【 麻久良我( まくらが )の 許我( こが )の渡りの から梶( かぢ )の 音高( おとだか )しもな 寝( ね )なへ児故( こゆゑ )に 】
まくらが こがの渡しの から梶のように . . . 本文を読む
【 潮船( しほぶね )の 置かればかなし さ寝( ね )つれば 人言( ひとごと )繁( しげ )し 汝( な )をどかもしむ 】
船底が平たい 潮船が 引き潮のとき 母なる海の上に とどまるように   . . . 本文を読む
【 あぢの住む 渚沙( すさ )の入江( いりえ )の 隠( こも )り江( え )の あな息( いき )づかし 見ず久( ひさ )にして 】 ともえ鴨さま すんでぃます 渚沙の入江 ひそやかな湾の ぃりくちのょぅに &nbs . . . 本文を読む
【 室萱( むろがや )の 都留( つる )の堤( つつみ )の 成りぬがに 児( こ )ろは言へども いまだ寝( ね )なくに 】 室萱 都留の 堤防が 完成したように &nbs . . . 本文を読む
【 小石( さざれいし )に 駒を馳( は )させて 心痛( いた )み 我( あ )が思( も )ふ妹が 家( いへ )のあたりかも 】 砂利道で 駒を 走らせ きずつけたように &nb . . . 本文を読む
【 佐和多里( さわたり )の 手児( てご )にい行( ゆ )き逢( あ )ひ 赤駒が 足掻( あが )きを速( はや )み 言問( ことと )はず来( き )ぬ 】 さわたりの 乙女に 出逢った & . . . 本文を読む
【 広橋( ひろはし )を 馬越( うまこ )しがねて 心のみ 妹( いも )がり遣( や )りて 我( わ )はここにして 】 ひろい橋なのに 馬で わたれなくて 想いだけ &n . . . 本文を読む
【 くへ越( ご )しに 麦食( むぎは )む小馬( こうま )の はつはつに 相見( あひみ )し児( こ )らし あやにかなしも 】 さくごしに 麦をたべる 小馬のように ちょっとだけ &nb . . . 本文を読む
【 さ雄鹿( をしか )の 伏( ふ )すや草むら 見えずとも 児( こ )ろが金門( かなと )よ 行( ゆ )かくし良( え )しも 】 雄鹿が ふせる 草むらのように みえなくても あなたのいる . . . 本文を読む
10時46分 満月 2016年1月24日(日) ( 前回はクリスマス & 満月 2015年12月25日 )です ぃまは ちょっぴり スケジュールの へんこぅなど ぉこりやすぃと . . . 本文を読む
【 春の野に あさる雉( きぎし )の 妻恋( つまごひ )に 己( おの )があたりを 人に知れつつ 】 大伴家持 春の野で えさをもとめる きじさま ぃとしぃかたを もとめ ご自分の . . . 本文を読む
【 風交( かぜま )じり 雪は降るとも 実( み )にならぬ 我家( わぎへ )の梅を 花に散らすな 】 大伴坂上郎女 風さまに まじって 雪さま 舞ってぉられます まだ 実をつけ . . . 本文を読む
【 沼( ぬま )二つ 通( かよ )は鳥( とり )が巣( す ) 我( あ )が心 二行( ふたゆ )くなもと なよ思( も )はりそね 】 沼ふたつ かけもちで かよう 鳥の巣のように 私の心 . . . 本文を読む