2月2日の投稿に続いてです。
大阪城公園は今、商業化推進により、これまで維持されて来た都市公園の緑地機能の低下の危機に晒されています。
公園の緑は、都市の温度を下げてくれる他、虫や小鳥には重要な生息場所です。大阪市環境局は生物多様性戦略を謳い、大阪城公園は緑化強化地域としていますが矛盾をはらんでいます。
これらの現状を、把握するために、現地に詳しい方の情報を基に次のコースを歩いて見ました。
森ノ宮駅前噴水→②市民の森→クールジャパン大阪→③有料バーベキュー広場→④東外堀→階段上がる→⑤音楽堂西側小道→⑥ピースおおさか→⑦沖縄復帰の森→⑧南外堀→⑨桜広場→蓮如上人の石碑→⑩内堀→⑪雁木坂→⑫青屋門→⑬飛騨の森
①森ノ宮駅前噴水
カイヅカイブキが伐採されて芝生・商業施設(スターバックス等)に成ってしまいました。
②クールジャパン大阪
市民の森の木を伐採して建てられました。夏でも涼しい場所だったのに。
③有料バーベキュー広場
以前は自由に場所取りできた場所が、有料化して大規模なバーベキュー利用の場所に成りました。木々や小鳥には迷惑です。
写真は、理由は良く分かりませんが、新たな伐採の様です。
④東外堀
水鳥でいっぱいのお堀でしたが、トライアスロン大会で泳ぐ様になってから少なく成ってしまいました。
⑤音楽堂西側小道
小鳥スポットで、エナガが営巣した場所が、樹木の行き過ぎた剪定で壊されてしまいました。
⑥ピースおおさか
ここもエナガの営巣していた木が剪定されてしまいました。
⑦沖縄復帰の森
キビタキの営巣場所が剪定されました。
⑧南外堀
カワセミの定位置の木が伐採されました。オオタカが留まった木も剪定されました。
⑨桜広場・蓮如上人の石碑
柵の更新のため楡の木が配慮されずに伐採。色々な提言についても聞く耳を持たれなかったです。
⑩内堀・⑪雁木坂
御座船、清掃ボートによりオシドリが逃げた。柵の更新のため配慮なく低木が伐採されました。
⑫青屋門
門の傍の北外堀に突き出た木にはアトリが飛来していたが、過剰に選定されてしまいました。
⑬飛騨の森
電飾イベント・サクヤルミナの音量が凄く、ゴマやアカショウビンが逃げました。
この日に見た鳥たちの一部です。
東外堀にいたキンクロハジロです。
ピースおおさかにいたシジュウカラです。
雁木坂にいたツグミです。
青屋門近くの堀にいたカンムリカイツブリです。
大阪市に対して生物多様性についての配慮を求めて行きたいと思います。
東京オリンピック組織委員会の森会長は性差別発言で批判を受けていますが、生物多様性に配慮が無い事も、同じ様な批判が巻き起こるべきではないでしょうか。