夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

今宵は、ドラマ『そうか、もう君はいないのか』・・♪

2009-01-12 19:39:48 | 映画・テレビ
亡き作家の城山三郎氏の生前このご夫妻の情愛を描くテレビ・ドラマが、
今宵の9時過ぎからTBSで放映されると知ったのは、
過日7日の読売新聞の夕刊であった。

http://www.tbs.co.jp/mou-kimiwa/

私は日頃から、城山三郎氏の遺された小説、特に随筆に感銘を受けて、
敬愛しているひとりであるので、
ドラマは脚色が多いと思われるが、視聴しようかしらと思ったりしている。


私もたびたび城山三郎氏に関しては綴っているが、
【齢を重ねると、深化するか、或いは退廃か・・♪】と題して、
このサイトに私自身の誕生日記念に投稿しているが、あえて再掲載をする。

【・・
私は恥ずかしながら、満64歳の誕生日を迎えた。

私は民間会社に35年ばかり勤め定年退職後、
残された人生の日々を自身の趣味で過ごしたく、
年金生活とした。

数多くの人たちと同様に多忙だった現役時代であったので、
せめて人生の後半戦ぐらいは、読書と散策などをし、
ときには国内旅行で各地の四季折々の情景に心を寄せれば、
本望かしらと思っていた。

そして、私の何よりの望みは、こうした日常生活をし、
心の発露として散文を綴ることである。

幸い退職後まもなくして、ブログの世界を知り、
四つばかりのサイトに書き散らかしてきた。


私の根底には、退職後の1年を過ぎた頃、
作家・城山三郎氏の『無所属の時間に生きる』の随筆集を読んでいた時、
『この日、この空、この私』の一節を教訓としている。

【・・

人生の持ち時間に大差はない。
問題はいかに深く生きるか、である。
深く生きた記憶をどれほど持ったかで、
その人の人生は豊かなものにも、貧しいものになるし、
深く生きるためには、ただ受け身なだけでなく、
あえて挑むとか、打って出ることも、
肝要となろう。

・・】


年金生活の4年生の身であるが、
果たして振り返った時、私自身は深化したか、
或いは身体の衰えに甘えて、退廃したか解からない。

私は先ほど、自身の過去に綴った投稿文を読み返していたりしたが、
この人生に微笑みをと、微苦笑するしかないのである。

・・】



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ときには、イタリア音楽に酔いしれて・・♪

2009-01-12 09:08:02 | 音 楽
東京郊外の調布市に住む私は、
主庭のテラスで煙草を喫いながら、朝のまばゆい陽射しを受けて、
少しぼんやりとしている・・。


昨日、このサイトに【私達は、天上の母に守られて、早や10数年・・。】
と題して、投稿した通り、
私達夫婦は妹の2人と駅前で、待ち合わせ、お墓参りをした。

この後、予約していたイタリア料理店で昼食を頂きがら、
懇親したのであった。
私は『毎年・・こうして・・10年先まで・・逢えるといいね・・』
と妹の2人に云ったりしたのであった。

私は64歳で、妹は62、60歳であり、家内も59歳の身であるので、
心身健在であればこそ、こうして母の命日に近い日に、
お墓参りをしたり、その後は昼食を兼ねて懇親できるのである。
私の現役時代の50代の時、私の余り変わらない方が亡くなったり、
先輩の方の中で、60歳を少し過ぎた時、突然に訃報に接したりしてきたのである。
このような体験もあり、いつこの世と告別するか、
解からないのであり、私は1日を大切にし、切実に過ごしている。


この後、妹と別れた後、
家内と新宿のデパートに買物に行き、家内のコートを買い求め、
帰宅したのである。

夕食後、私は少し疲れていたが、
何かしらイタリアの音楽を聴きたくなったのである。
この所、音楽をじっくりと聴いたこともなく、脳裏が乾いていたと思われ、
昼時にイタリア料理店でイタリアの名曲が流れていたのが、
記憶の片隅に残っていたと思われる・・。


私は音楽棚の中から、とりあえず一枚のCDを取り出した。
『パヴァロッティ&フレンズ’94』と題して、
ルチアーノ・パヴァロッティがブライアン・アダムス等を招いたチャリティーのライブである。

私は『ローマのギター』、『はるかるサンタ・ルチア』、『オ・ソレ・ミオ』、
『アヴェ。マリア』、『乾杯の歌』などの名曲に酔いしれ、
心の乾きを癒(いや)されたのである。

このような日もあると苦笑しながら、
私は寝室に総合月刊雑誌の『文藝春秋』、『中央公論』を持ち込んで、
深夜まで読んだりしていた。



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