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人体の老化する原因が分かっていない?

2015年11月19日 | 人体

人は必ず老化する、これは人類始まって以来の現象であり、摂理です。
近年では、老化を引き起こすのは、体の中で起きる「酸化」「糖化」「ホルモンの変化」だといわれています。

この3つの要因が、細胞やホルモンの機能低下を招き、老化を促進すると考えられているのです。
しかし、現在の医学でも老化の原因はまだはっきりとは解明されていないのです。

細胞は分裂を繰り返し、新しく再生されています。私たちの臓器や器官も数年から長いものでは10年近くかかりますが、
新しく再生されています。だから、原則として細胞は老化しないと私は思っています。

現在の医学の見解では推定原因として、どのようなものが考えられているのでしょうか。
①プログラム説:それぞれの細胞には、分裂できる限界がはじめから設定されており、その回数を迎えて分裂ができなくなり老化が発生する。


②エラー説:細胞分裂の際に少しずつ発生する突然変異が、徐々に蓄積されていき、最終的に破綻する。
③活性酸素説:代謝に伴い発生する活性酸素により身体がダメージを受け、老化が発生する。ただし、活性酸素は老化に関与していないとする研究報告もある。


④糖化反応説:高血糖が生体のタンパク質を非酵素的に糖化反応を発生させ、タンパク質本来の機能を損うことによって障害が発生する。

その他に、十歳の年齢で、八十歳ぐらいの老人の状態になる、老が急速に進行する病気(早老症)もあります。
このような場合は、活性酸素説や糖化反応説では説明がつきにくいように思います。

デンマークで70歳以上の一卵性双生児を追跡調査した興味深い研究データがあります。
2001年に顔写真を撮影し、それぞれの見た目年齢を第三者が推定したのです。もちろん実年齢は知らされていません。

7年間追跡調査すると、見た目年齢の差が大きい双子ほど、老けたほうが早死にする傾向にありました。
見た目年齢が若いほうが統計学的に健康で長生きしたのです。細胞が元気なら若々しく見える。
つまり、「若く見える人は体の中も若い」ということが、証明されたのです。

体を老けさせるもっとも大きな原因は、食や暮らしのスタイルなどの生活習慣によるものなのです。
その占める率、なんと75%!(残りの25%は遺伝子によるものとされています)。
つまり、老化は「遺伝的な問題」よりも「環境的な要因」に大きく左右されるということなのです。

そして、自分自身で「老けさせない」生活を知って実践を心がけることが、一番のアンチエイジング法ということです。
喫煙・飲酒、不規則な生活やジャンクな食事は老化を進め、健康を考慮した食事や規則正しい生活は
アンチイジングに効果があるということです。

その上、毎日を神仏に感謝して、楽しく前向きに生きることは、愛情ホルモン・オキシトシンなど老化に有効なホルモン、酵素が多くつくられて、最も効果的なアンチエイジングとなるのではないでしょうか。

日本人女性は海外の人から見て、とても若々しく見えるそうで、長寿も含めて世界から注目の的のようです。
もっともっと自信を持ちましょう。

老化の根本原因が分かっていないということは、今よりも若々しく歳をとることが可能であるように私は思います。
少なくとも、八十歳の年齢で五十歳の若さを獲得することは現実的な夢ではないかと思えてなりません。

---owari---

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