こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

パブリックコメントを「名ばかり」にしないために

2012-02-02 11:20:02 | 市政&議会報告
昨日「第3次障害福祉計画案」のパブリックコメント実施について障害福祉課長から説明を受けた。

パブリックコメントは、昨日から始まり2月末まで受け付けている。
「始めるまえに、所管の産業厚生常任委員会に所属する議員には説明を」という「ご配慮」のようで、31日にわざわざ、課長さんから自宅に電話をいただいた。

「パブリックコメントの実施について、広報紙で事前の予告がありましたか?」と尋ねた。「確かなかったのでは・・・」と思いながら。
「していない」とのこと。その理由、「国の指針が出たのが12月・・・」

障害者福祉の自治体の施策が、国の制度変更に翻弄されているのは事実だ。
しかし、市の「計画」の見直しの時期に、「市民の意見を聞く」のなら、そのことを広報紙で事前に知らせることができない理由に「国の指針が・・・」というのは全く理由にならない。

パブリックコメントの実施のお知らせは市のHPだけ。

「市のHPでお知らせしている」というのが何をさしているかといえば・・・
「市民の声」というページ⇒「パブリックコメント」⇒「今実施中の・・・」を開くとと出てくる。

または、トップページの隅の「各課の情報」から、ず~っとたどって「障害福祉課」の中を見るとそこにある。

以上の経路で「障害福祉計画」のパブリックコメントにたどり着くのは、かなりの偶然の積み重ねだ。

「新着情報」にも「高齢者・障害者の福祉」のページにも「計画」については何にも記載がない。
(・・・ということを指摘し、今日確認したら載ってました。早速改善していただいたようです。ただし「新着情報」の一覧をクリックしないと出てこない。)

市のHPの「市民の声」⇒「計画・資料」というページがあるが、「計画」が漏れなく掲載されているわけではない。
「障害福祉計画」の現行計画もどこにも掲載されていない。「現行計画」を知らせずに、どうしてその「見直し」についての意見が聞けるのか?(この点も、今日現在改善されていました。「高齢者・障害者の福祉」のページに「第2次計画」。ただし「計画・資料」にはありません。)


介護保険事業計画のパブリックコメントは12月28日、年末の仕事納めの日から1月20まで。
やはり広報紙での事前予告はなし。

明日、審議会が開かれる「環境基本計画」案には「1月にパブリックコメント実施」とあるが、いつ始まっていつ終わったんだろう?
広報紙もHPも、かなり隅々まで見ているつもりだが、気がつかなかった。

ほとんどの市民が、気がつかないうちに始まって終わる。
それで「パブリックコメントやってます」といえるのだろうか?


「政策決定の過程で市民の意見を」という理念はいいが、魂が入っていないと思う。
「この際に、できるだけ市民の皆さんの声を聞き、計画に盛り込みたい」という気合は感じられない。

どうやって魂を入れるか?
具体的な提案をしていきたい。
実施前の説明会の開催、パブリックコメント実施の事前予告は最低限、必要ではないかと思う。


コメント
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