このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

心の弱さに耐える

2020年04月29日 | 人生
人の心のあり方は、
健康に左右されやすい。
寒くても愚痴(ぐち)り、
暑くても愚痴り、
勉強や仕事が進まないことを、
環境や身体のコンデイションのせいにする。

政治への不満もしかりだ。
マスコミは政治家の無能(むのう)をあげつらい、
政治家はマスコミがフェイク(にせもの)ニュースを、
たれ流しているという。

民主主義と共産主義の区別もつかず、
民主主義と衆愚政(しゅうぐせい)の線引きも難しい。
カンフー映画で、
悪人といえば日本人と相場が決まっている。
あくどい日本人の空手家や、
金目あてでしか動かない、
黒装束(くろしょうぞく)で日本刀をひっさげた、
忍者まがいの、中国人演じる日本人たちが、
バッタ、バッタと素手のカンフー達人に倒される。
全部、日本人や英国人が悪かったのだと、
洗脳映画が世界に向けて発射されていく。

しかし、世界は、
すべてを外国人のせいにする、
全体主義国家におびやかされている。

自らの弱さを省(かえり)みないものは、
自らの悪をも認めない。
黒澤明映画の姿三四郎は、
外国人を投げとばすだけでなく、
蓮池(はすいけ)の中の棒杭(ぼうくい)につかまって、
自分の心の弱さに耐(た)えていた。
強さと弱さの両方を知って、道は開けるのだ。

---owari---
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