今年4月19日から6月17日、沖縄から北海道まで走って旅をする「日本縦断走り旅2017」のコースを紹介しています。
福井から新潟へ至る道は、「北陸道」「北国街道」といった表示で記されている。一部、加賀八万石といわれる加賀藩の江戸への参勤交代の道も通る。
写真のように(電柱が邪魔だけど)当時の宿場の面影を残す町並みが多々あるほか、峠や山越えの多いルートでもある。
5月9日、右手に琵琶湖を見ながら、福井県敦賀市へ。ここでも、古墳がお出迎え。
5月10日、実はここからしばらくは、昨年11月、仲間20人近くと「試走」したコースになる。まずは、敦賀駅を過ぎて木ノ芽峠を通って鯖江市内へ。この峠は、紫式部も通って歌碑が設置されている。今でも大変な登りを、当時は篭に揺られて越えたのだろう。十二単とまではいかなくとも旅の軽装であれ、今より重い着物を着た彼女を篭に乗せて担ぐ人足の労苦をよそに、歌碑に刻まれた歌は「夜中に猿が出て来たらどうしよう・・・」なんて心配事を詠んでいた。そんな車も通らぬ峠の頂上に茅葺の古い一軒家があった。その古さからして、なぜかこの峠を代々守りぬいて来た「主」の家、そんな気がした。今は、武骨なオヤジとワンワン吠えるけどエサを与えるとおとなしくなる犬が出迎えてくれる・・・
5月11日、電車が縦横無尽に走る福井市内を抜けると、なぜか急に街道とは程遠い殺風景な景色になる。旧街道沿いは、コンビニが無いので腹が減ると大変だ。そんな時は、自販機に駆け寄り、コーンスープやお汁粉、ココア・・・といった比較的お腹にたまるドリンクを飲む。もっとも本番は初夏の兆しがあるから、ふるふるゼリーになるのだろうか?11月の試走時のゴール「芦原温泉」を過ぎ、再び山越えして加賀市大聖寺へ。
5月12日、小松市内へ。石川県に突入。珍しく市街地が続く。この日は金沢市兼六園近くのアパホテルに宿泊
5月13日、「旧北陸道」の道標に沿って行く。途中、地図を見るとな~んにもない山間の道、「猿馬場古戦場」なんて表記もある。なんか楽しみだ。
5月14日、前日から富山市内入り。あっという間に富山県、なぜか川が多い。
5月15日、日本海を左に見ながら北上し、糸魚川を越えて新潟県へ。
5月16日、なぜか地図上では、これといった見どころ無し。新潟市内泊
5月17日、再び山越え、たぶん、無味乾燥的な市街地の後なのでホッとすることだろう。小千谷市を抜けて長岡市内へ。
5月18日、まだまだ続く、新潟県・・・
5月19日、阿賀野川を渡ると広がる田園風景・・・(たぶん、地図を見た限りでは、そう。)
5月20日、これまた地図で見る限り、けっこうな山である。スキー場しかない。スキー場ということは、それなりに標高もある。小国町へ。明日は、いよいよ山形県へ!
旅も中盤、こうしてみると北陸道の前半戦は、昔の道が堪能できそう。新潟は、特徴がなくって退屈しそう・・途中の差し入れ、お待ちしてます(笑)