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2018新年を迎えて

2018年01月01日 | 政治・経済

新年、明けましておめでとうございます。

 

2018年の干支は十二支で言うところの「戌年(いぬどし)」ですが、正確に干支を表すと「戊戌(つちのえ・いぬ)」になります。

 

生命や地球のエネルギーの生成発展の原理を明らかにした陰陽五行説ではどんな運気や兆候があるのでしょうか。

 

干支は全て「戊戌」のように2つの文字の組み合わせで成り立っています。

中国の古い思想の陰陽五行を取り入れると、それぞれの文字の意味がわかります。

五行というのは木、火、土、金、水の5つのことを指し、十二支のそれぞれにも五行(木、火、土、金、水)のどれかの性質があります。

 

戊(つちのえ)は「土」の性質ということになります。また、戌(いぬ)の五行も「土」の性質となり、2018年の干支は、陰陽五行でいうと『土x土』のエネルギーが重なり、比和となります。

 

聞きなれない言葉ですが“比和”というのは、同じエネルギーが重なると、そのエネルギーがさらに高まり盛んになるという意味があります。

 

同じエネルギーの重なりで「勢いが増す」ということでよく知られているのは丙午(ひのえうま)の年で、丙午の場合は、火のエネルギーの性質が重なります。

 

“比和”というのは、良いエネルギーは更に良くなり、悪いエネルギーは更に悪化するという傾向があるということです。

 

戌(いぬ)の由来ですが、もともとは「滅」と書いていたそうで、「ほろぶ」という意味です。草木が枯れる状態とか、すべてのものが土の中に還って行くような状態です。「滅」のさんずい「氵」と「火」をとって「戌」になりました。

 

また、「戌」自体には、「作物を刃物で刈り取り、一纏めに締めくくる」と言う意味があります。

 

2018年は何かしら大きなことが起こることが予想されます。良いこと、悪いことがはっきり分かれる年になると思います。まさに、まさに明暗を分ける年になるような気がするのです。

 

私たち個人の運気については、地道な努力を地道に重ねてきたことはさらに大きく成長することができるということになります。

 

しかし、北朝鮮をめぐる東アジア情勢は大きな転換点を迎えると思うのです。

率直に言えば、今年4月以降に第二次朝鮮戦争が始まるということになります。私たちは不動心をもって対応しなければなりませんが、このような大きな変化が起こりそうな気配を感じるのです。

 

元旦早々に、きな臭いお話で申し訳ありませんが、とても重要なことなのでお伝えします。

それでは、その根拠について少しお話しましょう。

 

昨年の北朝鮮に関する状況を取り上げて見ましょう。

昨年1212日、京都の清水寺で、恒例の「今年の漢字」が発表されました。清水寺の森清範貫主が、巨大な筆を振り上げて綴った一文字は「北」――。

 

集まった人々の間で、大きなどよめきが上がりました。北朝鮮の核とミサイルの脅威が高まった年という意味だったのです。実際、'17年は北朝鮮の脅威が、最高潮に上昇していった一年でした。

 

213日にクアラルンプール国際空港のロビーで、金正恩委員長の異母兄・金正男氏が毒殺され、世界が震撼した。以後は5月、8月、9月と3度にわたって、IRBM(中距離弾道ミサイル)「火星12」を発射。日本列島の上空を通過したことで、日本にも緊張が走りました。

 

また7月には、2度にわたってICBM(大陸間弾道ミサイル)「火星14」を発射。1129日には、アメリカ大陸全土をカバーする射程13000kmICBM「火星15」の発射実験も行いました。

 

さらに93日には、6度目となる過去最大規模の核実験を強行――。まさに一難去ってまた一難の、多難な北朝鮮情勢でした。

 

11月に発射された「火星15」は大気圏再突入の際に分裂して燃えて落下していることを日本航空などの複数の旅客機が目撃しています。ということは再突入の際に機体が高温になり、分裂したので失敗だったのです。したがって、ミサイルは完成していないのですが、あと数回打ち上げれば成功するとアメリカは見ているのです。

 

そのため、北朝鮮は国連で追加制裁決議を全会一致で採択されても、ミサイル発射は止めないと宣言しました。

 

元外交官の原田武夫氏は「米朝開戦となる確率は百パーセントです」と述べたのです。

原田氏は、小泉政権時代に外務省北東アジア課課長補佐(北朝鮮班長)として訪朝し、拉致問題の解決に尽力した北朝鮮問題の専門家。

 

現在は、シンクタンクIISIA(原田武夫国際戦略情報研究所)を立ち上げ、国際問題について数々の予測や提言を行っている。

 

原田氏が続ける。「'17年の年末まで、米中だけでなく、最後にはフェルトマン国連事務次長までもが訪朝し、北朝鮮と交渉の努力を重ねてきました。しかし効果はなかった。そこでトランプ政権は、北朝鮮との交渉は失敗したと判断。'18年は、唯一残されたオプションである軍事オプションに動くのです」と語りました。

 

北朝鮮が再度の核実験を強行すれば、トランプ政権はいよいよ、軍事オプションに傾いていくのは間違いない。韓国の著名な軍事問題専門家である李永鐘中央日報統一文化研究所長は、「米朝開戦は4月頃になる」と見る。

 

北朝鮮は、'17915日に『火星12』を発射した後、75日間沈黙しました。その時、アメリカは、北朝鮮に対する希望的観測も持ちましたが、北朝鮮は結局、さらに性能アップさせた『火星15』を発射したのです。

 

つまり、単に技術を向上させる時間稼ぎをしていたに過ぎなかったわけで、アメリカはますます北朝鮮に対して疑心暗鬼になった。そして『あと3ヵ月程度で北朝鮮の大量殺戮兵器が完成する』と言い出しています。これは、そうなった時がレッドラインだという意味です。

 

29日に開幕する平昌冬季オリンピック・パラリンピックは、318日に閉幕します。それを待って、米韓は北朝鮮が最も嫌がる大規模な合同軍事演習を予定しています。

 

これに北朝鮮は猛反発し、挑発を強めるでしょう。もしかしたら、太平洋上での水素爆弾実験を強行するかもしれないし、平昌オリンピックでテロを起こすかもしれない。いずれにしても'18年春、北朝鮮リスクは最大限に高まるのです。

 

一方、北朝鮮の後ろ盾とされてきた中国では気になる動きがあります。北朝鮮との国境に接する2つの都市が難民キャンプの場所に指定されたとニューヨーク・タイムズが報じたのです。

 

建設の理由については「北朝鮮の不安定さが増す可能性が高い。両国の国境を流れる豆満江に避難民たちが、どっと押し寄せてくる可能性がある」としています。

 

また、「最近、北朝鮮は核・ミサイル実験を強化していて、国内が不安定になる可能性が増し、アメリカによる攻撃の可能性も高まっている」とも報じています。

 

難民キャンプの収容人数については、日本経済新聞が中国共産党関係者の話として、最大50万人を想定していると報じているのです。

 

ひそかに進む中国での大規模難民キャンプの建設計画。朝鮮半島有事はまさに迫っていると判断しなければなりません。

 

2018年(戊戌の年)は、「変化の年」「明暗を分ける年」になりそうです。大きなことが起こると予想されますが、どちらにしても浮足立たずどっしり構えていることが大事ではないでしょうか。

 

---owari---

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