人間界は、とかく競争が激しい。
学生時代の成績の競争。
恋愛での異性の取り合い。
お金をもうけた人への嫉妬(しっと)と呪詛(じゅそ)。
地位あるものへの妬(ねた)み。
そして時には「暴力革命」礼賛。
少数者への迫害もある。
誰しも、こんな気持ちは経験があろう。
でも苦しんで、恨(うら)んだり、呪(のろ)ったりしても、
ちっとも自分が幸福になれるわけではない。
心のベクトルを切り換えることが大事だ。
自分が興味関心を持っていて、
手に入れたいと思っているものにこそ、
嫉妬は集まるのだ。
潜在意識下では、他人(たにん)への嫉妬の念(おも)いは、
自分の未来の憧(あこが)れを破壊(はかい)する。
つまり、自己実現の否定につながるのだ。
だから常々(つねづね)、他人のせいや環境のせいにするなと、
私は説いている。
もちろん、政治や経済、法律、戦争や災害、疫病(えきびょう)など、
自分の心一つではどうにもならないものもある。
しかし、あなたにもできる小さな一つを積み上げよ。
そして、心の持ち方で切り抜ける方法を考えよ。
他人(ひと)に愛を与えても損をしたりしない。
「天の蔵に富を積む」ことになるのだ。
---owari---
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