日本には、国防面でも危機が迫ってきています。日本のマスコミの誤りにより、世間では、「左翼思想こそが平和思想である。一方、『国防』『軍事』などという言葉を使う人は右翼であり、タカ派であり、戦闘的で悪いことをする」と考えるような二分法が流行っています。しかし、これはフェアーな議論ではありません。公平に見るかぎり、左翼勢力のほうが、よほど軍事好きであり戦争好きです。
もちろん、自由主義陣営、資本主義陣営も戦争はしています。ただ、戦争には、「自由を守るための戦い」と「自由を抑圧するための戦い」という二種類があり、自由主義陣営は「自由を守るための戦い」を行っているのです。一方、左翼陣営は、「自由を抑圧するための戦い」を行っています。自分たちの力で繁栄できない場合、軍事力でもって、他の国を併合したり、他の国の富を取ったりすることをし始めます。これが国家社会主義の特徴なのです。
国家社会主義的に拡張していくと、自分たち自身の努力によって富むことを考えず、必ず他の国の資源や富を取りに入ってきます。非常に危険です。
このように、「『自由を守るための戦い』と『自由を抑圧するための戦い』とは違う」ということを知って頂きたいのです。
今、福祉だとか教育手当だとかいうことよりも、国の防衛を固めないと、本当にこの国がなくなるかもしれないところに来ています。「中国による危機」と言っていますが、「日本は中国より北朝鮮に降服する可能性がある」ということを忘れてはなりません。
もう数年も時間を与えれば、核ミサイルを何百基も揃えることが可能となってきます。そうしたら、もう、もう、もう手の施しようはありません。10分で核ミサイルを日本の全都市に落とすことができるのです。アメリカが日本を護れない状態が、まもなく来ます。
北朝鮮の対処方として、“ヤクザ”に対しては毅然とした態度を取るべきです。日本は悪の国、そのような思想は、これだけ繁栄した日本を滅ぼす可能性を持っているのです。人間は結構残酷なことをするものです。いま、対馬の土地は韓国人にどんどん買収されていますが、やがて危険な事態が起きてくる可能性があります。ヤクザは「恫喝して何かをせしめよう」と考えているのですから、それに対して毅然とした態度を取るべきなのです。今の日本はあまりにも軟弱すぎるのです。
日本の国は、今、大変な危機、国難を迎えようとしている。かつて、ローマに滅ぼされたユダヤの国や、ギリシャの国のようになるという。想像を絶する苦難が待ち受けているかもしれない。その中にあって、唯物論信仰に毒されてきた、この国の「教育」や「マスコミ」「常識」を変えるには、未だ至っていない。もう、時間はそれほどない。マスコミがこの国のために建て直らなければ、もう救うことはできない。それほど、マスコミは重要な使命をおびているのです。真剣に受け止めてほしい。
政治家は、日本に迫る危機を本当に理解しているのでしょうか
「与野党が協力し合って、何とか国難を乗り切ろう」という方向ではなく、とにかくチャンスがあれば相手を倒して政権を取ろうとする動きをすることは、経済に与える影響から見ても非常に危険なことなのです。
今、国内で、「右翼だ、左翼だ」と言って議論したり、「右翼は軍国主義で危険なんだ」と批判したりするマスコミ人に対しては、「本当に、この国がなくなっても構わないのか」と問わなければいけない。すなわち、「フィリピンだの、ベトナムだの、ラオスだの、カンボジアだの、ミャンマーだの、そういう国々が全部、本当に中国の自治区になっていく。チベット化し、モンゴル化していくような流れが、次には海洋のレベルでも起きてくる。
中国に空母艦隊をつくられ、戦艦から巡洋艦から、何千機、一万機、二万機という航空部隊をつくられ、それぞれの所に飛行場をつくられて、彼らの前線基地がたくさんでき、中国がアジアを支配し始めた時に、もはや、かつてのアメリカのように、それを撃退して解放する戦力はないかもしれない。そういうことを考えたときに、「右翼だ、左翼だ」という次元の対立軸で考えるのは間違っているのではないか、という考え方です。
やはり、マスコミに対しては、「(中国の覇権主義を)どこまで許すつもりなのか」ということを問わねばならないのです。
中華圏に置かれたら、日本に「自由の死」がやってくる。中国の支配下に置かれた国々には、「自由の死」がやってくると思います。
中国は、自分たちの国で適正な裁判が行われているかどうかについて、ほかの国から疑問を持たれていても平気なのに、「断固、中国人をほかの国の裁判にはかけさせない」と考えているようなところがあります。このあたりは、やはり、言論戦で戦わなければいけませんが、日本のマスコミは、ディペード能力がゼロであり、情けない状態にあると言わざるを得ないのです。
今、中国の野心は、はっきりと露呈してきているし、中国と北朝鮮が完全に軍事同盟化していることも、はっきりしてきている。だから、中国の覇権主義の暴走を止めることは正義なのです。
日本もまた、ある意味では、思想において、すでに中国と同じようになっている面があります。経済の繁栄のみを願い、政治哲学的には、共産主義、社会主義、唯物論思想に染まってきておりますので、中国から見れば、ほとんど同一レベルに近づいていると思われているのです。残念ながら、国民は愚かな選択をかつて行い、左翼思想に染まったマスコミも、ぬるま湯の状態から出ることができずにいます。たぶん、このままであれば、この国の国民(もマスコミも)は駄目だと思います。自分たちの未来を護るだけの断固たる意志も決意もなく、その努力もしないからです。
外国に占領されて、植民地用の憲法を押し付けられ、その奴隷状態のままで戦後70年の平和を貪っていたのであり、その奴隷根性が、今、さらなる奴隷状態を引き寄せようとしているのですから、アメリカには、もう責任はないと思います。
アメリカは、将来、米中同盟を組めば、中国と戦争をする必要がないので、米中同盟を組んで日本を捨てるとかもしれません。それが、いちばん安全な策です。
未来の日本国民からは、「民主党が政権を取ったあの時代の日本人は、愚かであった」と確実に烙印を押されるはずです。
アジアやアフリカの諸国が脅(おび)える時代が、これからやって来ると思います。13億から14億になろうとする国民が、資源や水、あるいはエネルギーを確保するために、軍事的な拡張主義をとるということは、非常に怖いことです。まるで、イナゴの大群が、何かをあさって移動していくようなかたちになると思います。
その意味でも、日本という国は、やはり、アジア・アフリカ諸国に代わって、きちんとものを言える国にならなければいけません。はっきりと意見を言えるような国にならなければならないのです。
アメリカは、偉大で立派な国です。しかし、今、少し弱ってきています。したがって、今は、アメリカと決別すべきときではないでしょう。日本は、アメリカと力を合わせて、世界の正しい秩序を築き、人類を幸福の方向へと導いていくことが仕事だと思うのです。
そのもとにあるのは、人びとが、自由に考え、自由に意見を述べることのできる世の中をつくることです。自分たちの言論によって投獄されたり、死刑にされたりしないような国をつくること、そして、その方向に世界を導いていくことが、大事であるのです。
今は、台湾が中国領ではないことによって、日本のタンカーなどが台湾周辺の海域を平気で通ることができます。しかし、台湾が中国領になった場合は、どうなるでしょうか。
台湾の南側には、南シナ海という、やや深い海がありますし、台湾の東側には、世界一深い海があるので、ここに潜水艦が潜んでいると海上から分かりません。東シナ海は浅いので分かるのですが、台湾の南側や東側の海に潜まれると分からないため、台湾周辺海域の制海権を完全に取られてしまうのです。
したがって、ここは非常に大事な場所なのですが、日本の政治家の多くは、その重要性が分かっていないように思われます。
政治は党利党略の時代ではない。政治家は、「マスコミに批判されると選挙に落ちる」という恐怖から、勇気を持って発言することができないでいます。まことに情けないことです。
民主主義を成立させるものは、やはり、「良識」の存在です。良識が支配していなければ、民主主義は機能しないのです。これが、民主主義の弱点です。「言論・出版の自由」はよいのですが、良識が言論を支配している必要があります。もし、そうではなく、マスコミが、「言論によって政治家を選挙でいくらでも落とせる」と考え、政治家がその恐怖に支配されているのであれば、よい政治はできません。
民主主義においては、良識が支配することが大事なのです。
この国の国民に対して責任を持っているはずの政治家が、選挙で当選することを目的とするために、本音を語ることができず、世論に迎合して、いわいるポピュリズム(大衆迎合)に陥っています。大変残念です。
これは、「マスコミ主導型の政治に間違いがある」ということなのです。
この国のすべての元凶は、やはり、「メディア型民主主義」にあると思うのです。
もう一度言います。
「わが新聞が、勇気を持って、『これを国民に知らしめよう』と決めれば、この国は、ものすごい速度で変わっていき、他国に蹂躙されるようなことはなくなります」。
もし、このようなことを心に決めて断行できる勇者が、新聞社やテレビ局、あるいは政治家のなかから出れば、その一人が出ることによって、あっという間に世界は変わってくる。この国の勇者よ、意を決して立ち上がれ!
*今回をもって「マスコミの問題」は終わります。ご愛読ありがとうございました。
「マスコミの問題」の投稿が長かったので、他の組織、団体については改めて投稿いたします。
---owari---
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