【 里人( さとびと )も 語り継( つ )ぐがね よしゑやし 恋ひても死なむ 誰( た )が名ならめや 】 里人でも 私の命つきたら 語りひろめておくれ ああっ 恋しくて 私の命つ . . . 本文を読む
【 直( ただ )に逢はず あるはうべなり 夢( いめ )にだに なにしか人の 言( こと )の繁( しげ )けむ 】 現実に ぉ逢ぃできなぃのは むりも なぃですね せめて夢のなかで ぉ逢ぃしたぃのに . . . 本文を読む
【 後( のち )も逢はむ 我( あ )にな恋ひそと 妹は言へど 恋ふる間( あひだ )に 年は経( へ )につつ 】 のちに ぉ逢ぃしたぃ 私をすきと 想ぃすぎなぃでと あなたの言霊 すきだって想う . . . 本文を読む
【 いくばくも 降らぬ雨故( あめゆゑ ) 我( わ )が背子( せこ )が み名のここだく 滝( たき )もとどろに 】 あんまり 雨さま
ふらなぃのに ぃとしぃぁなたさまの ぉひとの . . . 本文を読む
【 真野( まの )の池の 小菅( こすげ )を笠に 縫( ぬ )はずして 人の遠名( とほな )を 立つべきものか 】 真野の池 小菅を 笠に 縫っていないのにね ひとが 言霊を . . . 本文を読む
【 浅茅原( あさぢはら ) 刈( か )り標( しめ )さして 空言( むなこと )も 寄( よ )そりし君が 言( こと )をし待たむ 】 浅茅原に 草刈り場を しめされますょぅに ぁてもなぃことで 私とぃっしょに . . . 本文を読む
【 湊入( みなとい )りの 葦別( あしわ )け小舟( をぶね ) 障( さは )り多( おほ )み 我( あ )が思( おも )ふ君に 逢( あ )はぬころかも 】 舟つき場に はぃる 葦のしげみを わけてすすむ 小舟のょぅに たぃへんなことが . . . 本文を読む
【 妹( いも )が髪( かみ ) 上( あ )げ竹葉野( たかはの )の 放( はな )れ駒( ごま ) 荒( あら )びにけらし 逢( あ )はなく思( おも )へば 】 あなたの髪を あげて たばね結った その竹葉野の 牧場の駒のように . . . 本文を読む
【 横雲( よこぐも )の 空ゆ引き越し 遠( とほ )みこそ 目言離( めことか )るらめ 絶( た )ゆと隔( へだ )てや 】
横雲が空を わたって 姿をけすように 遠いからこそ 逢って 語ることも . . . 本文を読む
【 天雲( あまくも )の 八重雲隠( やへくもがく )り 鳴る神の 音( おと )のみにやも 聞き渡りなむ 】 天雲さまの 八重雲の ぉくで 鳴る
雷さまのょぅに 言霊ばかり 聞きつづけるのでしょぅか . . . 本文を読む