(相手にどこまで自分の心のなかの“カード”を見せるか)
ただ、段階を踏んで付き合っていくなかで、しだいに深い付き合いになっていくと、自分の心の内を見せ合い、お互いの友情を確かめ合うようになっていきます。
お互いに、自分の思いや考え方など、持っている“カード”を順番に切っていき、「相手が、どんなカードを持っているか。強いカードを持っているか」ということを確かめ合うわけです。「えい、やあ」とカードを切り合い、相手のカードを見て、「おっ、なかなか強い手を出してくるな」と思ったりします。
友情が深まるにつれて、しだいに、強いカードを切っていくようになりますが、「どこまでカードを切り続けるか、最後のカードまで切るかどうか」ということは、一考を要する問題です。
(「どのレベルまで付き合えるか」をよく考える)
すべてを理解し合うことはなかなか難しいので、お互いに傷つけ合う関係になるようなら距離を取ったほうがよいし、深く理解し合える関係ならば、「どのレベルまでなら付き合いができるか」ということをよく考えることが大切です。
「これ以上のレベルの付き合いは無理だ」と思ったならば、そのレベルで止めておいたほうがよいと思います。やがて、何かのきっかけで、さらに深い関係まで行けることもあるでしょう。
最初から、あまり強いカードを切ると、友情が成り立ちにくいことはよくあります。
十歳から十数歳、年齢が上の人であっても、ある程度、価値観が合えば、友情関係が成り立つことはあるのです。そういうことも知っておくとよいでしょう。もし、同世代の人と、どうしても話が合わないならば、年上の人たちと話をしてみるのもよいと思います。
---owari---
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