[「闇(やみ)人間」ではなく「光明(こうみょう)人間」となれ]
そして、肯定的な考え方を持つことができるようになると、人に助けてもらわなくても、自分で自分を助けることができるようになってきます。
これは、いわゆる「自家発電」です。
みなさんには、できれば、自家発電のできる人間になっていただきたいのです。自分で自分をライトアップできる人間、光を発することができる人間になっていただきたいのです。
これが目標です。一人ひとりが、自分自身からパーッと光を放てるような人間になってほしいのです。
この世は、いろいろな暗黒的想念(そうねん)に満ちています。本当にダークネス(暗闇:くらやみ)です。そのなかにおいて、パーッと光を放つ存在を数多くつくりたいのです。
最後の最後は、結局、「各人が自家発電をして自分で光を放つ」ということが大事になります。
私は、みなさんが「光を放つ存在」となるきっかけになる話はしていますが、私自身が、日本全国や全世界の人々を光らせ続けるのは無理なので、自家発電をする方法を一生懸命に伝えているのです。したがって、その方法を学び、自分で自分に灯(ひ)をともし、パーッと明るくなる方法をつかんでください。
そして、あなたがどんなときにも、明るく積極的で、肯定的な態度を持ち続けられるような心境をつくることができたなら、少なくとも、世界七十億人のなかで、「あなた一人」を救ったことになります。最低でも一人は救ったことになりますが、その次は、必ず、あなたの身近な人たちを救っていくことになります。
私は世の中に光が欲しいのです。その「光」とは何かというと、「闇を照らすもの」であり、「闇の反対のもの」です。
「闇」とは何でしょうか。闇に象徴(しょうちょう)されるものは、もちろん、「真理を知らない」という無明(むみょう)であり、愚痴(ぐち)や不平不満、分(ぶん)を過ぎた欲望などです。心を開(あ)けて本性(ほんしょう)を見たときに、そういう、ドロドロとした、醜(みにく)くて、とても見ていられないようなものでいっぱいであったなら、それが「闇」なのです。
そういう「闇人間」にならずに、「光明(こうみょう)人間」にならなければいけません。
もし愚痴や不平不満がたくさん出てくるようならば、「今、自分は地獄界(じごくかい)にいるのだ」と思って間違いありません。「今、自分は地獄界の住人になっている」と、まず思ってください。そして、「ここから、どうやって抜(ぬ)け出そうか」と考えてください。
あの世に行ってからでは遅(おそ)いので、「今、この場で抜け出すことができないか」と考えていただきたいのです。
---owari---
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