われわれ日本人が一発で外国人から嫌われる方法があります。私たちがけっこう無意識でやってしまうものです。それは何でしょう?
あ、知ってる。げっぷ・・・以前、オナラより「サイテー」って聞いたことがある!
いやいや、そんなものじゃありません。彼らにとっては「げっぷ以下」のある行為とは・・・
ズバリ、「鼻をすする」ことです。
スペイン語のクラスで、ある生徒が鼻をずりずり言わせていました。すると、先生は、(60代の彼女はもともとみけんにシワがあるのですが)、みけんのシワをさらに深くして、ずりずり言ってた彼女にポケットティッシュを渡しました。そして、こう言いました。
「あなたたち日本人の間ではオーケーかもしれないけど、ここではタブーよ」
要するに、人前で鼻をかむ時は、ティッシュで鼻先をぬぐう程度・・・思いっきり鼻をかんではいけないし、ましてや鼻水をすする・・・なんてもってのほか!(汚いモノを再び自分の中に入れる、なんてサイテーの人間のするコト・・・)としてとらえているのです。実際に子供の頃からそのようにしつけられているのだとか。
では、本当に鼻をかみたくなったらどうするのか?その時は、トイレに駆け込んでトイレの中でする、のだそうです。
あ=、そういえば、この前、英語のクラスの時、思いっきり鼻かんじゃった、私、でも、スペイン語の先生が言うようにラテン人の話で、アメリカ人はどうなの?と思ってスペイン語の先生に聞いてみると「ウスタドスウニドス(なぜかスペイン語ではアメリカ合衆国のことをこう呼びます)タンビエン!」つまり、欧米人共通なのでありました。
まだまだ寒波が襲ってくるし、花粉も飛び交う季節の日本列島、外国人の前では油断できません。
あたしは別に風邪なんてひかないし、花粉症でもないから・・・って人も、要注意!
ここで、われわれ日本をはじめとするアジア人共通のある食文化が大きく関与してくるのです・・・
それは・・・
あなたは、ラーメンやうどんを食べる時、人前で平気で「ズルズル」と音をたてて食べていませんか?中には、ズルズル音をたてて食べたほうが「おいしい」と感じたり、ステイタスのように感じている人もいるかもしれません。
が、これらも欧米人からすると眉をひそめたくなるシチュエーションなのです。(そういえば、昔、テーブルマナーで「スープは音をたてずに飲む」と習った気が・・・)
麺類、特にスープと一緒の麺類を食文化とするアジア人は気を付けないといけません。
グローバル化が叫ばれる今だからこそ、国際社会のマナーを見直す必要がありますね。