【 片糸( かたいと )もち 貫( ぬ )きたる玉の 緒を弱み 乱れやしなむ 人の知るべく 】 ひとすじの糸 とぉした珠玉の 緒が ょわくて まぃますょぅに &nb . . . 本文を読む
【 奥山の 岩本菅( いはもとすげ )の 根深( ねふか )くも 思( おも )ほゆるかも 我( あ )が思( おも )ひ妻( づま )は 】 奥山の 岩かげの すげの 根のように & . . . 本文を読む
【 あしひきの 山橘( やまたちばな )の 色に出( い )でて 我( あ )は恋ひなむを 人目( ひとめ )難( かた )みすな 】 ふかい山の 橘のように 色にもだして すきだょ   . . . 本文を読む
【 難波人( なにはひと ) 葦火焚( あしびた )く屋( や )の すしてあれど 己( おの )が妻こそ 常( とこ )めづらしき 】 なにわのひとが 葦をたく 家のように すすけているけど   . . . 本文を読む
【 うれたきや 醜( しこ )ほととぎす 今こそば 声( こえ )の嗄( か )るがに 来鳴( きな )きとよめめ 】 ぁんっ ほととぎすさま ぃとしぃぁなたさま ぉこしぃただきました &n . . . 本文を読む
【 古( いにしへ )に ありけむ人も 我( わ )がごとか 三輪( みわ )の檜原( ひばら )に かざし折りけむ 】 太古の人々も 私たちのょぅに 三輪の檜原で この枝 こんなに . . . 本文を読む
【 ほととぎす 来居( きい )も鳴かぬか 我( わ )がやどの 花橘( はなたちばな )の 地( つち )に落ちむ見む 】 ほととぎすさま
ぃらして 鳴ぃて ぃただけましたら . . . 本文を読む
【 夏草( なつくさ )の 露分( つゆわ )け衣( ごろも ) 着( つ )けなくに 我( わ )が衣手( ころもで )の 乾( ふ )る時もなき 】 夏草を ふみわけて 露さまに 濡れてぃなぃ
&nb . . . 本文を読む
【 霞立( かすみた )つ 春の永日( ながひ )を 恋ひ暮らし 夜( よ )も更( ふ )け行( ゆ )くに 妹( いも )も逢( あ )はぬかも 】 かすみたつ 春のながい昼 想って 暮らし 静かな夜も   . . . 本文を読む
【 本( もと )つ人( ひと ) ほととぎすをや めづらしみ 今か汝( な )が来( こ )し 恋( こ )ひつつ居( を )れば 】 ぃつもの ほととぎすさま なつかしく ぃまぃらしたのね &n . . . 本文を読む