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日本自体が「世界遺産」そのものではないのか

2016年09月17日 | 歴史

「古事記」などには、神武以前に、「神代七代」というのが載っていますし、さらに、それ以前もあるという説もあります。ともかく、日本には、神武以後で二千数百年近い歴史があると見ると、これは「統一王朝として、少なくとも二千七百年存在する」ということです。

世界には、このようなところはありません。ありえないのです。

 

例えば、昔、ギリシャが栄えたといっても、ギリシャの王朝も滅びています。また、「永遠のローマ」と言われますが、ローマが栄えたといっても、ローマ帝国が東西に分裂して、全部が消えるまで、千年ぐらいの歴史しかありません。

 

「中国五千年の歴史」などと言っていますが、近年の二、三千年を見ただけでも、王朝はたくさん替わっており、漢民族の王朝だけではないのです。異民族がかなり入ってきており、途中で何回も入れ替わっています。モンゴル族にやられているときもあれば、満州族が支配しているときもあり、いろいろな異民族による支配は何度も起きているのです。漢民族の王朝としては途絶えていて、万世一系のものではありません。

 

そのなかで、日本には「統一王朝が二千数百年の長きにわたって現在まである」というのは素晴らしいことで、これ自体が“世界遺産そのもの”だと、私は思います。

 

したがって、日本という国は、もっと自信を持たなければいけません。この国自体が「世界の誇り」であり、“世界遺産そのもの”であるわけです。

 

世界の国々の人たちは、あまりよく知らないだろうと思うのですが、「二千七百年もの間、単独の王朝が現代までずっと続いている」というようなことは、彼らにとって考えられないことでしょう。

 

「イギリスが日本と同じような古い国だった」といっても、ノルマン人が上陸したのが1066年であり、それまではバイキング(海賊)の時代だったということが分かっています。つまり、イギリスの歴史は千年しかないわけで、その点、日本のほうが歴史としてはずっと長いのです。

 

また、古代についての歴史が残っていますが、これはすごいことです。今後、発掘などがもっと進めば、いろいろな古代の技術が発見されたり、あるいは墳墓等が出てきたりするでしょう。そのなかには、現在考えられている以上に進んだものも、たくさん出てくると思うのです。

 

また、近年の発見では、稲作について、「中国から朝鮮半島を経由して入ってきたものだと思われていたが、逆に、二千年ぐらい前に、日本から韓国のほうに輸出され、あちらが教えられて、稲作ができるようになったのだ」ということが分かってきています。

 

意外に日本のほうが先進国だったということが、今、分かってきており、「自虐史観を、そうとう変えなければいけない」ということが、だんだんはっきりとしてきているのです。

 

さらに、天照大神の故事を見ても、「機(はた)を織っていた」ということが出ています。要するに、二千七百年よりも前に、養蚕(ようさん)をして絹織物が織られていたわけで、これはすごいことでしょう。文明化はそうとう進んでいたと思われます。

 

やはり、日本という国には、そうした先進性があり、神々が数多く降臨してきているということです。日本人は、この誇りをもっと伝えなければならないし、自信を持たなければいけません。

 

この日本には、天皇制を中心とした神代からの歴史があります。また、日本の神には、「民族神としての神」も存在しますが、この民族神のルーツを探っていくと、ムー帝国のほうまでつながっていくことも見えてきます。

 

日本の信仰形態というのも、決して、ローカルな、民族神的なものだけではありません。むしろ、もっと大きなものから流れてきており、西洋のギリシャ、あるいはローマに代わるべきものとして、存在してきたものです。

 

また、大陸のほうで数多くの王朝が興亡を繰り返しても、ここ日本は、ずっと保たれていたのだということが、明らかになってきているのです。

 

日本の先進性と神々の降臨に自信と誇りを持ちましょう。

 

---owari---

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