こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

市立病院「1万人アンケート」 議員総会で報告

2013-05-16 16:49:44 | 泉大津市立病院問題
市は「市立病院の今後を考えていくために」と、20歳以上の市民を対象に、無作為抽出で1万人にアンケート用紙を送付。
その結果が、きょう議員総会で報告されました。

ある議員はこのアンケートで「市民の市立病院への依存度の低さが浮き彫りになった」と言いました。
その根拠は「日頃、どのような医療機関を利用されていますか。」という問いに、泉大津市立病院と答えた人が20%であることだそうです。

この問いに対して一番多い回答は「市内の入院施設がない診療所」で35.5%。「市内の一般病院」18.1%と合わせると半数を超えます。

これはむしろあたりまえで、このことをもって「市立病院の依存度が低い」というのは的外れではないかと思います。

私自身も「無作為抽出」の1万人のひとりで、アンケート用紙が送られてきました。
「過去5年間に市立病院にかかったことがありますか」という問いに、「そういえば、1回もないな」と思いました。
「日頃」は、身近な診療所に行くからです。(それもめったにありませんが。)入院したり手術したりするような病気には、過去5年間どころかおとなになってからは出産以外に経験していません。幸いなことです。

けれど自分が入院しなくても、娘の出産、親しい人たちの入院など、市立病院は常に身近な存在です。
また娘たちが小さかったときには、地域の開業医からの紹介で市立病院にお世話になったこともあります。

アンケートでも「特に重い病気や急病の場合に利用される、または利用したい医療機関」は泉大津市立病院が4割を超え、ダントツのトップです。
私自身も、もし「重い病気や急病の場合」には市立病院を希望します。

アンケート回答者4,493名のうち、4割近い1,655名のかたが自由記入欄に様々な意見を書き込まれたそうです。
その内容は、「個人情報が含まれているものも多く一般に公開することは困難」とのことですが、病院関係者のなかではしっかりと分析、今後に生かしていくことを要望しました。

市民の税金がつぎこまれている自治体病院だからこそ、患者・市民の声を生かし、その願いに応えることが病院の存在意義でもあり、「市民に頼りにされる病院」であることが経営の安定にもつながるはずです。




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