常識的に言えば、超能力はありえない。必ず、トリックが存在するので、それは超能力ではなく、マジックである、というのが世間の考え方です。
この「超能力は存在するのか?」という質問は、「UFOは存在するのか?」というのと同じだと私は思っています。
十数年前までは、「UFOは存在しない」というのが、世間の常識であったが、最近はUFOを呼び出す人が出てきたり、UFOに拉致されたという体験を多くの人が語り、実際にテレビカメラにUFOの姿が多く撮影されているのです。
アメリカはUFOに関する極秘情報を持っており、次期大統領候補ヒラリー・クリントンは自分が大統領になれば、このUFOに関する極秘情報を公開すると公言しています。
アメリカでは宇宙飛行士や海軍のパイロットが、すでに多くのUFOを目撃している。アメリカ政府は彼ら宇宙飛行士や海軍パイロットに目撃情報を公言しない約束を、書面でサインさせていたが、もう限界に来たと判断したのではないだろうか。
アメリカ政府はUFOの目撃情報だけでなく、宇宙人との無重力技術の開発を行っているとされているが、どこまでの情報を公開するのか、注目されるところである。
話を超能力に戻さねばなりません。
先週、テレビで「世界の最新マジック」を放送していたが、明らかにマジックであるものは除いて、不思議なマジックを見ました。最新マジックと名乗っているので、トリックがあると思われますが以下の3つのマジックはそのトリックがまったく想像できないのです。
アジアを代表する台湾出身のマジシャン・イフさんのマジックです。
市販のインスタントラーメンの蓋を開け、中に乾麺しかないことを若者4人に確認させた。蓋を閉めたのちにラーメンカップに念を吹き込んだ。
すると、熱湯が注がれた状態になり、乾麺が柔らかくなって、若者の1人が食べた。普通のインスタントラーメンに違いはないという表情をした。みんなが驚いているのを畳み掛けるようにイフは、今度はこの柔らかくなった麺を空中に浮揚させると言ったのです。
若者4人が近くで食い入るように見ている中でイフは麺のみを30cmぐらい空中に浮遊させたのでした。その麺の形は見えない糸や見えないフォークで上げたという状態ではなく、こんもりと変形することなく自然な状態を維持していたのです。
このマジックには熱湯を隠す場所がないのです。イフの服装や手元に熱湯を隠すことはできない状態です。ましてや、公共の場所(フード店の中?)で麺を上げるトリックは使えない?と思いました。これは見ている人には、超能力としか感じられない映像だったのです。
もう一つは、街中を歩いている3人の若者(男性)をイフが呼び止めます。3D(立体化)マジックをお見せしますとイフが言いました。彼らのなかにTシャツ着た若者が1人いました。そのTシャツにはルービックキューブがプリントされていた。
イフはそのルービックキューブを取りだして、立体化するといって、Tシャツに手をかざした。そして、実物のルービックキューブを目の前に取りだしたのでした。その瞬間、Tシャツにプリントされていたルービックキューブは生滅して、その部分は無地になっていたのです。
その後、イフはTシャツにプリントされていたルービックキューブは色目が合っていなかったということで、実物のルービックキューブを数秒で色目を合わせました。この色目を合わせたルービックキューブをTシャツに戻すと言って、あっという間に戻したのでした。
すると、Tシャツの無地の部分は色目を合わせた絵柄のルービックキューブがプリントされていたのでした。このマジックは若者3人がイフの仲間だったとしても、テレビスタッフが協力していたとしてもマジックでは不可能だと感じました。
実物のルービックキューブを取りだすことはマジックで可能ですが、若者の来ていたTシャツは確実に無地となり、最後に絵柄が違う状態でプリントされており、その部分を何度ももんでいましたが、継ぎ目や生地の厚さに不審な点は見られなかったのです。
このようなマジックの展開は、以前にマジシャンのセロさんが街中に出かけて、ハンバーガーショップのメニューに手を当てて、本物のハンバーガーを取りだしたパターンと同じです。この時もメニューのハンバーガーの絵柄は生滅していました。このマジックはメニューの看板の裏にスタッフいて、裏からハンバーグを差し出しているというネタバレがネットで流れていましたが・・・。
これらのマジックは番組スタッフとマジシャンが組んでトリックを成立させていたならば、あり得る話ですが、それでは“やらせ番組”となるので、そこまではしないと思っています。
トランプやコインのマジック、それからスプーン曲げのマジックなど、これらはすべてトリックがあり、超能力ではないと考えています。
しかし、どう考えても理解不能なマジックが存在します。解明できないのは、あなたの能力の問題でしょう!と言われそうですが、少しお聞きください。
長くなりますので、すみませんが、続きは後編へ。
---owari---
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