(赤ちゃんはお腹のなかでどのようなことを考えているのか)
例えば、三カ月ぐらいでミュージカルに連れていき、音が大きくなると胎児がものすごく反応して、嫌がってポーンと手も足も開くので、お母さんのお腹が盛り上がるということもあります。大きな音が出ると衝撃を受けて、そういう拒否反応が明らかに出る場合もあるのです。
また、五カ月目ごろにお母さんが自転車に乗っていたら、「自転車痛い、自転車痛い」と言ってくる魂もいます。段を降りるときにガンガンと打つのが痛いらしく、「自転車に乗るのをやめてくれ」と言ってくる魂もいるのです。「自転車」というぐらいの単語は分かるんですね。
あるいは、同じく五カ月目ぐらいだと、「プールに泳ぎに行きたい」などという考えを持つことはできるのです。「プールに泳ぎに行きたい」とは言えないのですが、「プール、プクプク」とか、このくらいは言う魂もいます。五カ月のくせに生意気に言うんですね。「プールプクプク、プールプクプク」と言ってプールに行きたいんだというわけです。それで、連れていくと喜ぶのです。その開放感が伝わるのです。
そういうことで、三カ月から八カ月になるまでの間というのは、そうとう外部のことが伝わりますし、いろいろな本など読んであげると影響します。音楽も影響します。ずいぶんよく聞こえるようです。その後、満八カ月を過ぎてからはいつでも生まれてよい状態になるので、少し努力が虚(むな)しくなり、やっても無駄に近くなってきます。
ただ、九カ月ぐらいでも、産婦人科でレントゲンを撮って頭が上になっていたりしたときに、「頭こっちこっち。足こっちこっち」と言うと、クルッと回るというようなことはあります。それで、「回り終えたら足で蹴(け)ってみなさい」と言うと、上のほうをポンポンポンと蹴るのです。そのくらいはできる子もいます。
ですから、言っていることは分かるのです。そのくらいの意識はあります。頭と足をどちらにやるかとか、その程度は分かるのが実際のところです。
ですから、胎教というのは意味があると思います。
---owari---
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