短大の
時は
こみち寮で
寮生活を致しました
こみち寮は
古い
中学校の
校舎を
簡単に改装した
木造の
すきま風が
そよそよと
入ってくるような
建物でした
ひとつの
教室を
2つに
分割した位の
広さの
10畳程のお部屋に
花の乙女が
6人
6人で
火鉢ひとつ
お布団を
まるで修学旅行の時のように
てれこてれこに
頭を
付き合わせて寝ます
起きたら
すぐに
壁がわにある
押入れに
きっちりたたんで入れます
勉強机は
ミカン箱のような
75cm位のちっちゃい机で
その机を
窓や壁に
くっつけて
みんな
背中合わせで勉強
食堂は
離れにあって
メガネをかけた
小さい
おばさんが
おいしい食事を
作ってくださいまして
ご夫婦で
寮生活の面倒を
見て下さいました
私が
夜遅く
アルバイトの夜勤から
戻りましたら
同室の方が
晩ごはんを
部屋に
持ってきておいて
下さっていたり
とっても
おもいやりの心を
感じていました
このように
伊賀の
田舎から
大阪に出て来まして
謙虚な気持ちで
毎日を
過ごさせて頂いたこと
よき思い出ですね
ありがとう於良