京都のお参り旅のとき、JR京都駅の改札口のそばに次のような看板を見つけました。
長男の出身大学の移転情報でした。
京都市立芸術大学で、略称は「京芸」と言います。その京芸が、現在のキャンパスのある西京区から京都市のど真ん中の下京区に移転するそうで、そのお知らせ看板が京都駅、しかも電光掲示板でキラキラ光ってアピールしてました。
そんな京都市で、2020年「京都芸術大学」という名前の大学が誕生しました。なんとまあ紛らわしい名前の大学ですが、それまでは京都造形芸術大学という名前の私立大学が、名称変更してつけた名前だそうです。
国公立の芸大には、東京藝術大学 ・金沢美術工芸大学 ・愛知県立芸術大学 ・京都市立芸術大学 ・沖縄県立芸術大学があり、国公立五芸大として歴史があります。
京都芸術大学の名前は、東京藝術大学とまるで肩を並べたかのような印象です。
この名称変更に怒ったのが京都市立芸術大学です。略称の「京芸」が京都芸術大学を示すじゃないか、というのがカチンときた理由です。
裁判に訴えました。
その結果、京都芸術大学が略称として使える名前が「瓜芸(うりげい)」になりました。
何が何だかわかりませんが、京都芸術大学のキャンパスが北白川の瓜生山町(うりゅうざんちょう)にあり、学園名が瓜生山学園と言い、そこからとったとのこと。
これで裁判は決着したらしいです。
なんかお笑いネタのようですが、「俺はウリゲイに通ってんねん」という学生さんがいるとは思えません。ウリゲイ=芸人の得意芸、って感じです🙂
オマケですが、私は芸術に関してはまったくダメで、絵を描くことが苦痛でした。三人の息子のうち、長男は京都市立芸術大学、三男は京都精華大学の美術科出身です。私の遺伝子は彼らに伝わっていないようです。
私の親父は建具職人で、欄間や化粧障子なんかも作ってました。その遺伝子が私を通り越して孫に伝わった、隔世遺伝のサンプルです😆
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