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日本人が自虐史観から脱却する超確実な方法(前編)

2019年11月25日 | 政治・経済
今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。

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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。

1990年、私はモスクワに留学しました。
とても驚いたのは、ロシア人がとても親日だったことです。
それから2018年まで、ずっとモスクワで暮らしていました。

28年のモスクワ暮らしで、1度も「反日ロシア人」に会ったことがありません。

ロシアは、多民族国家なので、いろいろな人種の人と遭遇します。
ウクライナ人、ベラルーシ人、モルドバ人、グルジア人、アルメニア人、アゼルバイジャン人、カザフスタン人、キルギス人、タジキスタン人、ウズベキスタン人などなど。

彼らも、全員親日でした。

中央アジアを旅したときも、欧州を旅したときも、みんな親日でした。

それで私は、「自虐史観ってなんなんだ・・・・」と思いました。

1999年にメルマガを創刊した時、私は、「日本をなんとか自虐史観から脱却させたいものだ・・・」と考えました。
ロシア政治経済ジャーナルは、当初「ロシア情勢メルマガ」だった。

だから、「自虐史観」とか「脱自虐史観」とか関係ない。
それでも、たまに脱線して、「脱自虐史観」を主張してきました。

ある日、私は「自虐史観病」の【特効薬】を見つけました。
重症の「自虐史観病患者」でも、あるメルマガを週に1回、1か月読めば、確実に完治します。

1年読めば、健全なイメージができあがり、日本を愛し、他国を尊敬する、立派な日本国民になります。

「自虐史観病の特効薬」とは何でしょうか?
「国際派日本人養成講座」(JOG)というメルマガです。

日本に帰ってきてから、私はいろいろな有名人とお会いすることができました。
なかでも幸せだったのは、JOGの発行者・伊勢雅臣先生とお会いすることができたことです。

先生は、長い間国際ビジネスにかかわっておられ、イタリア、アメリカ駐在経験があります。
それで、イタリアやアメリカのことも話してくださいました。
イタリアやアメリカに対してネガティブな話はほとんどなく、

「イタリアの職人はすごい」とか、
「アメリカ人は、ポジティブですごい」とか、
むしろ肯定的な話が多かったです。

そして、日本の話をされるのですが、先生の話を聞いていると「日本愛」が移ってきます。
30分すると、「嗚呼、日本に生まれて本当に良かった!」という確信が深まります。

それで、私は、「伊勢先生は、JOGそのままお方だ!」と感動したのです。
ほとんどの皆さんが、JOGを読んでおられることでしょう。

もし「まだ読んだことがない」という人は、大損ですので、
是非ご一読ください。

詳細はこちら。↓

私が、「日本国の宝」と尊敬する伊勢雅臣先生、私の新刊を読んで、書評を書いてくださいました。

私の伝えたいことの本質が、丸わかりできる内容ですので、是非ご一読ください。
■■ Japan On the Globe(1133)■■ 国際派日本人養成講座 ■■
       The Globe Now : 日本人が理解すべき同盟戦略
~ 北野幸伯『米中覇権戦争の行方』を読む

「孤立すれば負ける」「負ける側につくと負ける」という単純明快な原理から、日本の行くべき進路を考えれば。■転送歓迎■


■1.「孤立すれば負ける」「負ける側につくと負ける」
 国際アナリスト北野幸伯氏の最新刊『米中覇権戦争の行方』が面白い。国際政治における同盟戦略の重要性を明解に説く氏の著作は、特にこの分野に弱い現代日本人にとって必読書の感がある。

 たとえば、第二次大戦の敗因も同盟戦略の失敗にあったと氏は説く。

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 ・・・日本が近現代で負けた戦争は、第二次大戦しかありません。
 日本は、日清戦争、日露戦争、第一次大戦、冷戦で勝利しています。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 なぜ、第二次大戦でのみ日本は負けたのか。北野氏は二つの要因をあげる。

1)「孤立したから負けた」
 たとえば、満洲問題に関する国際連盟でのリットン調査団の勧告は、賛成42、反対1(日本のみ)、棄権1(シャム、現在のタイ)となり、その結果、日本は国際連盟を脱退してしまい、孤立への道を歩み始めた。

2)「負ける側につくと負ける」
 ABCD包囲網(アメリカ、イギリス、中国、オランダ)に対して、日本は三国同盟でドイツ、イタリア側についた。三国同盟は戦力的にも経済的にも劣勢であり、かつドイツ、イタリアとの同盟にメリットはほとんど無かった。

「孤立すれば負ける」「負ける側につくと負ける」。反論が不可能なほど単純明快な論理である。先の敗戦を真に反省するためには、なぜこういう道を選んでしまったのかを、分析しなければならない。

■2.日本を救った日米同盟
 現在の日米同盟がいかに価値があるか、を北野氏は端的な事例で示している。2012年9月11日、日本政府の「尖閣国有化」決定に激怒した中国政府は、同日「われわれは事態の推移を密接に注視し、相応の措置を取る権利を留保する」と述べて、日本への報復措置を示唆した。

 9月19日、副主席だった習近平は、アメリカのパネッタ国防長官と会談し、さんざん日本を批判した後、こう言った。「アメリカが釣魚島(=尖閣)の主権問題に介入し、事態を複雑化させないことを望む」。中国が尖閣に侵攻したらアメリカはどう動くか、探りを入れたのである。

 パネッタはこう答えた。「尖閣諸島は日米安保条約の適用範囲であり、軍事的な衝突に発展すれば、アメリカも関与せざるをえない」。北野氏はこう指摘する。

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 この一言で、日本は救われたのです。
 この一言がなければ、中国は安心して尖閣に侵攻し、苦もなく奪ったことでしょう。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 これが同盟の価値である。たとえ戦力的には劣勢でも、アメリカとの同盟によって、中国の侵略を抑止できる。


■3.トランプは同盟関係増強に関心がない
 しかし、この単純明解な同盟戦略を理解していない政治家は少なくない。その代表がトランプ大統領だ。北野氏は「アメリカファーストのトランプは、外交戦によって同盟関係を増強することに、まったく関心がないようです」と述べている。

 かつてのレーガン政権がソ連を打倒できたのは、日本や、イギリスその他の欧州諸国と緊密な連携を組み、さらに中国をソ連の敵対国として育てたからだ。まさにソ連を孤立させ、負ける側につけた同盟戦略の勝利だった。

 その後遺症として強大化した中国を打倒するためには、トランプ大統領は今度は、日本、欧州のみならずロシアを味方につけなければならない。

 しかし、トランプ大統領がやっていることはその正反対である。イラン核合意から一方的に離脱したが、イギリス、フランス、ドイツ、イラン、ロシア、中国は依然として支持している。「トランプが合意から離脱したことで、アメリカと覇権戦争をしている中国とロシア、欧州が一体化するというマヌケな事態が起こっています」と北野氏は解説する。

 さらにロシアに関しても、2014年3月のクリミア併合を理由に制裁を課した。ロシアは、制裁どころか非難すらしない中国との関係を強化している。

 一方の中国は、上海協力機構(ロシアと中央アジア4カ国、インド、パキスタン等々)、一帯一路、AIIB(アジアインフラ投資銀行)などを通じて、味方をどんどん増やしている。こうした点では、敵を孤立化させることを含む孫子の兵法を知る中国の方が上手である。

---owari---
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