生物見遊散歩

「生物」を「見」て「遊」ぶ「散歩」を「(生)物見遊散(歩)」と呼んで、「自然観察」を楽しんで行こう。

依水園

2017年03月25日 | 日記
奈良市の東大寺と興福寺の間にあります。
奈良公園に立ち寄り、入園しました。

名勝(国の文化財)に指定された日本庭園です。
時代の異なる2つの池泉回遊式庭園から構成させています。

前園は、清須美道清(奈良晒を扱う将軍御用建商人)が江戸前期に作ったものだと言う事です。

三秀亭です。
若草山、御蓋山、高円山の三山が見える場所に建てたそうです。



池を隔てた処にある清秀庵です。



後園は、関藤次郎(明治時代の実業家)が作ったものだと言う事で、前園も含めて、依水園と名付けたとあります。
先の三山に、更に隣接する東大寺南大門までも借景とし、池(これに映る花木)、はるかに広がる空までも取り込んだ贅沢な空間です。



様々な景色が演出されています。



氷心亭と柳生堂です。





苔が趣を出しています。



池の奥に、寄付も見られます。



庭園の中で見られた花木です。

ピンクのアセビです。





白のアセビです。





ボケです。



サクラです。



四季を通じて、花木の彩りが見られる様です。

最後に、寧楽美術館です。
この日は休館でしたが、関家より依水園を引き受けた中村準策(実業家)が収集した美術品が展示されています。

建物は、昭和44年に建築家、東畑謙三氏によって設計、建設されたとあります。
大和屋根をイメージしたと言う事です。



違う時期にも訪れたい庭園です。





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