こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

食糧と農業を守るための万全の対策を・・・・大阪府農業委員大会で決議

2015-10-29 23:21:16 | つぶやき
平成27年度大阪府農業委員大会が大阪市内で開催され、泉大津農業委員会の皆さんと一緒に参加しました。


4月に成立した都市農業振興基本法の趣旨を生かして、「大阪府独自の担い手育成に関する要請決議」(大阪府知事宛)とともに、「特別決議」として、「TPP大筋合意に伴う緊急要請」(政府、国会宛)を、全会一致で採択しました。

「緊急要請」は、政府が20日に発表した「TPPの関税交渉全体の合意内容」について「『国会決議の内容を逸脱している』との批判をはじめ、農業者に大きな不安と怒りが高まっている。」とし、「国民の『食』と『いのち』と『日々の生活』を守るため早急に対策を講じること」を求めている。


第2部は、医師で「シニア野菜ソムリエ」の資格を持つ宮田 恵さんの「医食農連携活動のすすめ~田や旗の未来は私達の未来に繋がる~」と題する講演。

超高齢化社会に、「シニア世代が医薬品や健康食品にしがみついて生きていくのか、それとも良い食材を地産地消で調達し、自分の年齢や体調にあった食事を毎日コツコツ食べていくことで健康を守るのか」、それはひとりひとりの人生の幸せとともに、市場経済のありかたも変えるという問題提起でした。

「たくさん作ってたくさん売って、余ったら捨てる」という効率重視の経済活動ではない、「美しい日本の風土、おいしい日本食、健康な身体を残すための経済活動の再構築は『農』主導で可能。」ということを熱く語ってくださいました。

そういう視点で考えるときに、新鮮な野菜の供給、防災空間と景観など、都市における農地と農業の役割は、かけがえのないもの、なんとしても守らなければならないものだとあらためて強く感じます。

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