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太陽は本当にガス天体なのか?(後編)

2016年04月01日 | 科学

それでは、どのような仕組みによって太陽は発光しているのでしょうか。

その前に、「太陽は本当に熱いのか?」という疑問に答えたいと思います。

 

1998年に入って、太陽表面の温度が低温であることを米航空宇宙局(NASA)の宇宙ロケットが実証したとの情報があります。勿論、これを大々的に公表すれば、天文学のみならず一般大衆の思想に及ぼす影響は計りしれないのですが、現在のところ、非公式ながらきわめて信憑性の高い情報です。

 

その理由は、成蹊大学で素粒子の理論物理学を専攻した川又審一郎氏が、NASAに1977年から8年間留学し、帰国後の講演会の中で、太陽の表面や水星の温度はすでに実測され、太陽は26~27度であり、水星は0度以下何百度という氷の星であると発表したのです。

 

従来、NASAが太陽面観測に踏み切れなかったのは、一般科学常識として6000度という高温が信じられているので無謀な実験と考えていたからでしょう。しかし、そのような高温では到底存在しそうもない水が、現実に存在するとの確実な証拠を示す論文が権威ある米国の科学雑誌”Science”1995年6月26日号に発表され、ついで同誌1997年7月18日号にそれを確認するような記事が掲載されたので、NASAでも実測してみようと決意し、実測が行われたのではないかと推測されています。

 

また、NASAは太陽のすぐ近くを通過した後、無事「脱出」に成功した彗星(すいせい)の映像を公開しました。彗星は主に氷でできており、太陽に接近しすぎると数百万度もある太陽の高層大気(コロナ)の影響で消滅すると思われていたが、接近して約1時間後に奇跡的に太陽の反対側から出てきたところを各国の太陽観測衛星、総計18もの衛星が観測したのでした。NASAは「マジで度肝を抜かれた」との専門家のコメントを紹介しています。

 

この「ラブジョイ彗星」と呼ばれる彗星は、オーストラリアのアマチュア天文ファンが2011年12月2日に発見したばかりでした。実際、同16日には日本の太陽観測衛星「ひので」などが太陽に最接近するところを観測していました。ラブジョイ彗星はその時、太陽表面まで約14万km(地球と月の距離の3分の1程度)以内まで接近したと考えられています。太陽のギリギリを通過し、消滅しなかった彗星として初めての観測例となったのです。

 

「太陽は本当に熱いのか?」という疑問は、昔は熱いに決まっているものでしたが、現在は議論の対象になり得るのです。

太陽は燃えているように見えるだけであり、太陽プロミネンスの下には海洋と大陸があるのだから燃えているわけではないと、これが、意外と説得力があるのです。

 

太陽は、核融合にしてはニュートリノが少ない上に、黒点などから大量の水分子が確認されています。そして、太陽表面の温度の割に、コロナが高温なのも不思議なのです。

 

1995年、キット・ピーク国立天文台は、太陽表面全体に水分子を観測しています。

水蒸気の仕業であれば、謎は解けるのです。太陽も、氷が生んだ惑星になるはずだったのが、磁気の関係で光って恒星になってしまったというのです。

「強誘電性の氷が惑星を進化させた」とJAEA(日本原子力研究開発機構)などが惑星形成の新説を提案しているのです。

 

太陽は、核融合天体ではなくプラズマ天体であり、太陽光は方向制御ができる光を発していると見られています。レーザー光線のように方向を定められて地球に届けられる・・・・・これも探査機が確認済みということのようです。そして太陽光は熱線ではなく、地球の大気と反応して熱に変わるものであるとしています。

 

太陽の大気は、蛍光灯と同じ理屈で光っていると考えることができます。

太陽の磁気は、地球の大気にもオーロラを作るのです。当然、自分の大気を明るく光らせるだけの能力はあると考えられます。そうなると、太陽はガス天体ではありえないということになるのです。太陽の磁気はかなり大きいでしょう。太陽がガス天体に見えていたのも、磁気の仕業だと思います。

 

太陽が、水の星でも良い訳です。太陽は、核融合でなくても、光るわけです。

あとは、紫外線、可視光線、赤外線、電磁波だけでなく、ガンマ線、X線も、核融合でなくても出るかどうかでしょうが、プラズマでガンマ線、X線も出てくるのです。

 

プラズマは気体にのみ発生するわけではありません。

液中プラズマは、十分に高温な液中で発生します。太陽は液体の塊であっても一向にさしつかないという事なのです。

この液中プラズマについての研究や連続発生装置の特許は北海道大学の教授がすでに出願されています。

 

太陽が水の星であっても、プラズマが内部で発生して光っている可能性は十分あり得ます。

プラズマでも、核反応のときと同じような放射線の発生は確認されているのです。

プラズマなら、ニュートリノの発生は少なくても良い訳です。

低い太陽表面温度と高いコロナの温度の謎も、太陽が水の天体であれば説明が可能になります。

 

太陽のプラズマが十分に高温ならば、それ自体が新たな電磁波の発生源になりえるのです。

そうして発生した電磁波で太陽の大気がプラズマ発光してもおかしくないということです。

太陽はガス天体で核融合により光っていたというのは、歴史上の古典的な説になる可能性が出てきたということなのです。

 

今まで木星型ガス惑星に分類されてきた天王星と海王星は、今では天王星型惑星に分類しなおされ、巨大氷惑星、別名アイスジャイアント、氷の巨人、英語名ice giantと呼ばれるようになっているのです。真実は常識を常にくつがえします。

 

太陽からの熱エネルギーは、距離に関係なく、地球の大気と触れ合うことによって熱に変換されることを考えれば、別に太陽が何百万度の熱いところでなくてもかまいません。

囲炉裏のそばが一番熱くて、遠くになればなるほど熱くなくなるという「地球上の熱伝導」の常識を、宇宙空間の絶対温度・零度(-273℃)の世界に当てはめること自体に無理があります。

 

太陽は電磁波を発する電子レンジと考えて、温められる食品を地球と考えれば、電子レンジ本体は何も熱くなくてもよいわけです。
電磁波そのものは全然熱くなくて、食品の中の水分と反応して熱くしてしまいます。太陽と地球の間も電子レンジと同じ原理のように考えられないでしょうか。

もしこれが真実だとすれば、太陽に最も近い水星が熱くて、最も遠い冥王星が極寒の地であるという常識はくつがえされます。宇宙は謎に満ちていますね。

 

*プラズマ:固体・液体・気体に続く物質の第4の状態です。狭義のプラズマとは、気体を構成する分子が電離し陽イオンと電子に別れて運動している状態であり、電離した気体に相当します。(by Wikipedia)

 

--owari---

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