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この心構えで、「人間関係」は変わる (後編)

2023年10月25日 | 人生
(人間関係を育んでいく「距離の取り方」とは)
この距離の取り方を間違えると、うまくいかないことが多いのです。
例えば、少しでも好意的な姿を見せたり、親切な言葉をかけたりして、こちらが扉を少し開くと、ダダーッとなかに入ってきて、あまりにも密着してくるタイプがいます。これは、自分が他の人に対してする場合も、他の人が自分に対してする場合もあるでしょう。

そのように、こちらが少し関心を示したり、理解を示したりして、扉を少し開けると、玄関から奥まで入ってきて座り込むタイプの人とは、友情が成立しにくいのです。その人は、密着した関係になることが友情であると思っているのかもしれませんが、そういう人と友情を結ぶのは意外に難しいのです。

友情は、適度な距離感を保ちながら付き合うなかに、長くゆっくりと成立していくものです。そのように、少しずつ少しずつ高まっていくような関係をつくっていくほうがよいと思います。

あまりにも短い時間の付き合いで、サッと親友になってしまうことには、やはり危険があります。それは、自分が相手を十分に理解していなかったり、自分も相手から十分に理解されていなかったりすることが多いからです。

焦らずに、ゆっくりと人間関係を育んでいくことが大事です。自分を十分に知ってもらう時間や、相手を十分に知る時間が必要です。少しずつ少しずつ、時間をかけながら関係を深めていくような方法を取ることです。
「急に、くっついたり、離れたり」ということを繰り返すと、自分も傷つきますし、相手も傷つきます。

そのようになる原因のほとんどは、単純に相手を誤解したり、自分が誤解されたりすることにあります。その結果、抜き差しならない関係になって、最後は悲劇的な別れ方になることがよくあるのです。

人間関係を育んでいくためには、一定の距離を取ることが必要なのです。「一瞬で理解し合う」というのは、なかなか難しいことなので、段階を踏んで付き合っていくようにしたほうがよいでしょう。

そのようにすると、最初の浅い関係の友達としては、かなり広い範囲で付き合うことができますし、あまり深まらないと思う関係であれば、無理に深めようとはせずに、浅いレベルの付き合いで止めておけば、友情関係を長く続けることができます。

---owari---
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