この世に生まれてくることの意味とは何なのでしょうか。
この世には、本当に、いろいろな人がいます。過去世で天使だった人もいれば、過去世において大勢の人を殺し、死後、地獄界に行ったけれども、何とかあの世で修行が進んで、もう一回生まれ変わってもよいところまで心境が上がり、今回、生まれてきている人もいます。
そのような人たちが、いろいろなところで一緒になり、仕事をしたり、学校で勉強したりしているのです。
そういう意味では、「玉石混交の世界」がこの世なのです。
これは、ある意味においては“身分制のない世界”であり、非常に不公平で非合理的にも見えるのですが、天上界や地獄界では、それぞれ違うところにいて、絶対に会わない人たちが、この世では一堂に会することができます。
その意味においては、いろいろな人々と出会って魂を磨けるようになっています。この世では、そういう機会が与えられているのです。
天使の世界に行ったら、そこにいるのは、みな、「いい人」ばかりですが、この世には、そういう人たちとは違う考え方をする人もいます。この世では、そういうことを経験したりするわけです。
また、生まれる時代によって文明が違っているので、この世に生まれ変わると、かつては経験しなかったことを経験するようになります。
昔だと、日本刀の使い方がうまければ「刀の達人」で、槍の使い方がうまければ「槍の達人」でしたが、現在では「近代兵器」が使われているように、昔とはまったく違う世界に入っているのです。
現在では、北朝鮮のミサイルが飛んだら、Jアラート(全国瞬時警報システム)を使用して警報を鳴らすことになっています。今年の5月には、ミサイルは発射されましたが、日本に飛来しないということでJアラートは鳴りませんでした。しかし、ミサイルが発射された場合はJアラートを鳴らすべきだという意見もあり、政治的には、少し騒ぎが起きています。
ただ、こういうシュチュエーションは、文明のレベルや武器のレベルは違えども、いつの時代も延々と起きていることなのです。「そうした時代に、指導者として、どう判断するか」ということを、みなが試されているわけです。
その意味で、この世の命を粗末に扱ってはいけないのは当然のことでありますが、「今回の人生の実験というのは、数百年、あるいは千年ぐらい後まで影響する可能性が極めて高い」ということは知っておいていただきたいと思います。
「千年後の自分の転生」に影響する生き方になることもあるわけです。
---owari---
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