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LGBT問題は文明の盛衰を分ける

2017年06月25日 | 新聞・テレビ

オバマ政権下で進んでいった*LGBT系の「セクシャルな差別等を撤廃して、いろいろなかたちを容認していこう」というスタイルについて、述べておきます。

 

*LGBT:レスビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシャル(両性愛者)、トランスジェンダー(心と体の性の不一致)などの性的少数者を指す。

 

オバマ前大統領は、大統領選挙での演説や就任演説等で、「ゲイもストレートも、レッド・ステイト(共和党支持者が多数を占める州)もブルー・ステイト(民主党支持者が多数を占める州)も、みんな一緒だ!」というような言い方をしました。

 

それには、仏教で言うところの、「色心不二(しきしんふに)」というか、「善悪不二」というか、「何もかも同じ」という感じがないわけではありません。ただ、そうは言っても、やはり、文明的には下っていく感じが強くあるでしょう。

 

それで、トランプ氏に象徴される「強いアメリカ」、「古いアメリカの父親像」といったものが出てきたような気がします。ああいうタイプは、本能的に、「LGBT型の人たちは、国力を弱め、社会の底辺層を拡大する傾向が強い」と見ているのではないでしょうか。

 

もちろん、いろいろな考え方はあるでしょうが、アメリカをグレーターなものにしようとするなかには、”ピリッとしたもの“も要るだろうと思います。

 

やはり、長い歴史を見ると、「戦争の時代」と、戦間期の「平和な時代」とが交互に訪れているわけです。そして、「戦争の時代」には、男女の差が激しく出てきます。

 

例えば、「男は婦女子を護るために、命を捨ててでも戦うもの」というような感じでしょうか。そういう時代には、男性は男性らしくなり、女性は女性らしくなる傾向が強く出ます。

 

しかし、「平和な時代」が長く続きすぎると、男女の差がほとんどなくなってくるので、ときどき、戦争やさまざまな災害等が起きることがあるのです。そういう意味では、何か、時代を”引き締める役割“が働いているような気がしてなりません。

 

いずれにしても、全体的に廃退の方向に向かうと、文明というものは盛りを越えて衰退していき、やがて、他の文明に呑み込まれていくことになります。したがって、その道を選ぶか選ばないかは、大きな違いになるでしょう。

 

世界の文明が「*八大文明」であるかどうかは微妙なところですが、今、競争しているところではないかと思います。

 

*八大文明:アメリカの国際政治学者サミュエル・ハンチントンによると、「冷戦終結後、世界は八大文明に分かれて対立する」とされる(文明の衝突説)。八大文明とは、日本、中国、インド、イスラム、西欧、東方正教会、ラテンアメリカ、アフリカの八つの文明を指す。

 

---owari---

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