【 あしひきの 山桜 戸を開( あけ )置きて 吾( あが )待つ君を 誰か留( とど )むる 】
作りました
とびらを
ひらけたままにして
私が
待ちわびています
なにかに
ひきとめられて
ないのでしょうか
これまで
桜と
16首お勉強致しました
万葉集には
桜のことを
50首ほどあります
松尾芭蕉さまの俳句も
2つお勉強致しましたね
この歌は
古今相聞往来歌類の上
正( ただ )に心緒( おもひ )を述ふる歌
149首の中の1首です
万葉集のお歌の分類は
おおきく
3っつにわかれています
雑歌は公的
相聞は愛
挽歌( ばんか )は
哀傷です
万葉集巻11は
相聞歌
いろいろな
愛の形が
歌われています
とびら
むかしの住居の戸には
使われていたのですね
とびらを
あけて
待ちわびる
ありがとう於良