こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

育ちあう教育

2012-02-03 11:49:00 | 保育・子育て
読者の皆さんにはこれから届ける「大阪民主新報」2月5日付け。
私の手元には、木曜日に届く。

渡辺元さんという方の手記が掲載されている。
肩書きは、子育て教育八尾市民会議代表・元小学校教員。

「私が教員になったのは、1950年・・・」という書き出しからすると、80代半ばの方でしょうか。

うなずきながら、共感しながら読みました。

「憲法と教育基本法」で教師としての一歩を踏み出す新任研修を受け、「戦争で荒れた国土で食糧事情が悪く、日本全体が下痢気味だった。」という環境のもと、それに負けない子どもたちのたくましい成長が目に浮かぶような・・・・。

「子どもは、みんなでいっしょに納得し合ったときには、『おまえもわかったか!おれもわかったぞ』と花の笑顔を見交わすものだ」

「子どもは“おどし”や“みせしめ”では育たない。子どもの人格は、『納得』の笑顔を見交わしたときや“読み・書き・計算”の腕前に自信を持ち合ったとき、クッと育つ。さらに発言の自由を育てると、子どもは根っこから発達して、しなやかに育つ」

「橋下徹氏は“テストで追いたてないと、子どもは勉強しない”と考えておいでのようだが、そんなに子どもを軽蔑してはいけない。また橋下氏は、首切り条例でおどして言うことを聞かせようと、考えておいでのようだが、学びの庭へ土足でふみこんではいけない。」

手記の一部だけを引用することは、筆者に大変失礼なことかもしれません。
自分の胸に刻んでおきたい言葉なので、ここにしるさせていただきました。

「テストで追いたてないと子どもは勉強しない」と思っているのは、橋下氏だけではないのでは?と思います。
子を持つ多くの親が、そう思い込まされてきたのではないか?と。
だから、維新の会の「教育基本条例」でも、「それで子どもたちが勉強してくれるなら・・」と期待をする声があるのも事実です。

かつて、子どもたちの「算数・数学教室」を自宅で開いていたことがあります。
「どの子にもわかる喜びを」と願う仲間たちが立ち上げた指導者の会は「数学で育ち会う会」と名づけられました。
その会の設立と教材つくりに参加したことは、私のかけがえのない宝です。

子どもというのは、好奇心のかたまりで、「知りたい!」「わかりたい!」と毎日、うずうずしていること。
「わかった!」「できた!」という喜びと自信が次なる課題に挑む力になること。
自分だけでなく、友達が「できた」ことを、心から喜びあうものだということ。


子どもたちの「花の笑顔」についての「いい話」を、語り広げたいと思います。
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