おりょうの万葉浴

おりょうの万葉浴展・ ギャラリー香・2017年12月  

万葉集巻第7・1392

2016-01-04 | 万葉集巻7
【  紫( むらさき )の  名高( なだか )の浦の  砂地( まなごつち )  袖( そで )のみ触れて  寝( ね )ずかなりなむ  】                 紫色のように    高貴で名高い  和歌山県     海南市の      名高の浦                                 砂浜に                             . . . 本文を読む

万葉集巻第7・1390

2015-12-29 | 万葉集巻7
【  近江( あふみ )の海  波恐( かしこ )みと  風守( かぜまも )り  年はや経( へ )なむ  漕( こ )ぐとはなしに  】                  近江の    母なる海  波さま    こわくて                                 風さま                             ぉまちして            . . . 本文を読む

万葉集巻第7・1364

2015-12-19 | 万葉集巻7
【  見まくり欲( ほ )り  恋( こ )ひつつ待ちし  秋萩( あきはぎ )は  花のみ咲きて  成らずかもあらむ  】                 花が   みたくて  恋しく     想い   まっているんだょ                                 秋萩は                              花だけ咲いて          . . . 本文を読む

万葉集巻第7・1360

2015-12-18 | 万葉集巻7
【  息( いき )の緒( を )に  思へる我( あれ )を  山ぢさの  花にか君が  うつろひぬらむ  】                 命がけで    私は  ぃとしぃぁなたさまを     愛してぃます                             すき                          ひととき華やかに                       . . . 本文を読む

万葉集巻第7・1359

2015-12-17 | 万葉集巻7
【  向( むか )つ峰( を )の  若桂( わかかつら )の木  下枝( しづえ )取り  花待つい間( ま )に  嘆きつるかも  】                 むこうの山の    若い桂の木  下枝を     手にとって                               花が咲くのを                            まっているあいだに   . . . 本文を読む

万葉集巻第7・1357

2015-12-16 | 万葉集巻7
【  たらちねの  母がその業( な )る  桑( くは )すらに  願( ねが )へば衣( きぬ )に  着るといふものを  】                 海のょぅな母が   仕事でつかぅ 桑は    皮がつょくて     糸や縄や布にもなって                           麻やこうぞや紙なども                          つくれて . . . 本文を読む

万葉集巻第7・1356

2015-12-15 | 万葉集巻7
【  向( むか )つ峰( を )に  立てる桃( もも )の木  成らめやと  人そささやく  汝( な )が心ゆめ  】                 むこぅの    山に  生えてる     桃の木                                       . . . 本文を読む

万葉集巻第7・1349

2015-12-14 | 万葉集巻7
【  かくしてや  なほや老( お )いなむ  み雪降る  大荒木野( おほあらきの )の  篠( しの )にあらなくに  】                  このょぅに   ひそやかに ぉぃて    しまぅのでしょぅか                            雪さま                         舞ぅ                       大荒 . . . 本文を読む

万葉集巻第7・1348

2015-12-10 | 万葉集巻7
【  三島江( みしまえ )の  玉江( たまえ )の薦( こも )を  標( し )めしより  己( おの )がとそ思( おも )ふ  いまだ刈らねど  】                 昔摂津国三島郡にあった入江    大阪府高槻市の南から 摂津市にかけての   淀川右岸のあたりの     三島江の岸辺                           むしろをつくる真菰に   . . . 本文を読む

万葉集巻第7・1322

2015-11-25 | 万葉集巻7
【  伊勢( いせ )の海の  海人( あま )の島津( しまつ )が  鮑玉( あはびたま )  取りて後( のち )もか  恋( こひ )の繁( しげ )けむ  】             伊勢の国    母なる海                               海人が愛でる                             島津の真珠                . . . 本文を読む

万葉集巻第7・1325

2015-11-24 | 万葉集巻7
【  白玉を  手には巻かずに  箱のみに  置けりし人そ  玉嘆( なげ )かする  】                  白い珠玉の    真珠  手に巻かないで    箱のなかだけに                                          . . . 本文を読む

万葉集巻第7・1328

2015-11-23 | 万葉集巻7
【  膝( ひざ )に伏す  玉の小琴( をごと )の  事なくは  いたくここだく  我( あれ )恋ひめやも  】                  ひざにのせて     両手で  かき鳴らしている    珠玉の                                      . . . 本文を読む

万葉集巻第7・1333

2015-11-22 | 万葉集巻7
【  佐保山( さほやま )を  凡( おほ )に見しかど  今見れば  山なつかしも  風吹くなゆめ  】              奈良市法蓮町・佐保田町などの     北につらなる丘  佐保山    いつもみていたけれど                               今みると                            心ひかれるょ            . . . 本文を読む

万葉集巻第7・1260

2015-11-16 | 万葉集巻7
【  時ならぬ  斑( まだら )の衣( ころも )  着欲( きほ )しきか  島( しま )の榛原( はりはら )  時にあらねども  】                 榛ずりの    原料の実が  熟する     季節でないけれど                                色あざやかな                              まだらの . . . 本文を読む

万葉集巻第7・1252

2015-11-14 | 万葉集巻7
【  人こそば  凡( おほ )にも言はめ  我( わ )がここだ  しのふ川原を  標結( しめゆ )ふなゆめ  】                 鳥さんょ    ひとは  この川原を    なんてことないとの      言霊だけど                                私が                            こんなに         . . . 本文を読む