夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

この時節になれば、つたない我が心は、限りなく雑木の芽吹きに心を寄せて・・。

2011-03-08 09:15:48 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であるが、
日中のひととき、独りで買物と散策をしている。

こうした時、ときには川沿いの遊歩道を歩いたりしている。
この川沿いの道の片側は公園となって折、
季節に応じた樹木の花の彩(いろど)りを見せてくれる・・。

今の時節は、辛夷(コブシ)の白い花、桃の花、雪柳(ユキヤナギ)の白い花、
馬酔木(アセビ)は垂れた穂に五個前後の可愛らしい白い花をつけたりしている。
そしてサンシュウの黄色の小花が咲いている。

私は葉が出る前に黄色の小花が散形の花序となして折、数多く花の彩りに、
早春の中で温かみのあるこの花が、私の好きな花のひとつである。

こうした情景も微笑ましいが、何よりも私の心は、
雑木の芽吹きに関心を寄せている。

もみじ、コナラ、クヌギ、欅(ケヤキ)等の季節のうつろいを観せてくれる雑木に、
何よりも魅せられている。

昨今、食べ物など季節感が失われていることが多いが、
こうした雑木は四季折々の確かな情景を観せてくれ、
何かしらほっとし私は眺め、この時節になると、
今年も芽吹いてくれた、と心を寄せ長らく見つめたりしている。

私は歩きながら、退廃かと思ったりした時もあったが、
私なりにまぎれなく心の深化と思ったり確信している。


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コメント (1)
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