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太陽は本当にガス天体なのか?(前編)

2016年04月01日 | 科学

現在の科学では、太陽は中心が1500万度の超高温の星で、この熱と光が各惑星に届きます。

そのため、太陽から近いと灼熱の星になり、太陽から遠いと熱と光が届かず極寒の星になり、地球はちょうどよい距離にあるため温暖な環境になっているとしています。

 

現代科学で考えられている太陽の熱発生機構が絶対に正しいとされているかというと、そうではなく、太陽から来るニュートリノという素粒子の観測データが理論値の3分の1しかないことから、太陽の熱発生機構自体に現在、疑問符がつけられているのです。

 

要するに、現代科学はまだ太陽の熱発生機構と各惑星への熱伝達機構を説明できていないのです。では、どのような機構で各惑星に均一に太陽エネルギーが届くのでしょうか。

 

太陽と地球は遠く離れています。その距離はおよそ1億5000万kmと、光の速さでも8分以上かかる距離です。こんなに離れていて、しかも宇宙空間は何もない真空なのに、どうして太陽の熱が地球まで届くのでしょうか。

 

熱の伝わり方には、「伝導」、「対流」、「放射(輻射:ふくしゃ)」の3種類があります。

それでは太陽の熱は、この3つのうちどの方法で地球まで伝わってくるのでしょうか。

まず、伝導や対流の場合は、その間に物質があることで熱が伝わります。

 

しかし、宇宙空間は真空であるため、太陽と地球の間には何も存在しません。

つまり、太陽の場合は、3番目の放射で熱が伝わっていることになります。

 

太陽からは、可視光線のほか、赤外線や紫外線のような電磁波が「太陽光」という形で、放射により地球まで届きます。

なお、地球の大気圏外で受け取る太陽エネルギーの量は1平方メートル・1秒あたりで1.37kWで、これは1ccの水の温度を1分間で2℃上昇させるぐらいのエネルギー量です。

 

ただし、実際には大気で反射や吸収・散乱してしまうため、地表まで届くのは、その6~7割程度と言われています。

ちなみに、放射の場合は物体に当たった時に初めてその電磁波を吸収するという点が特徴です。

太陽と地球の間にある、真空の宇宙空間が太陽光で暖まらないのはこのためです。

 

ところで、太陽の光が当たるとなぜ私たちは暖かく感じるのでしょうか。

太陽光の成分は、そのおよそ半分が赤外線、残りは可視光線とわずかな紫外線です。

これら(特に赤外線)が物質に当たると、その物質を構成する分子が刺激されて激しく振動します。

人体の場合も同様に、体を構成している分子が振動します。すると、その振動によって熱が発生するため暖かく感じるのです。

 

電子レンジは、電磁波の一種であるマイクロ波が物体の水分子を振動させることで、熱を発生させて物を温めることができるという仕組みですが、原理的にはこれと同じと言えます。

 

私たちが住む地球は普段何気なく太陽からの恩恵を受けていますが、1億5,000万kmも離れたところから届くエネルギーを受けて生物たちが生活できているなんて、とてもありがたい話なのです。

 

太陽は私たちにとって身近な存在だが、まだまだ謎が多くあります。現在の太陽に関する四つの謎をご紹介します。

①    太陽ニュートリノの謎

太陽は核融合反応に伴ってニュートリノを放出している。実際に観測されるニュートリノの量は、理論的な予測値よりも、なぜか少ない。この謎を太陽ニュートリノ問題といいます。

太陽の中心部で熱核融合が行われているならば大量のニュートリノを放出するはずですが、実際には本来必要とされる1/3の量しかニュートリノは観測されていないのです。

 

②    コロナ加熱の謎

核融合の場合、中心部から離れるに従って温度が低くなるはずですが、光球(太陽表面)の温度が約6000度であるのに対し、その外側の彩層は1万度、一番外側のコロナに至っては100万度以上もあります。それに太陽黒点は4000度位で、周りより温度が低いので黒く見えるのですが、この太陽黒点は太陽の表面から奥深く窪んだところにあります。つまり常識とは逆に、太陽は中心部から離れるにつれ温度が高くなるわけです。勿論、表層部分だけの話ですが、これは一体どういうことでしょうか? これらの謎は核融合説では上手く説明できないのです。

 

③    暗い太陽のパラドックス(矛盾)

地球誕生初期の太陽は、現在よりも25%暗かったことが恒星進化の研究から分かっている。

これだけ暗いと、地球が受け取るエネルギーが少ないので、地球全体が凍結するはずです。

この矛盾を暗い太陽のパラドックスという。

しかし、この時代、完全に凍結したという証拠は得られていない。

地球誕生初期の大気は二酸化炭素が高濃度であったため、温室効果により凍結を免れたと考えられているが定かではない。

 

④    太陽内部構造の謎

地球と同様、太陽でもほぼ5分おきに大きな地震が起きています。1992年1月から1994年8月にかけて、英国のバーミンガム大学のチームがこの5分震動を元に太陽内部の構造を分析しました。地震の伝わり方を解析すれば、内部の構造が判るのです。太陽も自転しており、その自転速度は赤道付近で約27日、極付近は約32日とされています。奇妙に見えますが、ガス体なので動きに差が出るのです。地球上の大気の速度も緯度によって違います。ところが観測の結果、太陽の光球(表面)の下にある対流層の自転速度は、緯度に関わらず一定であることが判明しました。別の言い方をすると角速度が一定だったのです。これはガス層では有り得ない状態なのです。

結論として太陽が地球のように堅い地殻で出来ているとしか考えられないと記されています。

 

一般の人には驚天動地の結論ですが、太陽が固体だとすれば理屈は通ります。

事態を重く見た米軍は極秘に調査を開始し、惑星電波探査を行って太陽の地表をスキャンして、その事実を確認したといいます。驚くべきことに太陽には大陸と海があり、米軍によって巨大大陸の集合体に「NATHAN(ナタン)」、それを取り囲む海洋には「DHARMA(ダーマ)」というコードネームが既に与えられているそうです。

 

それでは、どのような仕組みによって太陽は発光しているのでしょうか。

長くなりましたので、続きは明日に掲載します。あしからず。

 

---owari---

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