おりょうの万葉浴

おりょうの万葉浴展・ ギャラリー香・2017年12月  

万葉集巻第15・3763

2016-12-06 | 万葉集巻15
【  旅といへば  言( こと )にそ易( やす )き  すべもなく  苦しき旅も  言にまさめやも  】                              中臣朝臣宅守                旅といえば  言霊の上では    それだけのことだね                         しかたないほどに                       くるしい旅でも  . . . 本文を読む

万葉集巻第8・1516

2016-12-05 | 万葉集巻15
【  秋山に  もみつ木( こ )の葉の  うつりなば  更( さら )にや秋を  見まく欲( ほ )りせむ  】                                  山部王    秋山に  色づく    木の葉が                               風に                             舞ってしまったら         . . . 本文を読む

万葉集巻第15・3762

2016-12-04 | 万葉集巻15
【  我妹子( わぎもこ )に  逢坂山( あふさかやま )を  越えて来( き )て  泣きつつ居( を )れど  逢( あ )ふよしもなし  】                              中臣朝臣宅守                 あなたょ   大津市の西  山城と近江の    境をなす逢坂山                            越えてきて   . . . 本文を読む

万葉集巻第15・3761

2016-12-01 | 万葉集巻15
【  世の中の  常( つね )の理( ことわり )  かくさまに  なり来( き )にけらし  すゑ種( たぬ )から  】                              中臣朝臣宅守                世間の   常のおきてで  このように     なってきたんだね                             私が                . . . 本文を読む

万葉集巻第15・3759

2016-11-30 | 万葉集巻15
【  立ち反( かへ )り  泣けども我( あれ )は  験( しるし )なみ  思( おも )ひわぶれて  寝( ぬ )る夜( よ )しそ多( おほ )き  】                                中臣朝臣宅守               くりかぇして  泣いても    私は甲斐がないので                                 がっく . . . 本文を読む

万葉集巻第15・3764

2016-11-27 | 万葉集巻15
【  山川( やまかは )を  中に隔( へな )りて  遠( とほ )くとも  心( こころ )を近く  思ほせ我妹( わぎも )  】                                中臣朝臣宅守               山や川を  なかにへだて    遠くても                                こころは                 . . . 本文を読む

万葉集巻第15・3760

2016-11-26 | 万葉集巻15
【  さ寝( ぬ )る夜( よ )は  多くあれども  物思( ものも )はず  安く寝( ぬ )る夜( よ )は  さねなきものを  】                                中臣朝臣宅守               寝る夜は  多いんだ    けれども                               物想いをしないで                . . . 本文を読む

万葉集巻第15・3749

2016-11-25 | 万葉集巻15
【  他国( ひとくに )に  君をいませて  何時( いつ )までか  我( あ )が恋ひ居( を )らむ  時の知らなく  】                                   娘子               他国に  ぃとしぃぁなたさまを    ぃかせてしまって                             すき                     . . . 本文を読む

万葉集巻第15・3748

2016-11-24 | 万葉集巻15
【  他国( ひとくに )は  住み悪( あ )しとそいふ  速( すむや )けく  はや帰りませ  恋ひ死なぬとに  】                                   娘子               他国は  すみにくいと    ぃわれてぃます                             たちまち                           . . . 本文を読む

万葉集巻第15・3746

2016-11-22 | 万葉集巻15
【  人の植( う )うる  田は植ゑまさず  今更( いまさら )に  国別( くにわか )れして  我( あれ )はいかにせむ  】                                    娘子               ひとさまがする  田植も    なさらなぃで                              ぃまさらに                 . . . 本文を読む

万葉集巻第15・3743

2016-11-21 | 万葉集巻15
【  旅といへば  言( こと )にそ易( やす )き  少なくも  妹に恋ひつつ  すべなけなくに  】                               中臣朝臣宅守               旅といったら 言霊では   それだけのことだね                              ちょっとだけ                           あなたを . . . 本文を読む

万葉集巻第15・3739

2016-11-20 | 万葉集巻15
【  かくばかり  恋( こ )ひむとかねて  知らませば  妹をば見ずそ  あるべくありける  】                               中臣朝臣宅守                 こんなに    あなたが  恋しく    なるなんて                              わかっていたら                            . . . 本文を読む

万葉集巻第15・3733

2016-11-18 | 万葉集巻15
【  我妹子( わぎもこ )が  形見( かたみ )の衣( ころも )  なかりせば  何物( なにもの )もてか  命継( いのちつ )がまし  】                               中臣朝臣宅守                 あなたの    この形見の  衣が    なかったら                                 なにを    . . . 本文を読む

万葉集巻第15・3730

2016-11-15 | 万葉集巻15
【  恐( かしこ )みと  告( の )らずありしを  み越路( こしぢ )の  手向( たむけ )に立ちて  妹が名告りつ  】                                                  &nb . . . 本文を読む