています。それにしても、マクラーレンもそうですが今シーズンのフェラーリは酷いですね。この時点で未だ表彰台にも上がれていないんですから。ブラウンの活躍もそうですが、フェラーリとマクラーレンのこの凋落振りを誰が予想できたでしょうか?昨シーズンの最終戦、寸でのところでタイトルを逃してしまったマッサ。今シーズンこそはと期待していたマッサが報われる日は来るのでしょうか?