理不尽じゃあ～

私になんの過失が在る訳でも無く、正規の航空券を持っていると言うのに、私は飛行機に乗れない…らしい。
確かに、悪天候で私の乗るはずだった飛行機は飛ばなかった。
すると、私はキャンセル待ちに回されるらしいのだ。
新たなキャンセル待ちは、並み居るキャンセル待ちのビリであります。
一度に14人しか乗れない飛行機に数多のキャンセル待ちが居て、私はビリですとぉー！
で、最善策は…新たな航空券を買う事、らしい。
そうすれば…例えば明日の朝一が買えたとすれば優先順位は確保される訳であります。
しかし、仮に朝一の便がダメです、なんて事になったら…無間地獄に嵌りやしませんか？
いや、カードを全部カトマンズのホテルに預けて来たので手許不如意でもありまして、まぁなんとかなるんでしょうけれどもね。

嗚呼 ああ

散歩に出ようとして登山靴んを履こうとしたらナニやら怪しい香りが。
ああ、アレかと思い靴底を見れば、やはりビブラムの溝にきっちりと馬の糞が喰い込んでいた。
どうしようか？ ほじくり出せば済むことなのだが、なんだかそれも面倒だから、日本までこのままで良い事にした。

ヒマラヤの石畳の路に牛の糞。
乾いた風に吹かれて乾けば風に舞う。
吾は、登り坂に喘ぎ大口を開く。
ヒマラヤの空気は乾し草の香か。

飛行待ち ヒマラヤぁー！

残念ながら生きてました。

ただ今、ルクラという村で足止めを喰らっておりました。
飛行機でカトマンズへ戻る予定何ですが、昨日までの悪天候で飛行が飛ばず客が溜まっている訳であります。
アレです、ルクラの空港は危ない空港の世界番付で栄えある金賞を受賞している訳で、有視界飛行専門であります。
ちなみに飛行は14人乗りであります。

トレッキングと登頂は恙なく成功しました…。