昨日の特別委員会での質問を通じて、病児保育や患者の保育サービスなど、これまで何度も求めてきたことが実施にむけて期待のできる話もありました。
その一方で、二つの懸念、不安はぬぐえないどころか、大きくなった言うのが実感です。
そのひとつ。
総合病院から、小児科・産科を切り離すということです。
「当院は総合病院である利点として、合併症妊娠について他科へのコンサルトが容易に行えます。」(市立病院ホームページ)「総合病院であるが故の緊急時(帝王切開など)の対応が万全です」(府中病院ホームページ)など、現在はある「総合病院だからこそ・・・」という利点がなくなります。そのことへの懸念は私が感じるだけではなく、市立病院の「再編計画」について大阪府下の医療についての審議会等でも、多くの専門家からの意見としてありました。
それに対して病院当局や泉大津市は「緊密な連携で対処する」と答えてきたことが、審議会等の会議録に残っています。特別委員会で「緊密な連携とは具体的にはどんなことか?」という私の質問に全く答えはありませんでした。(事務局長答弁の「当院で対応できないことについてはより高度な医療機関との連携・・・」というのは、あたりまえのことを言っているだけです。「より高度な・・・」が府立母子医療選センターを指しているのだとすれば、それは総合病院の中にある今も同様です。)低体重で生まれる赤ちゃんなどリスクの高い出産に対応する地域周産期センターは、泉大津を含めて府下に17。その全てが総合病院の中にあるということ。「どこにも例のないリスクを抱えてのスタートではないのか」と、以前の議会でも言いましたが、同じ思いをより深くしました。
二つ目の不安。
「より手厚い人の配置」について、どう考えているのか?考えも、そのための取り組みも、見通しも示されませんでした。
以下は「府中病院のホームページからの引用です。