おりょうの万葉浴

おりょうの万葉浴展・ ギャラリー香・2017年12月  

万葉集巻第9・1707

2017-02-28 | 万葉集巻9
【  山背( やましろ )の  久世( くぜ )の鷺坂( さぎさか )  神代( かみよ )より  春は萌( は )りつつ  秋は散りけり  】                                 山城の国  久世の鷺坂は    神代のときより                             春はいつも                           芽を吹いて . . . 本文を読む

万葉集巻第9・1703

2017-02-27 | 万葉集巻9
【  雲隠( くもがく )り  雁( かり )鳴く時は  秋山の  黄葉片待( もみちかたま )つ  時は過ぐれど  】                               雲にかくれて 雁が   鳴くときは                            秋山の                          紅葉がひたすら                     . . . 本文を読む

万葉集巻第9・1700

2017-02-26 | 万葉集巻9
【  秋風に  山吹( やまぶき )の瀬( せ )の  鳴るなへに  雨雲翔( あまくもかけ )る  雁に逢( あ )へるかも  】                                 秋風で  山吹の瀬が    鳴っているとき                               &nb . . . 本文を読む

万葉集巻第9・1699

2017-02-25 | 万葉集巻9
【  巨椋( おほくら )の  入江( いりえ )とよむなり  射目人( いめひと )の  伏見( ふしみ )が田居( たい )に  雁( かり )渡るらし  】                               巨椋の  入江が    こだましているょ                        射目人が獲物を射るため                          身 . . . 本文を読む

万葉集巻第9・1698

2017-02-24 | 万葉集巻9
【  あぶり干( ほ )す  人もあれやも  家人( いへびと )の  春雨すらを  間使( まつか )ひにする  】                                    あぶって    ほしてくれる  ひとなんか    いないょ                         いとしいあなたが                        春雨など       . . . 本文を読む

万葉集巻第9・1680

2017-02-23 | 万葉集巻9
【  荒磯辺( ありそへ )に  つきて漕( こ )がさね  杏人( ももさね )の  浜を過ぐれば  恋( こひ )しくありなり  】                                 荒磯の    あたりに そって   漕いでおくれ                                . . . 本文を読む

万葉集巻第9・1688

2017-02-22 | 万葉集巻10
【  あぶり干( ほ )す  人もあれやも  濡( ぬ )れ衣( ぎぬ )を  家には遣( や )らな  旅のしるしに  】                                  あぶって   干してくれる  ひとなど    いないょ                            濡れた衣を                          家に        . . . 本文を読む

万葉集巻第9・1682

2017-02-21 | 万葉集巻9
【  とこしへに  夏冬行( ゆ )けや  かはごろも  扇( あふき )放たぬ  山に住む人  】                                       ぃつも    夏と冬とが ぃっしょに   すぎゅくからでしょぅか           毛皮の服を着て          ぅちわを     はなされなぃ  . . . 本文を読む

万葉集巻第9・1681

2017-02-20 | 万葉集巻9
【  後( おく )れ居( い )て  我( あ )が恋ひ居( を )れば  白雲の  たなびく山を  今日か越ゆらむ  】                                  ぁとに残って    私が  恋ぃして    ぉ慕ぃもぅしぁげてぃますとき                              & . . . 本文を読む

万葉集巻第9・1678

2017-02-19 | 万葉集巻9
【  紀伊( き )の国の  昔猟夫( むかしさつを )の  鳴る矢もち  鹿( か )取りかびけし  坂の上( うへ )にそある  】                            太上天皇     紀伊の国の  昔の    あの猟師が                            飛ぶときに                       ひゅ-ひゅ-と       . . . 本文を読む

万葉集巻第9・1677

2017-02-18 | 万葉集巻9
【  大和( やまと )には  聞こえ行( ゆ )かぬか  大我野の  竹葉( たかは )刈( か )り敷き  廬( いほ )りせりとは  】                            太上天皇     大和には    聞こえていかないのかな  大我野の    竹の葉っぱを                             刈って                  . . . 本文を読む

万葉集巻第9・1676

2017-02-17 | 万葉集巻9
【  背( せ )の山に  黄葉常敷( もみちつねし )く  神岡( かみをか )の  山の黄葉は  今日( けふ )か散るらむ  】                            太上天皇     背の山には    紅葉が  ずっと    風に舞って    しいているょ                           . . . 本文を読む

万葉集巻第9・1675

2017-02-16 | 万葉集巻9
【  藤白の  み坂を越ゆと  白たへの  我( わ )が衣手( ころもで )は  濡( ぬ )れにけるかも  】                            太上天皇      和歌山県海南市藤白の    南部にある  み坂を    越えるとて                        白い布のような                      私の衣手は      . . . 本文を読む

万葉集巻第9・1673

2017-02-15 | 万葉集巻9
【  風無( かざなし )の  浜の白波  いたづらに  ここに寄せ来る  見る人なしに  】                        長忌寸意吉麻呂      風無しの    浜の白波が  ご苦労にも    ここに寄せてくるょ                           見る                         ひとも                 . . . 本文を読む