このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

経済―「バラマキ選挙で財政赤字」はもうやめよう

2018年09月23日 | 政治・経済

こうした、危機の時代には、やはり、信念を持った人が政治家にならなければいけないし、「人物を見分ける技術」も必要だと思うのです。

 

その意味で、とにかく選挙に勝てばよいとばかりに、票集めばかりを考えるとか、「ポピュリズム」のようなものに走ったりするというのは、はたしてどうなのでしょうか。

 

もちろん、人気が出るのはよいことではありますが、今の政治家は、選挙になると、必ず、票が集まるような、支持率が上がるような、人が喜ぶようなことばかりをしています。こういうところが、民主主義において最も悪弊と言われるところでしょう。これによって、民主主義国家ではほとんど財政赤字が続いているのです。それは、選挙をやるためです。

 

選挙をするときに、選挙の費用だけでは潰れませんが、そうではなく、選挙の費用以外にも、いろいろな“バラマキ”をしないかぎり票が取れないので、それをやり続けるわけです。そのため、「財政均衡法」のようなものをつくったりして戦っているのですが、選挙になると破られるというかたちになるわけです。

 

したがって、国民を叱れるぐらいの政治家も必要だと私は思っています。選挙のたびに、「お金を幾らくれるの?」などとせびるような国民では、やはりよろしくないでしょう。国家が財政赤字であるということが分かっているなら、「余計なところへお金を撒かないでください」と言うぐらいの毅然とした国民も必要であり、その程度の啓蒙はしなければいけません。

 

安倍首相は、「201910月に消費税を8パーセントから10パーセントに上げる」と言っていますけれども、その使途の内訳をちょっと変えて、「幼児教育の無償化の費用を少し増やす」などと言っているわけです。

 

要するに、飴玉というか、ニンジンをぶら下げているわけで、明らかに国民をバカにしています。「こうすれば、票が入る」と思ってやっているのは、こちらも分かっているのです。

 

---owari---

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「危機のリーダーシップ」を... | トップ | 「安かろう悪かろう」の教育... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治・経済」カテゴリの最新記事